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【WordPress】プラグインの日本語翻訳ファイルを適用する(転送する)方法

公開日:2015(平成27)年12月3日/最終更新日:

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当サイトなどプラグインの日本語化ファイルを配布しているサイトから入手した翻訳ファイルを適用して、英語表記だったプラグインを日本語化する方法を2つ紹介します。

まず、翻訳ファイルには○○.poというファイルと○○.moというファイルがありますが、○○.moだけを転送すれば日本語化できます。○○.poファイルは○○.moファイルにする前のもので、poeditなどの翻訳ソフトを使って翻訳を行う場合に使われるファイルです。

プラグインの翻訳ファイルを入手したら

翻訳ファイルをダウンロードするとほとんどが圧縮された状態でパソコンに保存されます。転送する前に必ず解凍するようにしてください。

そして、解凍してできたフォルダの中には○○.poというファイルと○○.moというファイルがあります(場合によっては○○.moだけのときもあります)が、通常は
○○-ja.mo
という名前のファイルになっているはずです(○○はプラグインの名前)。もしもそうなっていなければ(○○-ja_JP.moなど余分な文字が入っていることが多い)ファイル名を修正しましょう。

翻訳ファイルを転送する場所

翻訳ファイルをアップロードする場所は大きく2通りあります。
WordPressでは以下のコードがプラグインのファイルに挿入されている場合に、翻訳ファイルを指定の場所から読み込んでいくようになっています。

function cptui_load_textdomain() {
load_plugin_textdomain( '翻訳ファイル名', false, basename( dirname( __FILE__ ) ) . '/翻訳ファイルの場所' );
}[

コードの意味合い的には、

  1. 「翻訳ファイルの場所」にある「翻訳ファイル名-WordPressに設定されている言語」を適用する
  2. もし1になければ、プラグインのフォルダの中にある「翻訳ファイル名-WordPressに設定されている言語」を適用する
  3. もし2になければ一旦エラー(fulse)を返してWordPressの「language」フォルダ内の「翻訳ファイル名-WordPressに設定されている言語」を適用する
  4. もし3になければWordPressの「language」フォルダ内の「plugins」内の「翻訳ファイル名-WordPressに設定されている言語」を適用する

というような順序で読み込んでいくようです。通常は1の場所へ入れてダメなら・・・としていくところですが、プラグインの更新時には翻訳ファイルフォルダが上書きされてしまい、英語表示に戻ってしまうことがあります。
それを防ぐために

  1. 上記の4から順に翻訳ファイルを設置して表示されるかテストする
  2. 上記1~4のすべてに翻訳ファイルを設置しておく

というのがいい方法かもしれません。どこかから翻訳ファイルが読み込まれればそこで処理は終了するので負担はかかりませんし、更新を行ったとしても翻訳ファイルがどこかに残ることになるからです。

また、プラグインの中には

function cptui_load_textdomain() {
load_plugin_textdomain( '翻訳ファイル名', false, basename( dirname( __FILE__ ) ) . '/翻訳ファイルの場所' );
}

という標準の翻訳読み取り用コードが違う形のコードになっているものもあり、そうしたプラグインは指定された場所のファイルのみ適用されることがあったり、コードそのものが間違っていて読み込めなかったりします。そういうときはコードを上記のものに置き換えることで正常に動作はしますが、プラグインの更新で設定が消えてしまうことは否めません。

WordPress標準のアップロード場所へ転送して翻訳する

「WordPressのインストールフォルダ」の中に「wp-content」というフォルダがあり、その中に「languages」というフォルダがあります。このフォルダの中か、「languages」フォルダの中にある「plugins」フォルダの中に翻訳ファイルを入れれば通常は翻訳が適用されて日本語表示になります。

プラグインの指示によるアップロード場所へ転送して翻訳する

WordPress標準の翻訳ファイル保存場所へ転送しても適用されない場合には
「plugins」フォルダの中にある

  1. 「プラグイン名」→「language」フォルダの中
  2. 「プラグイン名」→「lang」フォルダの中
  3. 「プラグイン名」の中
  4. 「その他指定されたフォルダ」の中

上記のいずれかの場所へ転送します。転送してはプラグインの設定画面などをリロードしてという作業を1から順に行っていけば大丈夫です。このファイル転送を行う方法が2つあります。

1.FTPを使って転送する

サーバーがFTPに対応していてFTPソフトが使えるなら、ソフトを使ってファイルをアップロードします

2.「File Manager」というプラグインを使って転送する

FTPとは何か??という方やすべてをWordPressの管理画面上でこなしたいという方は「File Manager」プラグインを使って転送することができます。

管理画面からサーバー内のファイル操作ができるプラグイン「File Manager」

日本語化ファイルはプラグインをアップデートするとほぼすべてのプラグインで消えてしまいます。

  1. プラグインのアップデート前に翻訳ファイルをダウンロードしておく
  2. 当サイトからダウンロードした翻訳ファイルを保存しておく
  3. 都度当サイトからダウンロードできるようにブックマークしておく

などの措置を行っておきましょう

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どんなことがあっても困らないように

ここまでやらなくてもという内容ですが、せっかく手に入れた翻訳ファイルが無くならないように、

  1. サーバーの中の翻訳ファイル保存用のフォルダを作ってそこにすべての翻訳ファイルを保存しておく
  2. パソコンの中に翻訳ファイル保存用のフォルダを作ってそこにすべての翻訳ファイルを保存しておく

こうしておくと、プラグインの更新やWordPressの更新で翻訳ファイルがなくなってしまっても対処することができます。