WordPressでサイト作りをしていて焦るのが、いきなりエラーが出て管理画面に入れなくなってしまうこと。WordPressはCMSと呼ばれるツールでインターネットを通じてインターネットブラウザで世界中どこからでも編集できる反面、アクセスができなくなると何ともならないソフトなので、エラー画面が発生すると「サイトが壊れた」と感じてしまうかもしれません。
今回はエラーとして表示されることがある「400エラー」について原因と対処方法を紹介します。
「400エラー」とは何ぞや?
エラー画面が表示されたらまずは画面に表示される内容を見てください
- 400 Bad Request
- HTTP Error 400 – Bad Request
- HTTP エラー 400 – 要求の形式が正しくありません。
- HTTP 400 – 不正な要求です。
などと表示されていませんか?エラー画面は何か素っ気ないので逆に恐怖ですね。
400エラーを一言でいうと
「使っているブラウザから要求した内容に誤りがある、または処理できない要求がある」
ということで、決してサーバーに何かがあってサイトが壊れてしまったということではないのです。
試しにこのエラーが出たときにはサイトの閲覧画面(訪問者が見る画面)を見てみてください。きちんと表示されますよね?表示されない場合には別のエラーかもしれません。
エラーの原因は書いてある通り
ブラウザが処理できない回数や内容が操作するサイトへ送信された(されそうになっている)
ということで、主には一時的に操作の情報を保存する「cookie」情報にありえない位の書き換えがあった・・・などというのが理由です。
cookieは入力した情報や操作した画面などの情報を一定期間保存しておくことでインターネットのページを開いたときに前見たページや設定したページなどが自動で表示される便利な機能です。
今回のエラーは便利にするためのcookieが警告を発しているというものなのです。
「400エラー」の対処方法
前述した通り、400エラーの要因は同じサイトやサーバーなどに対して短時間にたくさんの書き換えが行われたり作業命令が行われたりすることですから、これを解消してやれば問題解決です。
Google Chromeを例に説明します(他のブラウザでも基本的な項目は同じだと思います)
- 画面右の「・・・(縦に並んだ点)」をクリックして「設定」を開きます
- 画面下の「詳細設定を表示」をクリックします
- 「コンテンツの設定」をクリックします
- 「すべてのcookieとサイトデータ」をクリックします
- 出てきた一覧から、エラーの出たページをクリックし、右側の「×」をクリックします
これだけの操作で問題は解消できます。面倒だからとすべて削除してしまうと次に使うとき使いにくくなったりしますから気を付けてくださいね。これを削除したからといってブラウザに保存したパスワードなどが消えるわけではないのであまり慎重になる必要もないとは思いますが・・・。
対処したらWordPressの管理画面を開いてみてください。ホラ!解消されましたね!!
ちなみにもうだめかと思って放置しておいたらいつの間にか解消されていたという現象が発生しますが、400エラーは短時間にCookie情報が無数に書き換えられた場合などに出ます。cookie情報は一定期間を置いて自動で再び上書き可能になりますから、勝手に解消されるのです。
ブラウザの問題なら・・・
おまけですが、この400エラーはあくまでもブラウザの問題ですから、インターネットを通じて何等かの作業をすることでどんなサイトであっても発生します。
よくあるのはYoutubeなどの動画サイトで短時間に複数の動画を検索したり画面を切り替えたりしたときですね。この場合も上記の方法で対処できます。