WordPressで日記以外のサイトを作成している方が行うことが多い「過去の投稿や固定ページの編集」。特に大きな変更を行うとき皆さんどうしてますか??恐らく「気合を入れて一気に行う」というのが多くの回答でしょう。
でも時には中断して続きは明日・・・なんてこともありますよね?そんなときは??
恐らく大抵の方が「パソコンのメモ帳などどこかに保存して、更新は見送る」「エディタの自動保存機能(リビジョン)が働くのを待って、次回それを復元して行う」「途中でも「更新」ボタン押しちゃう」のいずれかでしょう。私の場合はなるべくゴミを増やさないようリビジョン機能を停止しているので
「気合を入れて一気に行う」→「途中でも「更新」ボタン押しちゃう」という流れですね(笑)。
みなさんはどうでしょう??
昔のビジュアルエディタやテキストエディタだったら「パソコンのメモ帳などどこかに保存して、更新は見送る」という一時保存の手段が使えましたが、ブロックエディタだと・・・ちょっと難しいですよねぇ。そうなるとやっぱり気合と根性!!からの更新ボタン・・・ですかね(笑)?
困ったときはプラグイン!!ということでいろいろ探した結果、面白いの見つけました
このプラグインの機能を一言でいうと、別の場所で編集しておいて、完成後ガバっと今の投稿へ上書きしちゃうというもの。恐らく唯一無二の画期的なプラグインだと思います。ちなみに私のようにリビジョン機能を停止した環境でも問題なく動きました。
でも・・・そんなに大掛かりなものでなくていいから、とにかく簡単に途中で中断できるようにならないか??という方法を今回は紹介します。お使いのWordPressテーマへ簡単なコードを追加することになりますが、特に難しいものでもありませんのでぜひチャレンジしてみてください。
編集の文章などを非表示(非出力)にする流れ
今回紹介する方法を実装するとショートコードで囲んだ部分は投稿編集画面でのみ見ることができ、ページ表示時には何も表示されないようになります(デザイン要素で非表示にするのではなく、本当に全く出力されなくなります)。編集した部分が完成したらショートコードを削除して更新すれば完了!というものです。
使い方は簡単、非出力にしたい部分を
[no-output]ここに出力しない文章などを入れる[/no-output]
とするだけです。ブロックエディタで複数のブロックを非出力にすることもできますし(下サンプル画像)、クラシックブロック内で任意に設定することもできますし、旧エディタ(ビジュアル、テキスト)でも機能します。また、1つの投稿や固定ページに何度でも使えますから便利ですね。

※上の例の場合、「表示しない」と書かれたブロックと「見出し」と書かれた見出しブロックが表示されなくなります
[no-output]ショートコードが動作するようにする
このショートコードを使えるようにするには、前述したように今使っているテーマへ少しコードを加える必要があります。手順は以下の通りです。
管理画面から「外観」→「テーマエディタ」をクリックします
※初めてこの画面を開くとき警告表示されることがありますが「了解しました」をクリックすればOKです。
次に画面右にあるファイルやフォルダの一覧から、「functions.php」を探してクリックします
凄い行数のファイルが開かれますから一番下まで移動して、以下のコードをコピペし、保存します。
/* [no-output]ショートコードで部分的に非表示にする */
function ha_no_output($atts) {
return '';
}
add_shortcode('no-output', 'ha_no_output');
[sc name=”code-copy-error” ]
問題なく保存できれば、ショートコードが使えるようになりますから、今までの投稿や固定ページ、テスト的に新規作成するなどして試してみてください。
※保存時にエラーが出る場合は上の黄色い帯部分をクリックして対処方法をご覧ください
こんな簡単なコードで編集中の内容が見えなくなるようになるなんて・・・びっくりですよね?でも本当にこれだけなんです。おまけとして以下にコードの解説を付け加えておきますので参考までに。

(おまけ)コードの簡単な解説
WordPressの動作に関して何かの指示(命令)を与えるには、基本的に有効化しているテーマのfunctions.phpへ指示を行うプログラム(コード)を追加します。
コードの基本は「命令の名前」「命令の内容」「どんな動作をさせるか」という3つになります。これを踏まえて今回のコードを説明すると
1行目でfunction(命令しまっせ)、ha_no_output($atts)(ha_no_outputという名前の命令でっせ)と宣言
2行目でreturn ”;(”内容のないもの)をreturn(出力)してくださいなと命令
最終行でadd_shortcode(WordPressで使える命令で「ショートコードを作ってちょ」という意味)、ha_no_outputの命令を「no-output」というショートコードで囲んだ部分のみ動作させなさいというものになります。
つまり「no-output」ショートコードで囲んだ部分については内容なしにしなさいねというものなんですね。functions.phpにはこの流れでいろいろな命令が書かれていますから、ちょうどいい機会なので覗いてみると楽しいかもしれませんね。
※functions.phpの内容はWordPressの動作で非常に重要なことが書かれていますから、誤って編集してしまったりしないようにくれぐれもご注意ください


