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「Google Analytics Dashboard for WP」のダッシュボード表示でセッション数がゼロになるのは?

公開日:2017(平成29)年5月6日/最終更新日:

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WordPressのダッシュボードや投稿一覧にGoogle Analyticsのレポートを引っ張り出して表示してくれる便利なプラグイン「Google Analytics Dashboard for WP」。

おそらくよく見るのはどのページがどれだけ閲覧されたかを見ることができる「ページ」という項目ですね。

これを開くと閲覧された投稿や固定ページのタイトルと閲覧数が表示されるので、今日・昨日・7日間・・・などと期間を区切ればどのコンテンツが人気なのかがすぐに分かりますから、次に何を書こうかなぁと思ったときなどにはジャンルを絞る上ですごく参考になります。

ダッシュボード上で見えるのでわざわざGoogle Analyticsにログインする必要がないところも便利ですね。

プラグインの機能や解説記事は↓↓↓

今日はどうかな~と「ページ」項目を開いていくつかのページ送りをしていくと、だんだん数が減っていきます(セッション数順で表示されるようになっています)・・・ん??途中からなんとセッション数がゼロ??のものがいっぱいあります。何で??ということでセッション数の概要とセッション数がゼロと表示される原因について調べてみました。

Google Analyticsのセッション数とは?

セッションを語る前にセッション数が1となるのはどんなときかを調べてみました。いろいろな方がこれについて記事を掲載されていますが、やっぱり公式発表のものが一番!!ということで、Googleアナリティクスの記事を見つけました。

閲覧時間が 0 秒、直帰率が 100% のページが記録される理由

2008年5月の記事ですからどうかとは思いましたが、変更があるならパブリッシュされてるでしょ!ということでこれに出ている解説が現状の2017年5月でもそのまま生きてると思われます。

これによると、セッション数=セッション時間がゼロ秒でなかったものという定義のようです

では、セッション時間がゼロ秒というのはどういう時か??

それも書いてありました。要約するとセッション時間は閲覧しているページからサイト内の次のページへ行くまでの時間のことのようです。

つまり、1ページしか見てない人は時間の差分が計算できないのでセッション時間はゼロになるということです。同様に最後に見たページも計算できないのでセッション時間はゼロとなります。

このセッション時間がゼロになったものはセッション数もゼロになってしまうので、一覧上のセッション数もゼロになるということなのです。ただ閲覧はあったわけなのでページタイトルは表示されるというからくりのようですね。

またこのセッション時間にはもう1つオプションがあって、最後の閲覧ページを開いてから次のページへ行くまでに30分以上経過した場合も計測不能としてセッション時間がゼロになるようになっているそうです。

逆に考えると、

  1. セッション数がゼロのものは実際の閲覧数は1以上(複数の人がゼロ化している可能性があるため)
  2. セッション数が1以上のものは実際にはたくさん見られている(ゼロのものが加算されていない)可能性がある

ということになりますね。

今までセッション数がゼロになるのは訪問したけどページが開ききる前にすぐ閉じてしまった人だとばかり思っていましたがそうではなかったんですね(そう思っている人たくさんいるはず・・・)。すっきりしました。

ついでにこの値は「セッション時間」「直帰率」「ページ/セッション」にも影響してきますから、Google Analyticsといえどもアクセス解析はあくまでも目安ということなんですね。