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ウェブサーバー上にパソコンのファイルをバックアップ(ストレージとして使う)する方法

公開日:2017(平成29)年8月19日/最終更新日:

ノートパソコン



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大事なパソコンのデータどうしてますか??パソコンのハードディスクを信頼してそのまま保存ですか?パソコンの記憶装置であるハードディスクは未来永劫壊れないものではなく、数あるパソコンの部品の中でも一番酷使されているといっても過言ではない位忙しく動いているパーツ。したがって「パソコンが壊れた~~」となるのは大抵ハードディスクの故障です。

「うちのパソコンにはCとDの2つドライブがあるから大丈夫」なんて思う方もいるかもしれませんね。でもそれは無知過ぎるというものです。実際にはCとDの2つのハードディスクがあるわけではなく1つのハードディスクをCとDという2つの領域(パーテーションと言います)に分けているだけです。主にDドライブはパソコンに復元機能やリセット機能がある場合のデータ保管領域になっています。

ということは・・・いくらDドライブにデータを保存していてもハードディスクが壊れれば全部だめになる可能性があるということなんです。

少し脱線しました・・・。

それでは肝心のデータは外付けハードディスクやDVDなどへ保存?外部のストレージサービスへ保存?どうしてますか?

信頼性という観点で言えば、

  1. 外付けハードディスク
  2. CDやDVDなどの光学ディスク
  3. 外部のストレージサービス

という順だと思われます。前述したハードディスクの故障懸念についてはバックアップ用に使う場合には使用頻度が極端に少ないですから壊れる可能性はとても低いのです。そして次にあるのが光学ディスク。きっちり管理すれば恐らくこれが一番最強なのでしょうけどどのディスクに何が?というのを管理するのが大変ですし、キズ1発でディスク1枚分ダメになってしまいますから注意が必要です。

そして最後に外部のストレージサービスとなります。外部のストレージサービスはインターネットを使って接続できるサーバー機器のスペースを借りてデータを保存しようというものです。一応万が一データが消失してしまった場合は責任を負えないとしているところが多いものの、大手のサービスを使えばこの点は問題ないと思います。しかし、セキュリティという面ではやはりインターネットでのサービスですから不正にログインされる懸念はぬぐいきれませんね。

まあそれぞれ一長一短あるデータの保存ですが、基本的には複数の場所で保存するのが望ましいと思います。特に過去に戻れないデータ(資料や統計の元となる過去データや写真・動画など)は消失したら残念どころでは済まないですから慎重にやっておきたもの。

そこで今回思いついたのが、レンタルサーバーのスペースを使ってデータの保存をする方法です。

非公開のスペースへ接続できるサーバーならデータの保存が可能

通常レンタルサーバーはホームページなどたくさんの人に公開されるようになっています。ただし公開されるのは「public_html」などの名前が付いたフォルダの中のファイル類だけです。

これを公開フォルダというのですが、このフォルダの中以外に別名のフォルダが作れるようになっているサーバーであれば空いているスペースをデータ保管庫として利用できます。

とはいえ、データが保管できるのはそのレンタルサーバーと契約している間だけですし、データの消失については免責事項に含まれているところがほとんどですからあくまでもデータ保存方法の1つとして利用しましょう。

データのやり取りにはFTPを使う

ホームページ作りで使うことの多いFTPクライアントソフト、パソコンとサーバーを接続してファイルを転送するのに使用しますね。

これを使ってサーバーへ接続し、非公開の場所へ新しくフォルダを作成した後ファイルを転送するだけです。その場で画像の確認をしたりデータの内容を見たりということはできませんが、ファイルの保存用としては十分使えます。

この方法はストレージサービスと同様FTPを使ってアクセスできてしまえばおしまいというセキュリティ上非常に問題の多い方法ですから、もしも他人に取得されて困るようなデータであればパスワード付で圧縮するなどして容易に見られないようにする工夫も必要かもしれません。

最近のレンタルサーバーはおおよそ使いきれないような大容量のところが多いですからそのスペースを有効活用しましょう。

1つ注意点があるとすればサーバーによっては月間のデータ転送量に制限があることです。制限がかかって肝心のホームページにアクセスできなくなるということは避けたいですからサーバーの規約などをよく確認してから使うようにしましょう。

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おまけ データ復旧サービスを使う前に

ハードディスクが壊れるパターンは

  1. 物理的に何かの部品が壊れる
  2. 記録している部分(ディスク部分)の1部が読み取れなくなっている

の大きく2つ。大抵は2のパターンが多く、例えば電源は入るけどウインドウズが起動しない、途中で止まってしまうという場合です。1の場合は電源投入後ハードディスクが動かない(認識されない)のでエラー音が出たりします。

最近たくさん出てきた「データ復旧」サービスも2はできるけど1はできないというところが多いです。物理的に何かが壊れている場合には部品や設定の変更をするなどといった専門技術が必要なのでできるところが少ないのです。

それを知らずに修理見積もり出したら・・・びっくりするような見積もりが出てきます。それでも「データを復旧したい」という思いから言われるがままに依頼するパターンが多いです。

2のパターンではハードディスクは動く状態ですから外付けのハードディスクケースなどを使って正常に動いているパソコンにつなげばデータ保管用のハードディスクとして動く場合がほとんどです。そうなればデータの救出は可能ですから何も高いお金をかける必要はないんですね。

ハードディスクには2つの大きさと大別して2つの規格がありますからそれを調べて最初から外付けハードディスクとして販売されているものを使えば、製品に入っていたハードディスクは新しくパソコンへ使うことができ、その後古いハードディスクをつないでデータ復旧と両方の修理が一度に出来てしまいますので費用も1度で済みますからね。

データ復旧業者の健全化を図るために

日本データ復旧協会

という協会があるようですからもしも依頼するなら参考にしてみては??