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固くて入力しにくくなったパソコンのキーボードをやわらかくする方法

公開日:2015(平成27)年8月30日/最終更新日:

ノートパソコン



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比較的安価で販売されているキーボードですが、消耗品と思うのはちょっと早い。せっかく使い慣れたキーボードなので何とか重く固くなったキーの感覚を改善できないか・・・ということで、駄目もとでやってみたら効果てき面だった改善方法の一例を紹介します。

行うかどうかの判断は自己責任でお願いします

改善できるキーボードの種類

キーボードには大きく分けて2種類あります。
1つ目は一般的なもので、「メンブレン式」と呼ばれ、表面の固いキーが穴に刺さっていて、そこを押すことで奥にある基盤上のスイッチを押して文字認識をするものです。安価なのでデスクトップPCなどで広く普及していますが、よく使うキーなどは消耗して固くなってしまうことが多いです。いろいろな価格のものが販売されていますが、キーの消耗度合にあまり差はないと思います。

一見メンブレン式のように見えるキーボードに「メカニカル式」と呼ばれる1つ1つのキーが独立した構造をしているものもあります。全く別物であり、本記事の方法では打鍵音は改善されません(打鍵音が大きいのがメカニカル式の特徴でもあります)のでご注意ください。

もう1つは「パンタグラフ式」と呼ばれ、表面のキーと基板上のスイッチの間にバネのようなものが挟まっている機構です。ノートパソコンや薄型キーボードなどでよく採用されている方式で、メンブレン式に比べて高価ですが耐久性があります。メンブレン式に比べて打鍵音が若干大きいものが多いです。

メンブレン式キーボードでの改善方法

今回の方法で改善できるのはメンブレン式のキーボードです。パンタグラフ式は機構が複雑で分解すると元に戻すのが大変な上、効果はほとんど期待できません。また、前述したように「メカニカル式」はメンブレン式とは構造が異なるため、効果は期待できません。

キーボードを長く使っていると、よく使っているキーほど消耗して固くなっていきます。また同時にカチャカチャという音も大きくなっていきます。

これを解消するには、一旦キーを抜いて、グリスなどの潤滑剤をキーとキーボード本体が磨れる場所(穴と棒の部分といったほうがいいのか・・・)に綿棒などで薄く塗ってやると劇的に改善します。

基盤側に潤滑剤などが入ると故障の原因になるため、必ずキーと本体が接触する部分のみ処置を行ってください

特に事務作業などで使うことの多いテンキーの「0ゼロ」などは結構快適になります。

ノートPCの場合にはキーが簡単に脱落しないような構造になっているものもあるので、一度分解したら組み付けるのが大変なんてシロモノも多いですからよく構造を理解してから行ってください

安いものだと1000円程度で買えるキーボードですが、エコのためにも、使い慣れた機器を長く使うためにも是非メンテナンスしてみてください。

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余談 ノートPCの場合は外付けにするのも手かも

ノートPCで、普段持ち歩くことがない方、比較的定位置に置いている方は、無理に改善を試みるよりも、外付けキーボードへ変更してしまった方が早くていかも知れません。

私の場合は、現在使用しているノートPCで特定のキーが連打される状況となってしまったため外付けにしたという経緯ではありますが、持ち運ばないならデスクトップPCと状況自体は同じですし、何より無理に分解して元にもどらなくなったら大変ですから..。

ノートPCで外付けキーボードを使う方法と、PC本体のキーボードやタッチパネルを無効にする方法は以下で詳しく紹介していますので、よかったらご覧ください。

更新日更新内容
2015年 8月30日本記事を公開しました
2017年10月29日記事の内容を修正しました
2021年 1月 3日キーボードの違い(メンブレン式、パンタグラフ式)に「メカニカル式」を追加し、メカニカル式では効果がないことを追記しました。
2024年 4月20日内容・文章の見直しをしました。