今までは数の制限や配置の制限があった中でいかに効果的に広告を配置するかというのが至上命題のようになっていたGoogleアドセンス。久しぶりにプログラムポリシーを見てみたら、この「上限数」が無くなっていることに気づきました。どうやらひっそりとポリシーが更新されたようです。
履歴もないことなので、どこがどう変わったかというとあまり覚えがないのですがポリシーに準拠するのページには、以前
「ページに掲載する広告ユニットは 3 個まで、リンク ユニットも 3 個まで、検索ボックスは 2 個までにしてください。」
という記述があったはずなのに、今では無くなっています。
ということは・・・何個貼っても大丈夫になった!という風に解釈できますね。
サイト運営者の責任が重くなった
一見すると規制が緩くなったのかとも思える今回の変更ですが、実はそうではないのではないかと思っています。
以前はアドセンス側が広告数などを自動チェックしてくれて、間違って多数の広告を設置してしまったときには広告が表示されないようになっていました。
今回の広告数に関する制限解除はこの機能が撤廃される話でもあり、AdSense プログラム ポリシーに違反すると・・・最悪の場合はアカウント停止なんてことにもなると思われます。
ポリシー違反にならないために
ポリシー違反になるかどうかの判断基準で大事なのは、サイトコンテンツが違反していないか?ということと、広告配置が適切にできているか?ということに尽きると思います。
プログラムポリシーにある「広告のプレースメント」に関する以下の引用文
Google 広告、検索ボックス、検索結果については、次の行為が禁止されています。
- ツールバーなど、その種類にかかわらずソフトウェア アプリケーション(AdMob は対象外)に組み込むこと。
- ポップアップやポップアンダーに表示すること。
- メール、またはメール メッセージが主な要素となっているページに配置すること
- 動的なコンテンツ(チャット、インスタントメッセージ、自動更新コメントなど)がページの主な要素となっているページに配置すること
- ページ内のさまざまな要素によって隠すなど、わかりにくくすること。
- コンテンツを含まないページに配置すること(検索向け AdSense とモバイル検索向け AdSense には該当しません)。
- 広告表示のみを目的として公開されているページに配置すること。
- ロゴや商標またはその他のブランド要素を不適切に使用し、ユーザーに Google と関係があるように誤解させる可能性のあるコンテンツや URL のページに配置すること。
- 他の Google サービス上、内、または横に、そのサービスのポリシーに違反する形で配置すること。
に書かれている中からWordPressで作成することのあるようなコンテンツの例としてあるのは「動的なコンテンツ(チャット、インスタントメッセージ、自動更新コメントなど)がページの主な要素となっているページに配置すること」に該当すると思われる掲示板や不特定多数の方の意見を求めるようなページでしょう。
アドセンス広告を貼る位置については、大抵の方がテーマの中でウィジェットやプラグインを使って自動挿入するというのが常套手段ですから、ページに応じて広告の表示・非表示をしていく必要があります。
また、内容の短いコンテンツ(投稿)についてもポリシーで過剰に広告を配置しないようにとなっていますから、日記で数行しかないようなものについても広告を除外する必要性が出てくるかもしれません。