大げさなタイトルにしてしまいましたが、Adsenseで一日の収益ゼロ脱出、クリック数ゼロ脱出するためにいろいろと行ったことを備忘録として残したいと思います。
Google Adsenseと言えばサイトの内容やページの内容に沿った広告を表示する「コンテンツ連動型」広告で、広告が表示されたり、広告がクリックされることで収益が発生する「クリック課金型広告」の代表選手です。アフィリエイトを始めてみようという方は
- Google Adsense
- 楽天アフィリエイト
- アマゾンアソシエイト
- A8.net
あたりから始める方が多いのではないでしょうか?それぞれのアフィリエイト配信サイトにはそれぞれ独自の審査システムを持っていて、Google Adsenseは始められる環境になるまでに結構敷居の高いアフィリエイトだと思います。
が、一度サイトの審査に通ってしまえばアマゾンアソシエイトのように1つ1つのサイトで審査に出す必要がなく、どのサイトでも基本的には表示可能です。ただ注意したいのは、表示の制限が甘い分一度規約に違反したサイトが見つかると、最悪の場合Adsenseのアカウントそのものが凍結され、一切使えなくなることもあります。
そして、審査に無事通ってアドセンス広告を始めてみたけどなかなか収益に結びつかない、ダンゴの日々が続いていくという方も多くあきらめてしまう方が多いのも現実なのでは?かくいう私もその中の1人だったのですが、最近ではダンゴの日はおろか、クリックのない日も無くなってきましたので、今まで行ったサイト作成の工夫や対策などを備忘録として残しておきます。参考になれば・・・
とはいえ、まだまだその月で換金!というレベルには達していないので、あくまでも始めたばかりの方、初心者向けの情報になりますのであしからず。
ノンジャンルのサイトの方が成果が出しやすい
よくサイトを作る際に「テーマを明確にして」とか「テーマに沿ったサイトをいくつも作って」といった情報がネット上にはあふれていますが、私見ではこの方法に疑問を感じます。
私もいくつかのサイトを持っていて、一番収益が得られているサイトは「テーマを決めた」サイトではなく「何でも投稿するいわばよもやまサイト」なのです。確かにテーマを絞ることで関連する広告が表示されるAdsenseではクリックあたりの単価が高い(関連性が高い)広告が表示されるという傾向はありますが、あくまでも広告を提供している広告主の多いジャンルについて精通したサイトを作っている場合で、他のサイトを圧倒するようなコンテンツを作れる方はそれほどいないと思います。
したがって、ジャンルを絞ってサイト作りをしても記事や情報を提供することができずに放置してしまうようなものを作るよりも、日々の日記のようなサイトでも十分にアドセンスで成果を上げることができると思います。
アドセンスで収益がないことを気にしない
アドセンスは「コンテンツ連動型」広告で、広告が表示されたり、広告がクリックされることで収益が発生する「クリック課金型広告」だと最初に書きました。物を売るよりも簡単だろうと思って始める方が多いと思いますが、裏を返せばコンテンツに合った広告が表示されるかどうかはAdsense次第、さらにクリックされるには広告がユーザーに合ったものが表示され、さらに興味を持ってクリックされたときのみと言うことになりますから、自分で仕掛けることのできる「商品」を売るよりも難しいことかもしれません。
アドセンスの広告は、
- ページを見た人のブラウザに残る履歴やcookieなどの情報
- サイト全体のテーマや主旨
- ページに書かれている内容
に沿って広告が表示されます。サイトをプレビューしたときに自分で最近検索された事柄に関連する広告が優先して表示されるところから見ても、恐らく順序もこの通りなのではないかと思います。
ここで広告表示の内容については時間が解決する問題だと思われるのでしばらくはそのままにしておくとして、まずはコンテンツの追加と充実を図る必要があります。
サイトを作った当初で、あらかじめアクセスの見込めるユーザーがいない状況の中で自然増を狙うのであれば、最初のうちはアクセスゼロという状態が続くと思います。ブログランキングなどへの登録を行って一時的にはアクセスがあっても、サイト内容が薄い間は特定の読者など増えません。ここは我慢しながら徐々にアクセスが増えるようにしつつコンテンツを作っていきます。アドセンスには広告の表示数によって収益が得られるようにもなっていますので、アクセス数さえ増えれば微々たる金額でも収益が発生するようになりますから、まずは広告を張って放置した状態で記事やコンテンツ作りを進めましょう。
コンテンツを作るときに気を付けること
私がコンテンツを作るときに気を付けていることは
- サイト内で同じ内容や応用できる内容がある場合には積極的にリンクを張る(内部リンク)
- 似た情報であってもあえて別の記事にする
- なるべくたくさんの記事を書く(更新する)
ことです。3をするために2をして1を入れていくということですね。似ている内容であってもアクセスして閲覧してくれる人から見れば別のコンテンツなのですし、書き方なども書く人の熟練度によって違ってくるわけですから、とにかくコンテンツを増やすことを心がけました。続けていると、
- その日のうちにインデックスされるようになる
- 似た内容の複数の記事にアクセスがあるようになる
といったことが出てきます。ただ、こうなるためにはある程度記事の量やサイトの歴史などが絡んできますから即座にアクセスを集めたい、即座に収益を得たいという方は別の手法を取ったほうがいいかもしれません。
経験上ですが、記事をリリースしてからインデックスされ、検索経由でアクセスされるのは時事ネタが当たったときを除けば最低でも1週間後、長い場合には半年後などに急にアクセスされ始める場合もありますから、「全然アクセスないなぁ」とあきらめて記事を削除したり、サイトを放置したりするのは避けた方がいいと思います。
それから、WordPressには関連記事を表示したりする機能があるのですが、これを使っているから内部リンクはOKとするのは間違っているのではないかと思います。自動的に吐き出されるものは変化してしまうことが多いので、あくまでもサイト訪問してくれた方への滞在ページ数上昇(バウンスレート向上)対策であって、サイト評価として使われる内部リンクとしては認識されにくいと思います。
Googleのツールを使ってよりアクセスアップを図る
GoogleにはAnalyticsというアクセス解析ツールとwebmasterツールというインデックス状況などが分かるツールがあります。この2つを使えば大抵の情報は解るようになります
- どんな単語でどのページにアクセスされているのか
- どのページがどんな順位で検索結果に表示されているのか
- そのページが検索結果に表示され、どの程度実際にアクセスされているのか
- Adsense広告がクリックされたのはどの記事か
これらが分かってくれば、どのジャンルを足すと効果がありそうなのか、どの過去記事を修正すればいいのかが分かってくるようになります。ただし、前述したとおり記事を修正したり新規に追加したりといったアクションが実際に効果があったかどうかが分かるまでには時間がかかるということを忘れずに、コツコツやっていくことが必要だと思います。
結果
これまで読んでいただいて、「なんだこんなことならいつもやってるし・・・」と思われる方も多いとは思うのですが、いくつかのサイトを作成した経験として、この段取にはまず間違いはないと思います。
収益が上がらずに一旦あきらめて放置した人が「あれ?何か収益発生してる」と思って再開しても前述したとおり効果が出るまでには時間がかかるわけですから、その間にも「そのうちアクセスされればいい」と思ってこまめにサイトを更新している人のほうが圧倒的に有利であることは間違いないと思います。
最後になりますが、季節的なネタの場合はあたり前の話ですが「その場」か1年後かにアクセスが増加することが多いので、1シーズン前や1年前にコンテンツを作っておいて効果が出るのを待つようにするとだんだんアクセスが安定してきます。「アクセスが安定する=アドセンスの収益も安定する」のです。