パソコン(ローカル)でWordPressの開発環境を作る場合には、「Local by flywheel」というソフトがインストールも設定も簡単で使いやすいですね。
スイスイインストールが終わっていざWordPressサイトを追加!しようとしたら、下図のようなUh-oh! Unable to provision site.という窓が現れて失敗することがあります。
実は私の環境でも発生して、結構な時間何で?と試行錯誤し、ネット検索でいろいろと調べるも、全く解決しませんでした。
調べ方が悪いのかも..というのは置いておきます(笑)。
しかし結論は案外簡単なところにありましたので、二度と苦戦しないよう備忘録として公開しておきます。
まず大前提として、管理者権限を持つユーザーであれば、パソコン使用時に最初に登録したユーザーでなくても、追加したローカルユーザーに管理者権限を設定すれば、LocalでのWordPressインストールは問題なくできます。
ローカルユーザーに管理者権限を与えるには、アカウント設定で該当のユーザーをクリック後、「アカウントの種類の変更」をクリックして、管理者に権限を変えるだけです
ちょっと脱線しますが、LocalでWordPressのインストールに失敗するケースでよく公開されているのが、途中で権限不足で落ちる場合と、hostsファイルへ書き込みができないというケース。
これは単純に権限不足なので、前述したようにパソコンを買って最初に登録したユーザー(当然管理者権限)か、管理者権限を持つローカルユーザー(追加ユーザー)であれば、許可が必要ならダイアログボックスが表示されるので失敗することはありません。
話を戻して、上記のようにUh-oh! Unable to provision site.と表示されて先に進まない場合は、文章通り「サイトの準備ができない」のであって、権限不足ということではありませんから原因は他にあります。
これを解消する方法は唯一、ユーザー名を半角英数字にすることです。
つまり、私が失敗したのは、追加したローカルユーザーの名前指定に日本語(マルチバイト)の文字を使ったことが原因だったのです。
先程の画像をもう一度以下に表示すると
長い文章ですが、要するに指定されたフォルダへのプログラム実行ができなかったという主旨で、Local by flywheelではユーザー名(画像黒塗り部分)が日本語だと場所が特定できずに失敗するということのようです。
試しに別の管理者権限を持ちつつ半角英数字を使ったローカルユーザーを追加して、同じようにサイトをインストールしてみたところ全く問題なくインストールできましたから、まず間違いないでしょう。
原因が分かったところで日本語名のユーザーに何とか...と思われる方も少なくないでしょうが、これを行うにはレジストリを触ったりと半ば魔改造?になって思わぬ事態を招くことになるので、避けた方がいいでしょう。
むしろ、逆に、半角英数字のユーザーを作ってそちらへ日本語ユーザーの設定やファイルなどを移植した方が手っ取り早く確実かも知れません。
以上、分かってみればなーんだってことなんですけど、私のググり力ではたどり着けませんでしたので、同じことで困っている方の参考になれば幸いです。
普通にテストサイトを構築するだけなら、今公開しているサイトのサブディレクトリやサブドメインへ別のWordPressをインストールして使った方が、高速動作しますし、実環境に近いですから、私のように独自ブロックの開発をしてみよう!ということでなければパソコン上にサイトを作る必要はないと個人的には思います。