シクラメンの特徴と育て方
- 公開日:2016年1月2日
カテゴリー:さ行

シクラメンは冬に鮮やかな花が咲く数少ない園芸品種。秋口から冬場になるとスーパーやホームセンターなどにも所せましと並ぶ人気の植物です。
「難しい」「夏越えできない」などいろいろと悩ましいのもシクラメンの面白さでもあります。上手に管理すれば、冬の間次々に花を咲かせることも可能ですし、夏越しして来年も再来年も楽しむことができます。
本来種子植物ですが、球根状に膨らむ根を残して上手に夏越しさせることをおすすめします。
多年草なので、上手に管理すれば翌年以降も花を咲かせることができるようですが、園芸専門店でも「冬越しした」「夏越しした」とPOPに書かれている位ですから結構プロでも難しいようですから冬場の花を楽しむという感覚で育てる方が無難かもしれません(ちなみに私は過去5年程成功していません・・・)。
開花時期となる秋口以降、さまざまな小売店で大量にさまざまなサイズが入荷します。選ぶときはできるだけ葉数の多いもの、まだ咲いていない花芽の多いものを選ぶようにしましょう。
【シクラメン】の一般的な基本情報
項 目 | 内 容 |
---|---|
通称名・別名 | カガリビバナ |
類似品種 | 特になし |
学名 | Cyclamen persicum |
花言葉 | |
科名 | サクラソウ科 |
属名 | シクラメン属 |
原産国 | 北アフリカから中近東、ヨーロッパの地中海沿岸地域 |
分類 | 宿根草 一年草 多年草 球根 |
背丈 | 10~70cm |
入手できる場所 | 一般小売店(スーパーやホームセンターなど) 小型園芸専門店 大型園芸専門店 その他() |
入手できる形態 | 種 苗 |
育てやすさ | 初心者向け 中級者向け 上級者向け |
開花時期 | 10月~3月 |
【シクラメン】を上手に育てるために適した環境、殖やし方など
項 目 | 内 容 |
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夏場の置き場所 | 屋外の日向・半日蔭・日陰・どこでも 屋内の日向・半日蔭・日陰・どこでも |
冬場の置き場所 | 屋外の日向・半日蔭・日陰 屋内の日向・半日蔭・日陰 |
耐寒温度 | 5℃程度まで |
殖やし方 | 挿し木(芽) 接ぎ木 種 株分け その他() |
特別な肥料等 | |
好む土質 |
【シクラメン】を育てるための日常管理
寒さに弱いので、冬は室内のよく日の当たる窓辺で管理します。 屋外で管理する場合には最低気温がおおよそ5度以下にならないことと、株や膨らんだ根が傷まないように上から水が当たらないようにすると上手に育てることができます。
よく、「花が販売されているようにまっすぐ伸びない」と思う方が多いのですが、本来は四方八方に花芽が伸びてしまう植物なので、花が真ん中に集まるように葉と絡めながら立てていくようにするときれいな樹形が楽しめます。
開いた花は種子を残す場合を除き、なるべく根元からねじるようにして取り除くことで、葉の成長もよくなり、たくさんの花芽がでてくるようになります。
種子で増やす植物ですが、あまり種子を取ることに注力してしまうと株自体が疲れてしまい、落葉したりたくさんの花が咲かなくなったりしますので、残したい種子の数になったら(普通は1こか2こ)、花が開いたときに摘んでしまうようにして、株自体が夏越しできるように力を蓄えてあげましょう。
水やりはできるだけ葉や花の上から水をかけないようにします。底面給水でもいいですが、夏場に入るときに根が腐りやすくなりますので、葉や花が垂れてきたら(水枯れのサイン)土に上から水をやると上手に管理できると思います。
花が咲いたら花びらが垂れてくる前早めに根本から摘み取ることが大事です。もったいないと花を残しておくと体力が奪われて次の花が咲かなかったり葉が落ちてしまったり、根が痩せたりします。
特に花が終わる春先にはしっかりと根に栄養を蓄えられるよう追肥をしましょう
【シクラメン】を管理する上での注意点、かかりやすい病気など
項 目 | 内 容 |
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かかりやすい病気 | うどんこ病・すす病・べと病・炭そ病・軟腐病・モザイク病 その他() |
つきやすい害虫 | ハダニ・カイガラムシ・アブラムシ・ハムシ・コナジラミ・ヨウトムシ その他() |