WordPressのバージョン3あたりから自動でお知らせになったプラグインやテーマのアップデート機能。
実はこれには落とし穴があります。
プラグインやテーマの開発者はアップデートプログラムを作る際、正常に動作するか、新たな機能追加をするなど「最新」のWordPressバージョンに即して強化をしています。
一応下位互換性はあると思われますが、特に古いバージョンを使われている方が安易にアップデートしてしまうと失敗することが・・・。
アップデートに失敗すると
・管理画面が真っ白になる
・正常に動作しないのでデザインが崩れたりする
など不具合が出て、今まで作ったものが台無しになる可能性もあります。
それを防ぐために、サーバーにある「plugins」「theme」フォルダは正常に動作している状態でフォルダごとダウンロードするなどしてバックアップを取るようにしましょう。
プラグインやテーマの中にはデータベーステーブルの中だけでなく、それぞれのフォルダ内にキャッシュを持っているものもあるので不具合が起きた後に上書きするとある程度過去まで戻ってしまうこともありますが、動作しないようになってしまうよりもマシですよね??
大抵のアップデートはデータベースにテーブルを追加したりフィールドを追加したりする場合が多いのですが(機能強化のため)、以前のプラグインファイルやテーマファイルに戻したところでそのバージョンのテーマやプラグインでは使わないというだけなので、動作はしてくれます。ただし、テーブル名やフィールド名そのものを変えてしまうようなアップデートの場合は正常に動作しない危険性もありますので注意が必要です。が、本当に動作しなくなってしまうよりはマシだと思います。
WordPressのダッシュボードさえ機能して、以前正常動作したプラグインやテーマのフォルダが残っていれば、上書きしたり、データベースから該当するテーブルを削除して再度インストールしたりすれば復旧できるので是非定期的なバックアップをしましょう。
バックアップ用のプラグインも数多く出ていますが、すべてを丸ごとバックアップしてくれるようなものではないし、WordPressそのものが動く前提で動作する「プラグイン」なのですから、やっぱり手動でやったほうが無難だと思います。