エラーコード「0x0000007a」で自動再起動するウインドウズと上手に付き合う方法
パソコンの画面が突然画面がブルーになり再起動してしまう症状。パソコン画面だけでなく心もブルーになります(作業中に発生すると頭はレッドになります・・・)
私のパソコンでもたびたび登場します。ブルースクリーンになったときに出るエラーコードは【0x0000007a】(KERNEL_DATA_INPAGE_ERROR)。
このエラーをMicrosoftで調べると
- ページ ファイルに不良ブロックが含まれている
- SCSI デバイスが正しく終端されていない。ページ ファイルが SCSI デバイス上に存在する場合は、これが原因でトラップが発生する可能性がある
- コントローラからハード ドライブへのケーブルの接続性に問題がある
- ディスク コントローラ上でエラーが発生した
- サーバー上の非ページ プール リソースが不足している
まあ、原因を要約するとハードディスクやその他の機器などにエラーがある可能性があるという内容。恐らくハードディスクの一部が壊れている可能性があるのでは?というエラーです。
ただ、エラーコードとは別にエラー内容として表示されるのが【KERNEL_DATA_INPAGE_ERROR】。このエラーはウインドウズで必要なファイルの読み込みができなかったときのエラーです。
エラーコードやエラー内容をネットで検索すると原因と対処方法がいろいろ掲載されているのですが、どれを見ても??な内容ばかりで実際の現象が出て書かれているのかも分からない記事が多数あり、ハードディスクの破損などの問題ならディスク交換すれば解消される?ウインドウズの問題なら再インストールで解消できる?いったいどちらが原因なの?と余計に混乱状態となりました。
そこで今回は私のパソコンで実際に行った検証と対処方法を紹介することにしました。
【0x0000007a】エラーと上手に付き合う方法(原因追及)
あらかじめお断りしておきますが、タイトルにも書いた通り「エラーを解消する方法」ではなく「エラーを知って上手にパソコンを使い続ける方法」ですから根本解決にはなりません。唯一の解決方法はハードディスクの交換、OSの再インストールですが、その他のデバイス(例えばメモリやマザーボードなど)に問題がある場合には結局いろいろやった挙句にパソコン買い替えとなります。
また、これは私のPCでの検証と結果ですので同じことを行って何等かの不具合が発生しても責任は負えませんので了承の上お試しください。
【0x0000007a】でブルースクリーン&再起動してしまうタイミング
ずっと同じパソコンを使っていることもあり、長く付き合っているとだんだんブルースクリーンが発生するタイミングが分かってきます。
私の場合はしばらくアイドル状態(電源付けたまま放置)がある程度続いたとき、おおよそ5分位放っておくと勝手に再起動してウインドウズのログイン画面になっていることが多いです。
逆にこうして記事を書いたり作業しているときには発生しません。同じ症状の方は同じ対処方法である程度解消できるかもしれません。ただそのためには検証を行う必要があります。
【0x0000007a】が出る原因を探ってみる
無料のハードディスク修復ツール【FromHDDtoSSD】を使ってみる
発生原因として書かれているハードディスクのエラーが本当の要因なのかをチェックします。ハードディスクのチェックと修復には
というフリーソフトが便利です。これを使ってスキャンするだけで不良セクタ(簡単に言えばハードディスクの壊れている部分)を「ここを読み書きしようとするときは他の場所から読み込んで~」と代替セクタを設定してエラーが起こらないようにしてくれます。
これを使ってスキャンしたところしばらく経過したところで【要交換】というエラー内容が表示され、それからしばらくして【0x0000007a】が出ました!!どうやら原因の1つはハードディスクのようです。
この段階で解せないのがハードディスクの不良だけが原因だったら作業中でもブルースクリーンになるでしょ?ということ。前述した通りアイドル状態が続いたときに限って発生しているのでこれだけが要因ではないような気もします。
【0x0000007a】エラーと上手に付き合う方法(対処)
できるだけ長くパソコンをそのまま使うためにハードディスクに余計な負担をかけないため、また【0x0000007a】エラーが出ないための設定を行いました。
【0x0000007a】を発生させる可能性があるウインドウズプログラムを停止する
前述したように私の場合はアイドル状態が続くとブルースクリーン&再起動となるようですので、
勝手に自動で行われるディスクメンテナンスを停止する- 仮想メモリをなくし、ハードディスクへの読み書きを最小限にする
の2つを行いました。
まずディスクメンテナンスですが、毎日〇時にメンテナンスを実行してデフラグやエラーチェック、修復をするプログラムでその時間にメンテナンスプログラムが動く状態にない場合は電源が入っていて動作していない(アイドル状態)ときに少しずつ作業を進めて行くようです。前述したようにサードパーティーソフトの【FromHDDtoSSD】でも作業中にエラーが出て再起動するのですからこれが原因であることは容易に想像がつきます。
ディスクメンテナンスを停止するには
- コントロールパネルから「システムとセキュリティ」→「アクションセンター」を開きます
- 「アクションセンターの設定を変更」をクリックします
- メンテナンスメッセージの「自動メッセージ」のチェックを外して更新します
メッセージと書かれていますが、この処置で自動メンテナンスも無効になります
次にハードディスクを足りないメモリの代わりに使用する「仮想メモリ」を無効にします。私のパソコンはウインドウズ8.1でメモリ4ギガバイトと決して大容量のメモリを搭載しているわけではありませんが、メモリがいつもいっぱいになるまで使われているのをみたことがない(実際には使っていても50%程度)なので、思い切って仮想メモリを止めました。今のところ快適に動いています(メモリが足りなくなったら警告が出るのでそれから対処すればいいと思います)。
仮想メモリを使用しないようにするには
- コントロールパネルから「システム」をクリックし「システムの詳細設定」を開きます
- パフォーマンスの右の「設定」をクリックします
- パフォーマンスオプションで詳細タブの仮想メモリの右にある「変更」をクリックします
- 「ページングファイルなし」をクリックし、「設定」をクリックします
これでハードディスクと頻繁にやりとりする可能性のあるものが停止できました。
また余分なメモリ容量を使わないためにもう一つ下の設定をします
「Superfetch」を無効にして使用メモリを少なくする
「Superfetch」はウインドウズの機能で、最近使ったプログラムを速く起動させるためあらかじめメモリへ保存しておくものです。当然これがあることでメモリの使用量を増やしてしまいますから停止します(これによってプログラムの起動が多少遅くなることもありますが仕方ないことです)。
停止方法は
- コントロールパネルから「管理ツール」→「サービス」を開きます
- 「Superfetch」をダブルクリックしてスタートアップの種類を「無効」にします
- 右下の適用をクリックします(今動作しているものを止める場合はサービスの状態を「停止」にします)
私の場合はこの処置をしても特にパフォーマンスダウンは感じませんでした。
対処と経過
上の処置後再起動したりわざとアイドル時間を長くして(パソコンを放置して)【0x0000007a】エラー&勝手に再起動されるかどうかをテストしましたが今のところ現象は出ていません。
ただし、ハードディスクその他に何等かのエラーがあるのは事実なので折を見てバックアップとハードディスクの入れ替えをしたいと思っています。
似たような症状が出て困っている方、とりあえずの処置としてやってみてはいかがですか?ただしあくまでも自己責任でお願いしますね。
また過去記事で
というのも書いてますので参考になれば幸いです。
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