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今更聞けない!メールを送る際の宛先、CC、BCCの違いと活用方法

公開日:2017(平成29)年10月17日/最終更新日:

ノートパソコン



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これだけSNSや「LINE」などのアプリが広がって来るとなかなか使う機会がなくなってくる電子メール。

もはや電子メールという言葉自体が死語なのかも・・・なんて思えるようにもなってきました。とはいえ、誰かに確実に、しかも必要な書類などのファイルを添付して送付できるのはおそらく電子メールだけでしょうし、今後もそうでしょうから、今回は敢えてこの電子メールに登場する「宛先」「CC」「BCC」の違いについて解説したいと思います。

そんなの知ってるよ~と思われる方は閉じていただいて構いません

電子メールの「宛先」「CC」「BCC」の違い

電子メールソフトを使ってメールを送信するときにあるこの3つの宛先指定方法の意味知ってますか??「馬鹿にするんじゃないよ」と怒られそうですが意外と知らないこともあると思いますので違いを解説しておきます。

宛先

普通はここに送付したい方のメールアドレスをズラズラと追加すると思います。

ここに設定したメールアドレスは

  1. メールを送付する相手には確実にメールが届く(送付される)
  2. ここに入力したメールアドレス情報は送信した人すべてが知ることができる

という特徴があります。1の要件については皆さん周知の事実だと思いますが、2について知ってる人はどの位いますか?

「宛先」という欄に追加したメールアドレスは受信した人すべてに「どこへ送ったのか」ということを知らせることになります。したがって、送った人が誰にメールしたのかが一目瞭然!!受信した人が「ラッキー」と思うこともあるのです。

そうですよね?送った人のメールアドレスが分かるんですから・・・。電子メールを使う上で、特に社外などの方へ一斉メールを送る際には絶対に使うべき項目ではありません。

CC

CCとはカーボンコピーの略。これも死語かもしれませんが、昔紙媒体の書類では特に重要なものは誰にコピーを配布したかを明確にしていました(経営資料など)。つまり誰が持っているかを明確にすることで責任を共有するという意味合いがあったのです。

これと似た機能がこの「cc」という宛先設定。電子メールの扱いとしては一応読んでもらいたい人にコピーとして送信するための送信先設定です。

意外と知らない人が多いと思いますけど、この「CC」で届いたメールは一応読んでもらいたい人にコピーとして送信するためのものですから返信してはいけないというルールがあります。

知らない人は平気でccで届いたメールに返信する方がいますが、電子メールの世界では「ルール違反」です。

もしも返信すべきものであるなら「CCへ返信することをお許しください」などと一言添えて返信するといいでしょうが、基本的には返信という行為そのものがルール違反です。

この方法では宛先とccに入っているメールアドレスがすべての人に知れ渡ってしまうため、どこに送ったかを明確にする必要がなければ使わない方が無難です。

BCC

宛先欄に入力したりCCへ入力したりすると他人のアドレスがバレてしまうのを防ぐための方法がこの「BCC」。BCCへ入れたアドレスは略語の通り「ブラインドカーボンコピー」なので、届いた相手には一切見えません。

通常業務などで使用するメールにはこの方法を用います。

ただしどこに届けているかが分かりませんから

  1. 関係各位の方すべてに送信させていただいております
  2. 「〇〇様」「〇〇様」へ送信させていただいております

などという接頭文をつけるといいと思います。

ただこれだと実際にどこへ送ったかが明確でないこと、宛先に最低1つ送信先メールアドレスを入力しなければならないことが問題になってきますから、

  1. 宛先には送信元(自分)のメールアドレス
  2. BCCには実際に送付したメールアドレス

とすれば、確実にメールが送付されたことの確認ができ、かつ、届いたすべての人には送信元のアドレス(送った人のアドレス)以外は知られることがありませんから、情報漏えいを最小限にしつつ確認もできるのでおすすめの方法です。


最近ではスマホやタブレットが主流になり、パソコンを使ったことがないなんていう新入社員も多くいると思います。そんな人がパソコンを使ってメール送信したらアドレス情報がただ漏れ・・・なんてことがないようこのあたりから教える必要があるかもしれません。