WordPressで投稿や固定ページとは別の記事の集まりであるカスタム投稿タイプ、カテゴリーやタグとは別の分類であるカスタムタクソノミーが簡単に作れて管理できる「Custom Post Type UI」。
少し脱線しますが、理解力の少ない私にとってこの「カスタム投稿タイプ」と「カスタムタクソノミー」を理解するためのこの数行の解説に至るまでに結構時間がかかりました(笑)。でもカスタム〇〇と聞くと無性に何かしてみたくなるのは多分WordPress病でしょう(この記事に検索経由で達した方も同類??)
カスタム投稿タイプは普通一般の訪問者から見ると単純に階層化された記事であり、検索エンジンクローラーから見ると深いところにある記事だなという認識をするだけで、正直何も影響ありません(Googleではあまりにも深い階層化をしているサイトを嫌うようですからね)。
カスタム投稿タイプはあくまでもサイト作成者側が管理しやすくなったり、カスタム投稿タイプに応じてオリジナルのテンプレートを当てて、そのカスタム投稿タイプで作った記事は独自のデザインにするといった使い方ができるということなので普通に使う分には投稿と固定ページで十分だと思います。
また、何かのコンテンツを追加するプラグイン(例えばニュースを1行表示したり、アンケートを取ったりするもの)では大抵このカスタム投稿タイプを作ってそこへデータを格納するという方法をとっています。ここから考えてもあくまでも管理側の機能であることは明白ですね。
とここまで書いておいてどう?とも思えますが、特にテンプレート分けしなくても使い始めると結構便利なんです。検索エンジンクローラーから見ても階層=同じジャンルの情報の集まりと認識してくれますからSEO的にも有利なんじゃないかなと勝手に想像してます(こればっかりはアルゴリズムを作る人しかわからないですね)。
今回はこのカスタム投稿タイプを階層化する方法を紹介します。「Custom Post Type UI」というプラグインを使う前提で説明しますね。
カスタム投稿タイプを階層化する方法
前述したとおり、カスタム投稿タイプは「同じジャンルの記事の集まりですよ」というのを知らせる方法の1つでもあります。
例えば、カスタム投稿タイプでスラグ名を「123」にした場合、「http://〇〇.jp/123/0001」というURLで投稿が表示されますね。この段階でサイト内にれっきとした階層が作られているんです。
それをさらに深い階層にしようというのが今回紹介する設定です。
新しく「456」というカスタム投稿タイプを作り、上の「http://〇〇.jp/123/」というカスタム投稿タイプの下に階層として入れるという方法です。
最終的には「http://〇〇.jp/123/456/0001」
というURLで「456」という投稿タイプで公開した記事が表示されるようにするということです。
やってみると「なーーんだ!!」位簡単ですよ。
「Custom Post Type UI」で設定変更
「Custom Post Type UI」の設定画面から「456」というカスタム投稿タイプの編集画面を開いてください
するとずらーっと下へ並んだ設定項目の中に「階層」という項目があります。初期状態では「False(無効)」になっていますので、これを「True(有効)」にします。
そして、2つ下にある「カスタムリライトスラッグ」という項目に、「123/456」と入力します
これで更新すれば、はいできあがり!!です。
「階層」と「カスタムリライトスラッグ」の間にある「リライト」という項目は通常Trueになっているはずです。なっていないとカスタム投稿タイプの記事が通常の投稿と混在する形になりますから一応確認しておいてください。
また、「Custom Post Type UI」で作成した投稿タイプは通常テーマのfunctions.phpへ追記しなくても動作しますが、あえてコードをコピーして記述している場合(どちらでも動作します)はコードを上書きしてくださいね。
変更したけど404エラーが出る場合は
設定変更して早速表示してみたら「404エラー」となった場合には、パーマリンク構造がリフレッシュされていないだけですから、ダッシュボードから「設定」→「パーマリンク設定」と進んで何もせずに更新してください。
以上がカスタム投稿タイプを階層化する方法(「Custom Post Type UI」編)でした。
ちなみにカスタムタクソノミーにも同じ項目があって階層化できますのでやってみてくださいね。