日本紅斑熱は森林や畑に存在する「日本紅斑熱のリケッチア(Rickettsia属の微生物)に感染したマダニ」に噛まれることによって発症する病気です。
感染すると、高熱になった後赤い斑点ができます。マダニに噛まれたところは刺し傷が見られるので、病院に行けば原因ははっきりするようです。
日本紅斑熱にはワクチンがないので予防が身を守る一番の方法ですが、万が一感染してしまったらテトラサイクリン系の抗生物質による治療になり、よほど重症化しなければ治療効果は高いようです。
予防にはマダニによる刺咬を避けることが大事です。
1.マダニの生息する森林や山地に入ることを極力避ける
2.刺咬を避けるために肌をできるだけ露出しないような衣服を着用する
3.リケッチア(病原体)を注入すること避けるため、マダニに吸着された場合、ダニを潰して殺さない(ダニを無理に引きはがそうとすると頭だけがちぎれて残ることもある)
マダニはいろいろな場所に普通にいる微生物です。日本では毎年数人の人がこの日本紅斑熱で死亡しているようです。