いきなり管理画面の「設定」が「Settings」になり、英語でプライバシーに関するポップアップが追加されたので一瞬何が起こったか分かりませんでしたが、これはWordPress4.9.6へのアップデート(自動更新)の仮動作だったらしいです。
正式に更新したらきちんと日本語に戻りました。ちょっとびっくりしますねぇ。
この対応は欧州EU圏での個人情報取り扱いに関する法律(GDPR)への対応で、
- 個人情報を預かることを承諾してもらう
- 開示を求められたらすぐに対応する
- 削除を求められたらすぐに対応する
というもの。法律家でないので詳しくは不明ですが、日本の個人情報と違って1つのネタ(例えばメールアドレスのみ)でも個人情報として扱われるため、対策が必要なんですね。
この法律が適用されるのは、欧州EU圏からのアクセスとEU加盟国に在住の方、EU加盟国籍の方と結構範囲が広いです。
追加された機能は次の通り
- 「設定」の中に「プライバシー」という項目が追加され、プライバシーポリシーページ(個人情報の取り扱いに関する表記の設定)が追加された
- 未ログインの方が投稿するコメント欄に個人情報の収集に関するチェック項目が追加された
- 「ツール」の中に個人情報のエクスポートと削除機能が加わった
仮更新の状態では英語表記ですが、正式更新すると日本語になります(この表現が正しいかどうかは・・・)。
コメント欄にいやおうなしに個人情報収集に関する許諾チェックが表示されるので、仮更新状態の人は対応しないと英語の説明が表示され、チェックを入れないとコメントできないので注意が必要です。
・・・でコメントにメールアドレスの入力を必須ではないようにしたらどうなるのか??を試してみたところ、私の環境では必須項目から外れないようになってしまいました(もちろん許諾チェックも表示されたまま)。これってバグ?私の環境が悪い?
そして1度でもコメントを受ける場合には当然個人情報となるものを預かることになるため、「すでに承認されたコメントの投稿者のコメントを許可し、それ以外のコメントを承認待ちにする」にしようがしまいが許諾チェックは表示されます。
前述したように許諾チェックも正式に更新するときちんと日本語で表示されるのですが、「これ日本語で表示して意味あるの??」という素朴な疑問が・・・。まあ英語のサイトなら英語表記だからいいのか・・・とも思ったのですが、Polylangなどで多言語化した場合はどうなるんでしょうね?(そんなサイトを所有していないので不明です)。
このサイトの場合はコメント閉じてますし、コンタクトフォームも対応済、何よりEU圏からのアクセスを拒否しているので問題ないかと思ってます(コンタクトフォームは英語と日本語で表示しています)。
で実際に設定したときのこと書いてますから参考程度に見てくださいね(記事にも書いていますが法律家ではありませんので気になる方は専門家に相談してください)。
WordPressの本体を自動更新にしている方、チェックしてくださいね。