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リカバリーディスクすら読み込んでくれないパソコンを復活させた唯一の方法

公開日:2018(平成30)年2月3日/最終更新日:

Windowsに関する情報



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ここ数日悩みに悩みました。以前使っていたノートパソコンが恐らくハードディスクの異常で不調になり、リカバリーをかけて一応動くようになったかと思いきや・・・起動途中でずーーーっと時間が経過した挙句に落ちたりするようになり、ついには完全起動できなくなりました。

そこでハードディスクを買って換装し、以前作っておいたリカバリーディスクセットを使ってクリーンインストールをかけようとするも、何をどうしてもDVDからブートされない・・・。パソコン1台しかないのに困った困った・・となって新しくPCを買う羽目になってしまいました。特にハードディスクがおかしいのかなぁと原因がわかっているなら生きてるうちにバックアップしておくべきでしたね。

絶対何か解決方法がある!!となんでも載ってるインターネットで調べていると参考になりそうなサイトが2つ、目を輝かせて設定してみました(どこ製のパソコンかかバレバレですね・・・)。

富士通LIFEBOOKでCD/DVDブートするために苦労した話

UEFI未対応のCD/DVDブート【富士通社製 FMVS75AUV1、FMVS75PL2】

どうやらパソコンを起動したときに動くBIOSには従来の「レガシーBIOS」と「UEFI BIOS」というのがあり、私のパソコンは後者だったので設定変更が必要だったみたいです。

サイトに載っているように設定を進め

  1. パソコン電源投入後にBIOS設定画面を出す
  2. 管理者パスワードを設定する
  3. セキュアブート設定を「Disable」にする
  4. Advanceタブの「CSM(互換性サポートモジュール)」を「Enable」にする
  5. パソコンを再起動してブートデバイスの選択からCD/DVDを選択

4までは順調に終了、でも・・・何をどうやってもCD/DVDの選択ができない!!Windows起動しないんだから当然セーフモードも無理。

選択画面は出ないけど、DVDドライブは動きたがってるみたいだから、リカバリーディスクが悪いの??それじゃあ涙を呑んでメーカーからディスクを買うか??え?1万円もするの?それ買ってだめだったら??いろいろ思い悩みましたが断念。

もうだめか・・・・と思った挙句、この方法で使えるようになりました。

とはいえ動くようになりますが、あまりよろしくない方法だと思いますので、最後の最後の手段として使ってください。

キーワードは【クローン】

最近では生物でもクローンがたくさん登場しますね。直近では中国でおサルさんもついにクローンが作られたなんてニュースがあります(執筆時)。パソコンの世界にもこの手法があって、パソコンのハードディスクが壊れたときに差し替えて使えるように全く同じハードディスクを用意しておくという「いざ!」というときのためのリカバリー方法です。

ハードディスクはすでに購入済だったので、あと必要なのは以下の2つ。

  • 裸のハードディスクをUSBで接続するための器具
  • クローンを作るためのソフト

ハードディスクをUSB接続するケーブルそのものも販売はされていますが、どうせなら外付けとして他のハードディスクを使えるようにハードディスクケースを購入。

【USB3.0&UASP】USB3.0インタフェースで、USB2.0より10倍速いの5Gbps転送速度に達すことができ。ホストとデバイスの双方がUASPに対応していれば、普通のUSB3.0と比べて20%の転送スピードをアップします。
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本ケースは全ての7mm-9.5mm厚さの標準2.5インチSATA HDD・SSDに対応(2TBまで)。Windows xp/Vista/7/8/10、Mac OS 9.1及びそれ以降のバージョンにサポート。
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最近はパソコンパーツ専門店も少なくなっていて、しかもこういうパーツってなかなか売ってないのでネットで購入しました。

次にハードディスクのクローンを作るためのソフト、AOMEI Backupperというソフトの無料版を使いました。

これで準備万端!!

換装のために買ったハードディスクをケースに入れてポータブル化したら新しいパソコンに接続、そしてソフトを使ってクローンを作成しました。まだほとんどデータのない新しいパソコンなので容量は48ギガバイト程度、クローンの作成は約1時間で完了しました。

クローンを作ると同一のパソコン内では同じドライブ名が使えないので「F」とか「G」とかいうドライブ名が勝手につけられましたので「これで大丈夫かなぁ」と思いつつ作業は終了。

禁断のハードディスク換装

さてそれではハードディスクを入れ替えます。前のパソコンの壊れかけのRADIO(じゃなくてハードディスク)を取り出し、クローンしたハードディスクと交換、そして電源ON。

な、な、なんと普通に起動してきました(ちょっとびっくり・・)。ドライブ名もきちんとOSが「C」に書き換わってます(どういうからくりなのかは不明です)。

起動するとそのパソコンでは動かないユーティリティやソフトから起動できないエラーが発生しましたが、冷静にソフトをアンインストールしたらエラーも出なくなりました。

そして移行した環境同士の相性が良かったのか、Win10がすごいのか、特に追加ドライバなどなくてもデバイスエラーはなし!!ラッキーそのものです。

同じキーで同じWindowsが動いてるんだからひょっとすると再アクティベーションが必要なのかな?とも考えましたが、それも現状では出ていません。

1つ困ったのが電源投入後にOSの選択画面が出たこと。動いてくれたんだから電源入れたら一回ENTERキー押すだけ!!ではありますが一応気になるので、以下の方法で調整しました。

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Windows起動時にOSの選択画面が出るときの調整方法

私が行ったのはmsconfigを使った方法です(他にも方法があります)。

リカバリーディスクすら読み込んでくれないパソコンを復活させた唯一の方法|Knowledge Base
リカバリーディスクすら読み込んでくれないパソコンを復活させた唯一の方法|Knowledge Base
リカバリーディスクすら読み込んでくれないパソコンを復活させた唯一の方法|Knowledge Base

まずウインドウズアイコンを右クリックして「ファイル名を指定して実行」をクリックします

検索窓に「msconfig」と入力してENTER

出てきたウインドウの「ブート」タブをクリックして、「タイムアウト」の秒数を調整(画像はゼロ秒にしています)

ゼロにすれば何も表示されずに起動、最初は30秒になってました。OS選択画面で「F8」をクリックするとWindowsXP時代のようにセーフモード起動などもできるのでひとまず3秒ルールにしました(これ位なら気にならないですから・・・)。

あと問題となりそうなのが完全クローンなので当然

  1. パソコンの機種名などは移行前のものが表示される
  2. コンピュータ名が同じ
  3. 使っているソフトや設定している内容が同じ

ですから、ネットワークを使っているなら2のコンピュータ名は変更すればいいし、必要のないソフトはアンインストール、同期してないソフトの設定(メーラーなど)はどちらのパソコンを使うかで1方を削除すればおしまい!!

苦肉の策の最終手段でしたが、これで壊れかけのRadioがひとまず使えるようになりました。

また問題などあれば追記したいと思います。