WordPressのカスタマイズ方法やプラグインレビューを中心に、パソコン/動物/植物のことなどを紹介するホームページです

アクセスアップにはサブフォルダ(サブディレクトリ)とサブドメインのどちらが有利か?

公開日:2014(平成26)年1月21日/最終更新日:

Knowledge Base Wordpress アクセス解析 アクセスアップ



【景品表示法に基づく表記】ページ内のコンテンツには、商品プロモーションが含まれています

よく言われる「サブフォルダ」と「サブドメイン」、どっちがSEO&アクセスアップに有利なのでしょうか??

そもそもサブフォルダとサブドメインの違いとインターネットの世界での認識の違いなどを解説したいと思います。

サブフォルダ(サブディレクトリ)の概要

内側から見る(FTP的?)に見るとメインフォルダの中にあるフォルダなのでサブフォルダ、インターネットやコンピュータ用語的には階層をディレクトリというのでサブディレクトリと表現しますが、どちらも同じ意味です。今回はサブフォルダという言葉で統一します。

サブフォルダとは、同一のドメインの中にフォルダを作って、その中にサイトを展開する方法です。

aaaというドメインで例を挙げると・・・

「http://www.aaa.co.jp」

というドメイン名(トップページのアドレス)になります。

そして、このサイトの中にサブフォルダ(bbb)を作ると、サブフォルダの中のトップページのURLは

「http://www.aaa.co.jp/bbb

となります。何を意味しているかというと、bbbというサイトはaaaというサイトの一部ということになります。

サブドメインの概要

サブドメインとは、2つ以上のドメインを複合させて1つのドメインとして扱うことです。

先ほどのサブフォルダと同様aaaというドメインで例を挙げると・・・

「http://www.aaa.co.jp」

がトップページアドレスになり、

bbbというサブドメインを作ると・・・

「http://www.bbb.aaa.co.jp」

となり、意味合いとしてはaaaとは別のbbb.aaaというサイトであるという扱いになります。

サブフォルダとサブドメインのどちらがSEO的に有利か

Googleをはじめとする検索エンジンがどのように認識させるかによるため、参考としかならなくなってはしまいますが、

テーマが同じものの集まりであればサブフォルダ

全く違うテーマ同士のサイトであればサブドメイン

がサイトテーマの統一という部分では有利なようです。

サブフォルダで運営するサイトの形としては、ネットショップやニュースのサイトが代表的なところで、いろいろなカテゴリーのショップサイトやいろいろなジャンルのニュースサイトを複数作るとすれば、間違いなく「ネットショップ」や「ニュース」というカテゴリーの中での集合=サブフォルダということになります。

この形態は、Yahooのニュースやショッピング、オークションなどのサイトのURLをじーっと見ると構造が分かります。

当然サブフォルダすべての情報が1つのサイトの集まりとして認識されますから、一般社会で言えば、個人商店ではなくショッピングモールとして認識されるのです。

そして、サブフォルダ最大の利点は

「訪問者の窓口がたくさんできる」

「サイト表示の負荷が分散できる」

ことです。情報が多くなると訪問者がサイト内で迷ってしまったり、様々な方向からアクセスが集中することでサーバーに負荷がかかって表示が遅くなったりする不具合を緩和することができます。

また、同一の単語を使ったたくさんの情報があるサイトとして相乗効果でのアクセスランクアップが狙えるかもしれません。

一方、全く違うジャンルのサイトを作る、サイト同士に関連性がないのであれば、集合ではなく、単独のサイトとして「サブドメイン」を使うということになります。

サブドメインの利点は
「まったく違うジャンルのサイトが作れる」
ことです。

例えば1つ目のサイトはアフィリエイト用に商品を陳列するようなサイト、2つ目のサイトは日記・・・というように、同じ人が同じサーバーで運営していてもまったく違う切り口のサイトが「別物」として作れるのです。

ただし、サブドメインの弱点を1つ挙げるとすれば、サブドメインは1つのサイトとしての扱いですからそのサイトで作った内容=サイト全体の内容となってしまうためある程度のボリウムが出るまではあまり評価されないサイトということになると思われることです。

WordPressで複数のサイトを作る利点

WordPressには記事をエクスポートしたりインポートしたりするツールもありますし、そういった機能のあるテーマを使えば移植は可能だし、プラグインの設定内容もコピーしていけば済むのでこういう作戦を使うにはもってこいのCMSだと思います。

最後に

どちらの方法を選ぶかは用途によって分かれるところですが、構造よりもむしろ内容の充実を図るのがSEO対策としては一番だと思います。最初からある程度の情報量を持ったサイトを複数抱えられる(サイトの鮮度を維持できる)のであれば構いませんが、そうでなければ当サイトのようにまずは何でもありのサイトを作っておいて、あるジャンルが突出してアクセスを稼げるようになったらサブドメインかサブフォルダのサイトとして独立させて、そこに元のサイトからリンクを張って流入させるというのも手だと思います。

SEOの要素として外部からのリンク(外部リンク)の数と質というのが取りざたされていますが、残念ながらサブフォルダもサブドメインもリンクとしては同一のサイトからの内部リンクとして扱われますので、外部リンクを増やしたいということであれば全く別のドメイン名で運用すべきだと思います。

また、同一ドメイン内で複数のサイトを作ろう!!という予定があるのであればトップレベルのドメインは最初からサブドメインなりサブフォルダの内容を集める「ポータル」として作っておいた方がいいと思います。WordPressにはRSS情報を自動でインポートして表示するようなプラグインもありますから、「ポータル」サイトを作るにはもってこいのCMSツールだと思います。