男性に睡眠薬を飲ませて金品を奪ったとして昏睡強盗罪などに問われている神(じん)いっき被告の裁判で、3人の人格がある、いわゆる「多重人格」なのかどうかというのが焦点になっていたのですが、鑑定の結果否定されましたね。
決定的だったのは、複数の人格があると思われるメールの送受信履歴があったということのようです。昔木村拓哉主演のドラマ「Mr Brain」で同じように多重人格を取り上げた話があったのを思い出しました。仲間 由紀恵が犯人で多重人格で責任能力があるか否かを判断するという話でした。
ドラマでは、仲間由紀恵が
- すごくおとなしい女性らしい人格(主人格)
- 粗暴で男性的な人格
- すごく明るい人格
の3つの人格が存在し、事件を起こしたのは2、通報したのは1、事件現場で早く逃げる必要があるにもかかわらず食事をしたのは3の人格なので、それぞれの人格をコントロールできないから刑事責任能力はなしなのか?に対して科学捜査研究所の脳科学者である木村拓哉が検証するというもの。
脳が強く記憶するのは「文字」よりも「色」
結局はマークや文字よりも色を強く認識する傾向にある人間の脳の性質を利用して、2の人格に対して与えた「色と文字」の組み合わせを1の人格が色ではなくきちんと文字で認識できるか?・・・で多重人格でないことが証明されるという結論でした。
気になる方は上の公式サイト見てみてくださいね。
・・・とドラマへ脱線してしまいましたが、今回の事件はこうしてきちんと?判断されたわけですが、過去には同じような案件で「刑事責任能力なし」と判断されたものもあったのではないかと思います。ドラマは明らかに演技(仲間由紀恵は迫真の演技でした!!)ですが、実際に演技をするとなるとすごく大変だろうなぁ・・・と思います。その結果、「刑事責任能力あり」と判断されたのですから、
Tシャツ姿で髪を後ろで結んだ神被告は公判中、終始、落ち着かない様子で爪をかんだり、後ろを振り返ったりしていた。鑑定医の尋問中には「僕の部屋は広いよ」と突然声を上げ、検察側に発言を制止される場面もあった。
と最後の演技なのか、バレたから切れてしまったのか・・・という行動があったのでしょうね(あくまで個人の見解です)。