ブログとしても高度なサイトとしても活用できるWordPressというCMSツール。自由度の高さとSEOフレンドリーと言われていることから無料ブログから脱却してサイトを作ってみようという方も多いのではないでしょうか?でも、お金をかけて独自ドメインを取ってサーバーを借りてインストールして早速日記を書いてみたものの一向にアクセスがない!お金をかけたので今更後に引けないという状況に陥ってしまうこともあるのでは?
そうなる前にWordPressでサイトを構築している経験者の目から見た「WordPressを使って作るサイトの中で、「日記」ブログが向かない訳」と改善方法についていくつか紹介したいと思います。あくまでも個人の感想や対策ですから参考程度に読んでいただきたいと思います。
WordPressで「日記」ブログが向かない訳
無料ブログである程度アクセスのあった日記。更にアクセスアップさせたいとWordPressで作ったら待てど暮らせどアクセスがない!検索エンジンに有利だったんじゃないの?と思われた方、ちゃんと理由があるのです。思いつくままに挙げると
無料ブログにある程度アクセスがある理由
- 無料ブログはブログ同士のつながりがあるため、「内部」でのアクセスが見込める
- 無料ブログで独自ドメインでの運用をしていない場合には、無料ブログの持つドメインそのものの恩恵が受けられる
- 検索結果にはアクセス数も当然考慮されるため、ある程度アクセスのあるサイトの方が有利
大きくこの3点が挙げられると思います。
この機能をうまく使っているのは「アメーバ(ameba)」ブログです。アメンバーと呼ばれる会員登録をすることでブログを作ることができ、追加された日記が「最新情報」として表示され、アメンバー同士で「ぺた」と呼ばれるリンクをしたりすることで自然にリンク構造ができていく、閲覧し合う機会が増えるようになっているんですね。たとえ外部からアクセスがなくても内部アクセスが増えていくことでアメーバ自体のネット上での「格」が上がり、2~3行しか書いていない本当の「日記」でもアクセスがあるのです。
一方WordPressで作成するサイトは特に独自ドメインの場合は完全に独立しているため、検索エンジンでよく言われる
- 専門性のあるサイト
- 有用なコンテンツの多いサイト
が検索エンジン経由でアクセスされる(上位表示される)最低条件になります。当然読者が増えるまでは外部からのリンクによるアクセスは無い訳ですし、検索エンジン経由でもアクセスされるようなコンテンツがない訳ですからジリ貧になるのです。
外部からのリンクということであれば、「日本ブログ村」や「人気ブログランキング」などがあるのですが、これらに登録しても、前述したアメーバブロガーが同時に登録していれば・・・どちらが有利かは分かると思います。
これが分かっているのといないのとではどう対策すればアクセスのあるサイトが作れるかに大きな差がでます。
WordPressでできる対策
とはいえせっかく作ったサイトですから放置したらもったいない!私の経験からできる対策を紹介しますね。
まず大前提として、すぐにアクセスアップできると思わないことが大切です。前述しましたがWordPressで作ったサイトは孤島状態ですから、認知されるまでには相当の時間がかかります。これをまず我慢することが大切です。
そのうえで
- 日記のように内容に統一性がなく、短い文章であることが多い場合はSNSとの連携をする
- 日記に出てくる用語などを調べ、固定ページで解説などを作る
- 日記ではないコンテンツを作る
とこの我慢の時間を少しでも短縮できるようになります。
日記というのは毎日あったことを書くわけですから一貫性がないのは仕方がないのですが、これが検索結果で上位に表示されない要因にもなってしまうことがありますから、それを補完するために2の用語について調べたり自分の知識として持っていることを書いたコンテンツを用意するのです。そして、3のように趣味のことや興味のあることなどを積極的に書いていくようにすると、ある時期から少しずつアクセスが増えてくるようになります。
ただ、あまりインターネットを見ている方にとって興味のないことが多いと努力を繰り返して1年経ってもアクセスが上がらないということもあるということを理解しつつ努力し続けるしか方法はありません。
よく○○するとアクセスアップできる、とか、SEO対策を有料で行えば・・・などという情報がありますが、様々な要素があって結果的にアクセスアップするわけですから、初期の段階でやってもあまり意味がないと思います。
とにかく初期はコンテンツを増やすこと、日記を書き続けることが大事です。