ランチェスターの法則とは
第一法則
俗にいう「一騎打ちの法則」。力や能力が同じ人同士で古代の戦闘のように1対1で戦うことです。力が同じなのですから相打ちになる確率が高まるので30人と20人で戦いを行うと、一騎打ちの場合は30人の側が10人残り、20人の側は全滅する可能性が高いという法則です。
第二法則
集団対集団で戦う際の法則。10人と5人が同じ性能の武器を持って相手の集団同士を狙った場合、一回目の同時攻撃で10人のグループは10回の武器を繰り出し、5人のグループは5回の武器を繰り出します。
すると10人のグループは、相手から5回分の攻撃を受け、逆に5人のグループは10回分の攻撃が襲い掛かることになります。
・10人に5回の攻撃=当たる確率は2分の1
・5人に10回の攻撃=当たる確率は2倍
集団が相互に見渡せる戦場では、2倍の兵力があるとき、実際には4倍の戦力差になり、3倍の兵力があるときはなんと9倍の戦力差になってしまうのです。
よくある風景にも「ランチェスターの法則」は存在する
「ランチェスターの法則」は、流通の中でも販売という部分ではしばしば専門家が講演したり、会社の戦略として利用されることがよくあり、例を挙げると
- 何故狭い地域に同じコンビニが乱立しているのか?
- 何故幹線道路の対面に同じ会社のガソリンがあるのか?
- なぜ自動車メーカーのショールームはこんなにたくさんあるのか?
など、この法則で勝ち組になるための戦略を練っている企業はたくさんあるのです。

インターネットの世界にも「ランチェスターの法則」は存在する
この法則はインターネットの世界でも同じことが言えると思います。例えば
- 同じジャンルの記事を書いているサイトでも情報が多い方がアクセスが多い
- 同じジャンルの記事を書いているサイトでも情報が速い方がアクセスが多い
- 似たサイトでも正確な情報を提供している方がアクセスが多い
- 似たサイトでも情報量の多いサイトの方がアクセスが多い
など、なるほど「ランチェスターの法則」だ!!と思えることが多いのです。そしてGoogleなどの検索エンジンの評価についても「コンテンツイズキング」といって
でも紹介しているように
- より内容の充実しているサイトやページ
- よりオリジナリティのあるサイトやページ
- より有用な情報の多いサイトやページ
が検索上位に表示されるのです。キーワード云々よりも価値があると判断されるようです。
ランチェスターの法則をサイトやページで活用するには
では具体的にどうやってサイトやページで表現していくのかというと・・・
- 同じジャンルの情報はできるだけたくさん書く
- ジャンルに特化しない、幅広い事柄を書いたサイトを作る
- 1つ1つのコンテンツには文字の量や質、図表などを活用してより内容の濃いものにする
ということに尽きると思います。あくまで私の感覚と実体験に基づくものですが、
- 1つのジャンルでそれなりな文字量のページを50位作る
- 1つ1つのコンテンツで引用できる(内部リンクできる)ものは直接リンクを張っていく(まとまりを出す)
- 1つ1つのコンテンツに書かれている内容をどんどん更新(充実)していく
- 他サイトを参考にしたコンテンツであれば、引用元を明確にすることと、引用元にない情報をどんどん追加する
とだんだんとアクセスアップ効果が出てきます。それまで全く音沙汰のないジャンルのコンテンツも検索ヒットして訪問してくれる人が徐々に増えるようになります。
必死に時事ネタを書くのもいいですし、他サイトの更新情報を横取り(アグリゲートと言いますが)して「○○まとめ」や「○○速」のようなサイトを作るのもいいですが、最終的にはきちんとした内容のサイトを作り継続したものが勝つのではないでしょうか??
アクセスアップしたい、なかなかサイト訪問者が増えないという方へこのコンテンツ少しでも力になればと思います。
特に独自ドメインでサイトを運営している方は挫折しそうになりますが、「好きこそものの上手なれ」とも言いますし、芸能人の所ジョージさんが「続けたもん勝ち」とよく言っているように、根気よく続けていれば、ついでに貼っているAdsenseなどの広告収入でそのうちにレンタルサーバー料やドメイン継続料などが稼げるようになると思います。