私はWordPressでサイトを作成し、Google Analyticsのデータを「Google Analytics Dashboard for WP」
を使ってダッシュボード表示しています。
これを見ているとここ最近「ページ」欄に「not set」という項目が表示されるようになり、結構な数になるようになりました。
またスパムリファラーなの?と疑い、フィルターを追加して対処しようとしましたがどうやら違うようです。
「not set」が増えたのはYahoo検索のSSL化が原因?
以前から行われているYahoo Japanの検索SSL化。とうとうこれが影響してきたようです。
今まではすべてがSSL化されていなかったためキーワードやページタイトルなどの情報がすべてGoogleに伝わり、Analyticsでも表示できていましたが、情報を渡さなくなったのが原因のようです。
「not set」というのはデータがあるのでいろいろと情報を収集してみたけど情報がなかったというときにAnalyticsが表示する「不明」という意味の表現です。つまりYahoo検索からのアクセスはあったけど何も情報がありませんよということなんですね。
タイトルが「not set」になっている要因がYahoo検索かどうかを調べるには
- Analyticsのレポートから「集客」→「参照元/メディア」を開き、「yahoo / organic」をクリックする
- セカンダリディメンションを「ページタイトル」にする
と見ることができます。
一覧に「not set」が出てきますよね?これがページタイトルが「not set」になっている原因=Yahoo検索が原因だということが分かります。
タイトルが「not set」になる場合の対処方法
Analyticsのレポート画面であれば、
- Analyticsのレポートから「集客」→「参照元/メディア」を開き、「yahoo / organic」をクリックする
- セカンダリディメンションを「ページ」にする
ことでページタイトルではなくURLが表示できるので、スラグによってどのページにどの位のアクセスがあったかの把握ができます。
ただ「Google Analytics Dashboard for WP」で何とかページタイトルを表示しようといろいろと調べたりしましたが、残念ながら具体的な対処方法が発見できませんでした。
しばらく調べつつこの方法でどのページにアクセスがあったのかを把握するしかなさそうです。
一般的にはSSL化したサイト同士ではデータの受け渡しができるようですから、サイトをSSL化すれば解決するような気もしますが当面このサイトをSSL化する予定がないので試していません。
サイトSSL化以外の方法で何か分かりましたらまた追記します。
意外な方法で解消されました
私の環境での話ですが、単純なことで「not set」問題が解決しました。詳しくは
をご覧ください。
その方法は、アナリティクスのトラッキングタグの貼りつけ位置を確認して変更するというもの。ちょっと青天の霹靂な感じで解消しましたが、前からこの位置だったのになぜ突然「not set」が増えてきたのか?は不明です。
「not set」や「not provided」は闇雲にフィルターしない方かいい
今回紹介したように「not set」や「not provided」とAnalyticsのレポートで表示されるのは何もスパムだけではありません。したがってフィルターをかける場合には注意が必要です。
リファラスパムのほとんどは何もデータを渡さないようにしていることが多いですから、リファラスパムに関してフィルターをかけるのに一番いい方法は言語の設定が「not set」であるものを除外するといいと思います。