自動車のドアで指を挟んだ経験ありますか??痛いですよね~~、そしてびっくりしますよね?反射神経のいい人なら先っぽだけ挟まってぎりぎりセーフ・・・なんてこともあるんでしょうけど私の場合はどんくさいのか?ちょっと違いました。
完全に運転席のドアと車体の間に指が挟まって抜けない状態になったのです。
状況によって経過は様々ではありますが、私の場合に行った処置や経過を書き留めておきますので、参考になれば幸いです。
私の場合、幸い病院へは行かず自力治癒できましたが、心配な方はすぐに整形外科等を受診することをおすすめします
私が車のドアに指を挟んだときの状況と処置・その後の経過
車のドアに指を挟んだときの状況
当時携わっていた配達系の仕事中の出来事でした。
時間がなくて焦ってて、後部のスライドドアを閉めると同時位に運転席ドアを勢いよく閉めたときでした。
何か鈍い音...そうです、運転席のドアと車の間に指が見事に挟まっていました。
こういう時の行動は不可解なもの...。
何を考えたのかそのまま引き抜こうとしたものの全く抜けず、完全に挟まった状態。
しかもしばらくの間混乱して、抜けない指を見ながらちょっとの間見つめていました。
頭の中が真っ白になるとはこのことか!!と実感した瞬間でした。
幸い自動車はいろいろな環境で走ることを考えて結構隙間の多い乗り物で、ドアの周囲は安全性を考えて万が一こうなったときにもちゃんと隙間が出来るようになっているようです(後日車屋さんから聞いた話)。
完全に指はドアに挟まれたように見えましたが、感覚的に指がつぶれてしまったという感じではありませんでした。
車のドアではなく隙間のない扉や重たい扉などだったらもっともっとひどいことになっていたかもしれません。
挟んだのは右手中指で、爪の付け根と第一関節の間のあたり。
しばらくはジーンとした痛みとドクンドクンと脈打つ感じを抱えつつ、その日の残りの仕事をこなしました。
ただ...数時間後に仕事が終わる頃にはもう結構腫れてて、色も変わってました。
そのまま病院に行こうとも思いましたが、素人考えで「まあ打撲のようなものなんだから、だんだん良く成るだろう」と気軽に考えてそのまま帰宅して様子を見ることにしました。
車のドアに指を挟んだ日の夜~翌朝
時間経過とともに、何か指先が赤黒い感じになってきました。
腫れている=炎症を起こしていると判断して、氷水の中に指を入れっぱなしにして、とにかく冷やしました。
その日の夜は痛みで寝るのも辛い位でしたが、いつの間にか眠ってて、翌朝起きた時には痛み自体は引いていました。
車のドアに指を挟んだ翌日から3~4日の間
痛みが引いた後に来たのはボーンとした「響くけど何も感覚がない」状態でした。
この違和感が全く消えないですし、何より挟まった関節から先の指の色が明らかに赤黒くなっていたので、「そのままこの指は壊死して取れてしまうのでは?」と思った位になりました。
次第に指の赤黒さに加えて爪の中が黒ずんできて、腫れもひどくなってきましたが、やっぱり感覚はあるようなないような状態が続きました。
車のドアに指を挟んでから1週間後
一週間ほどすると、指の赤黒さも薄れ、腫れもなくなってきて、まだ違和感はあるものの物に触っている感覚は戻ってきました。とにかく強く挟んだようで、爪の中はどんどん黒ずんできて、次第にすべて真っ黒になりました。
たまたま私の爪が黒いのを見て、同じように車のドアに指を挟んだ経験のある人から経験談を伺う機会があったので詳しくその時のことを聞いてみると、その人は挟んだ直後に病院へ行ったそうです。
診察内容としてはレントゲンを撮り、指の骨が折れているかどうかの確認と、爪の中の黒いもの(内出血の血が黒く見えるそうです)を抜くかどうかを決めるというものだったそうです。
その人はレントゲンで挟んだ場所にヒビが入っていたそうですが、病院の先生の話では、指の先端の骨は特に保定(腕を骨折したときのようにギブスをするような処置)することができないので、そのまま経過を待つしかないと言われたそうです。
そして、あまり動かすと先が変形してしまうこともあるのでなるべくその指は使わないようにした方がいいとアドバイスされたそうです。
また、黒ずみの原因となっているのは血豆と同じく爪と爪の下の皮膚に入った血液がだめになったものだそうで、抜いたほうが圧迫が減るので感覚が戻りやすくなる、治りが比較的速くなるといった効果があるようでしたが、先生曰く自然に抜けていくので無理に抜かなくても大丈夫と言われたそうです。
そしてよほどの軽傷でなければ、挟んだ指の爪は新しい爪が出てきていずれはがれて抜け替わるので、今取るか自然に取れるのを待つかという選択をさせられたそうです。
その人は爪を取ってもらって消毒と包帯で過ごしたそうですが、それはそれは痛かったそうです。なんてったって【生】の状態ですから。
私は病院へ行きませんでしたからもちろんそのままにしました。
車のドアに指を挟んでから3週間後
ようやく骨がくっついたようで、指が当たっても響いたり痛んだりすることはなくなりました。
新しい爪に押されてくる為古い爪はちょっとずつ伸びてきますから、時折物に引っ掛かったりするようになります。こうなると切るしかありません。取れてしまうのでは?と思ってドキドキしながら手入れしていました。伸びっぱなしだとどこかにひっかけてはがれてしまうので、特に気を付けました。
また、誤って爪が取れてしまったり、早く治そうと自分ではがしたりすると前述した通り凄い痛みに襲われたり、物が当たると特に痛みがひどくなるという経験談も聞いたので、なるべく大事に温存しようと思い、保護のために指だけを保護できる【指包帯】というのを買ってきてなるべく使わないようにしながらしばらく過ごしました。
指包帯は指サックのガーゼ版のようなもので、スポッと指にはめて使える上、バンドエイドなどのように爪に貼りつく心配もないので重宝しました。外れやすいときは指包帯の根元を絆創膏で固定するようにし、水仕事のときは大き目の指サックで上から覆って過ごしました。
爪が取れるとき 約半年経過
古い爪が取れるまで大体4~5か月かかりました。
だんだん変な形の爪が生えてきて、前の爪が押されてくるのが分かります。ちょっと気持ち悪いですが、先のほうだとは言え、はがれると痛そうなのでなるべく古い爪がはがれないように・・・と大事に大事に過ごしました。
おおよそ爪の面積の2/3位新しい爪が伸びたとき、自然に古い爪は取れました。
温存しただけあって痛みは全くなかったです。が、爪って大事なんだなぁとしみじみ思う位短い爪の指は力が入らない(柔らかい)状態でした。
爪が正常な長さになったらもう見た目は挟む前と同じ状態でしたが、しばらくは力が入らない状態でしたし、なんだか自分の指ではない感じでした。
そして何回か爪を切るまではパソコンでキーボードを打つときや細かい作業をするときなど多少違和感はありましたが、今では通常通り使えています。
私の場合は自己判断で病院へは行きませんでしたが、処置は速い、確実に越したことありませんから心配であれば早めに受診することをおすすめします。
以下で後日談も書いていますのでよかったら読んでくださいね。