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Windows8で無くなってしまったスタートボタン。困ったときの対処と便利な使い方

公開日:2017(平成29)年8月14日/最終更新日:

Windowsに関する情報



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今では1世代前のOSとなったウインドウズ8.1。このバージョンで大きく変わったのはそれまでのOSであるWindows7までは当たり前にあった【スタートボタン】がなくなってしまったこと。

大きく困ることとしては

  1. 電源を切るときの操作
  2. プログラムの起動

ですね。

対策としてよくあるのが「Classic Shell」というスタートボタンを追加するソフトを使うこと。これを使うと以前のウインドウズと同様の操作ができるようになるので便利です。

ただ、使用する環境によってはエラーが出たり不具合が起こったりすることもあるので考え物だと思います。実際に私の環境ではエラーが出て強制再起動なんてこともありました(正しくはこれが根本原因かは不明ですが、このソフトをアンインストールしたら強制再起動はなくなりました)。

まあOSの機能にない部分を引っ張り出して追加して・・・というようなソフトですから何等かあるのでは?というのが個人的見解です。

とはいえ、そのままでは本当に使いにくいです。Windows8はタブレットなどにも使えるようになった最初のOSなので、パソコンでの使用というよりはパソコン使用というよりはボタンをポチっとしてスタンバイにするタブレット向けなのかもしれません。

この後出たWindows10ではきちんとスタートボタンが復活したことから考えると「使いにくい」という声が多かったのでしょう。更に言うとWindows8のアップデートでこの機能が追加されなかったことを考えると、結構大変な動作をさせる必要があるものなのかもと想像します。それを前述したソフトで補完するというのは・・・やっぱり何か不具合が起こる可能性は否めないのではないかと思います。

いつものように前置きが長くなりました。今回はWindows8(8.1)をできるだけいつも通りに使用する方法をいくつか紹介します。

実は簡単だったシャットダウン

Windows7までのOSでパソコンの電源を切る時、通常では「スタートボタン」をクリックして「シャットダウン」をクリックしますよね?これと同じ動作をしたくてもできないので戸惑うのも無理はないですよね。ご存じないかもしれませんが、実は昔のバージョンから魔法の設定がすでに備わっていたのです。

それは「電源ボタン」を押すという動作です。何も設定変更していなければ電源ボタンを押すだけでシャットダウンされるようになっているんです。

恐らくですがWindows2000辺りからこの動作設定になっていたかと思われます(記憶の範囲で)。これを使ってシャットダウンしていた方は戸惑いなく使えたと思いますが、電源ボタンを押すというのは不具合が起こったときに長押しして強制的に電源を落とすものと認識していた人からすると何か危険なボタンのように思えて使ってなかったんですね。

これで1つ目の「シャットダウン」問題は解決です。

ちなみに、電源ボタン以外でシャットダウンするときは、

  1. スタート画面を出す
  2. これにもいろいろな方法があって

    1. 画面左下にマウスポインタを持っていき「スタート」という小窓をクリック
    2. キーボードのウインドウズマークを押す
    3. 画面右上にマウスポインタを持っていき、ウインドウズマークをクリック

    のいずれかでスタートという画面を表示します

  3. 画面右上のユーザー名をクリック
  4. 「サインアウト」をクリック
  5. ログイン画面が出てくるので右下のリンゴマーク(電源マーク)をクリックして「シャットダウン」をクリック

・・・これだけの作業を経て初めて完全に電源を切る「シャットダウン」ができるんですね。何と手順の多いことでしょうか・・・。それなら素直に電源ボタンをプッシュがいいと思います。

パソコンによると思いますが、電源ボタンでシャットダウンするときは少しシャットダウン動作してまっせ!という感じの画面になるまでタイムラグがあるようですから、電源ボタンを押したらシャットダウンされることを信じて少し待ちましょう。

プログラム(ソフト)を起動する

スマホやタブレットの登場によって出てきた「アプリ」という言葉。「アプリケーション」の略で特定の動作をさせるものという意味らしいです。一方パソコンにインストールして使うのは「ソフト」と呼ばれ、アプリとソフトは区別されるようになりました。昔はこの「ソフト」もアプリケーションソフトと言っていたので旧世代の私にとっては大混乱です。

厳密にいえばプログラムを行う言語が違うので区別が必要なんでしょうけど、使う側からしたらどっちでもいい話。しかも「アプリ」と呼ばれるものは単純にスマホ用サイトへのショートカットだったりして・・・「何がアプリなの?」と思えるものも多数。

まあ言葉のことについてはこの位にしておきたいところですが、Windows8.1にもこの違いによる余波が来ているのです。

「スタート」画面にあるのは「アプリ」だけです。ソフトはどこに??戸惑いますよね??

ソフトを起動するにはこの「スタート」画面で右クリックして、左下に出てくる「すべてのアプリ」をクリックすると出てくるんです。

そこには前述した「アプリ」と「ソフト」が見にくい感じでずらーっと並んで出てきます(本当に見にくい)。

更にそこにはスタートへ戻るボタンもなく、どうやって戻るの?と言えばキーボードのウインドウズキーを押すというマウス操作なのかキーボード動作なのかはっきりしてほしい感じがします。

まあ慣れてしまえばなんてことないですけどやっぱり使いにくい。そんな時はデスクトップにショートカットを出してしまいましょう。

デスクトップにソフト起動のショートカットを作る方法

とはいえいったいどうやったら??となってしまいますよね?ソフトのショートカット作成方法は以下の通り。

  1. スタート画面を出す
  2. 右クリックして「すべてのアプリ」をクリック
  3. 目的のソフトのアイコン(マーク)上で右クリック
  4. 下に出てくる「ファイルの場所を開く」をクリック
  5. 目的のソフトを右クリックして「送る」→「デスクトップ(ショートカットを作成)」をクリック

これでデスクトップにショートカットが作成され、簡単に起動できるようになります。

たくさんショートカットを出してしまうとデスクトップもごちゃごちゃになってきますから、「よく使うソフト」などといったフォルダにまとめておくといいでしょう。


どうでしたか?ウインドウズ8を少しでも使いやすくする方法を紹介しました。参考になれば幸いです。