FTP転送クライアント「Filezilla」でダウン/アップロードに失敗するファイルがあるときは
WordPressで作成しているサイトの場合、FTPでのファイル転送なんてめったになく、サーバーを変えるために引っ越す時位しか使わないと思いますが、いざやってみたらなんだか転送エラーになるファイルがたくさんあって「何?」って思うことがあります。
エラーはエラー、転送されていないのですからそのまま無視してしまうと肝心なファイルが消失してしまいますから、立ち止まってきちんと解消しないと表示がおかしくなったり、動作しなくなるなんてことがありますから注意が必要です。
今回の件は「Filezilla」での転送でエラーが出た場合についての対応方法を紹介しますが、FTPでの転送だけでなくいろいろなところでハマりやすい事柄ですので、何が原因なのかも含めて解説していきます。手っ取り早く問題解消したいということでしたら、後半の【「Filezilla」での対応】を見て設定すれば大丈夫です。
「Filezilla」のアップロード/ダウンロードに失敗するファイルは何??
Filezillaでアップ/ダウンロードしていると失敗したものは「失敗した転送」というタブ(転送画面の一番下)に追加されていきます。
失敗したものはこのタブをクリックすると見ることができます。
そのファイルを見てみると・・・・
変な文字が入ったファイルがたくさん・・・ですね。
どうやらこの「変な文字」が原因のようです。
エラーの原因は「文字化け」
何だか漢字のような暗号のような・・・実に不思議な名前のファイルばかりですね。これはすべて文字コード変換ができなかったことによる文字化けなんです。
コンピュータはそもそもマルチバイト文字(日本語のように1文字でアルファベット数文字分を使う文字)を扱うのが苦手な故に発生する、よくある現象なんです。
恐らくWordPressのサイトをバックアップする際にエラーとなっているのはメディアにアップロードした画像ファイル名が日本語の物。
表示されるファイル名は「/ドメイン/wp-content/uploads/ファイル名」がほとんどなのではないでしょうか??
同じようなエラー行が複数あるのはメディアにアップロードされたファイルはテーマ内で高速表示させるためにさまざまな種類のサイズの画像が作られるからです。
つまりこの「文字化け」さえ解消してやれば問題なく転送できる!!ということなんですね。
「Filezilla」での文字化け対応
ここまで少し前置きとしてエラーの発生原因について書いてきました。問題が分かれば対処方法は当然ありますから、ここからは本題である「Filezilla」での対応方法を紹介します。
普段どこかのサイトのファイルへ接続するときと同じように
の赤枠をクリックして、該当の接続をクリックします。
右側に接続に必要な設定が出てきますので、「文字コード」をクリックします
下図のような画面になるので、「カスタム文字コード」を選択し、「UTF-8」と入力して保存します
以上で対応は完了です。先ほどエラーの出たファイルを再度ダウンロードしてみてください。
ね!うまくいきましたよね!!
※そのままの状態で「失敗した転送」タブにあるファイルを再度処理するとエラーになりますから、一度接続し直してから(Filezillaの再起動が望ましい)、ダウンロードしましょう。
設定変更の注意点として、転送するファイルにはUTF-8ではない文字コードのファイルがあった場合には、転送先でエラーが発生する(プログラムが動かないなど)ことがありますから、普段は先ほどの文字コードの設定を「自動検出」にしておき、問題が出た時は文字コードを変えるという対応をするようにしましょう。
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