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「リモコンに飲み物が・・・」もうダメだと思ったリモコンを復活させる(直す)方法

公開日:2016(平成28)年9月10日/最終更新日:

「リモコンに飲み物が・・・」もうダメだと思ったリモコンを復活させる(直す)方法



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今や家電には欠かせないリモコン。

中にはリモコンでしか操作ができない家電があったり、最小限の機能しか本体で操作できない機器があったりと便利でもあり、いざリモコンが故障したら何もできない時代になりました。

手元に置いて作業するリモコンの代表選手が「テレビ」や「レコーダー」など・・・。そこには電子機器の天敵であるコーヒー・ジュース・水・酒・・・などの水分があることが多いです。

ちょっと手が当たって「あ!!」、バシャーっとリモコンにこれらがかかってしまったらどうしますか?

おそらくよく拭いても無反応では?

「もう買い替えるしかないのか・・・」とあきらめる前に実際に復活させた経験談をお話します。

とても原始的な方法ですから誰でもできますし、買い替える前に試してみる価値のある方法だと思いますからあきらめる前に一度お試しあれ。

リモコンを復活させる(直す)方法

リモコンのボタンが何も反応しなくなってしまったり、特定のボタンが常に押されて他のボタンが効かなくなった場合には以下の手順で直すことができるかも知れません。

あきらめて放っておいたら直った..というのは内部が乾燥してたまたまボタンの接点に影響がなかっただけの話で根本解決にはなりませんから、きちんと対処しましょう。

1.リモコンの電池を抜く

水や飲み物が被って操作できなくなるときの原因のほとんどはリモコン内部に入った水ではない水分(飲み物の中に含まれる通電する成分)があることです。

内部の水分に含まれる成分の問題なので、外側をいくら拭いても残念ながら直ることはありません。

まずはこれ以上内部に電気的な損傷が出ないよう、リモコンの電池を抜きましょう。

2.分解して水洗いする

分解の仕方

内部の水分やそれに含まれる問題ある成分を抜くためには、リモコンを分解する必要があります。

リモコンはねじで止まっていることは少なく、爪で表裏がはまっている場合がほとんどです。

側面をよく見ると、マイナスドライバーが入りそうな切り欠きがあったり、隙間があったりしますから、そこへ細いドライバーを差し込んでリモコンの表裏を割るようにして分解します。

隙間や切り欠きが見つからない場合は慎重に行わないといろいろな場所が傷だらけになりますから注意して作業をする必要がありますが、とにかくバラさないと復活はできませんから意を決して行いましょう(笑)。

分解すると、ボタンの部分が集合したシートと、ニクロム線のようなグルグルした電線がいくつもある基盤、それから外側カバーに分かれると思います。

リモコンは結構単純で、ボタンの裏の通電性のある物質と、基盤のグルグルした電線部分が接触して通電するとそのボタンが押されたと判断するものなので、以下のようなことがボタンが効かなくなる原因ということになります。

  1. ボタンのあるシートと基盤の間に通電性のある物質があって短絡(ボタンが押されている状態になっている)
  2. 基盤の中に通電性のある水分があり、短絡している

今回の場合は水分が絶縁体の役割をしてしまったために効かなくなったケースですが、乾かして自然に復活したとしても2の要因で不具合が出れば、そのリモコンはダメになってしまう可能性がありますから、早めの対処がいいでしょう。

洗浄の仕方

ボタンのあるシートはもともと水に強いので、クリーニングもかねて水洗いします。

基盤も水分をこぼした時に備え、基本的に防水構造になっていますが、見た目に電子部品が裸になっているものを除けば水洗いしてしまっても問題ないでしょう。

基盤の防水が心配でしたら、何度も水拭きするという対処でもいいかも知れません

水洗いしたら、簡単に水分をふき取った後、完全乾燥するまで少なくとも1日程度は放置しましょう。

3.元に戻してテスト

完全に乾燥したら、元に戻してテストします。

問題なく使えたら...ハイ修理完了!!です。

我が家のリモコンも無事復活

以下は実際に我が家のリモコンを水洗いして復活させたときの日記です、よかったら併せてご覧ください。

ちなみに昨夜我が家のテレビリモコンが2度目の水没をしたのですが、翌日には完全復活しました。

リモコンを長く使うポイント

今回の何かをこぼしたというケース以外にも、案外手の脂やついつい水に濡れた手で触ってしまうという機会が多いと、電池切れでもないのにボタンの効きが悪くなることがあります。

そうなった時にはこれまたついつい力強くボタンを押してなんとか使おうとしてしまいがちですが、ボタンが破損したり、ボタンシートの弾力が失われて戻りにくくなったり(要は常に何かのボタンが押され気味な状態)、時には基盤が破損したりして再起不能になってしまうということも考えられます。

もしもリモコンのボタンが効きにくくなって、電池を替えても何となく反応が鈍いと感じた時には、早めに分解と洗浄を行うことで、前述のような劣化が少なくなり、長くリモコンを使うことができると思います。

さいごに

今回紹介した方法は、あくまで私の経験談ですから試すかどうかは自己責任でお願いします。

余談ですが、最近のリモコン付電化製品はほとんどの作業をリモコンで行うものが多く、本体では限られた操作しかできませんから、買い換えるなら純正を選ぶようにしましょう。

簡易型のリモコンを焦って購入すると肝心のことができなかったりしますし、学習型のリモコンでは「学習させる元になるリモコンがない」訳ですから役に立ちません。

リモコンには大抵型番がボタン面か電池カバー周辺に記載されていますからアマゾンなどで検索すると出てきます。

オークションなどで中古を探すのもいいのですが、あまり価格差がありませんから新品購入をおすすめします。

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リモコンの水没対策

ズバリ!リモコンの水没事故を防ぐには、水を通さないものでモールドするしかありません。

使えるものとしてはビニール袋や食品保存用のジッパーバッグです。

よくラップを使う方がいますがラップの隙間から水が侵入しない大きさなら大丈夫ですが、継ぎ目ができてしまうときはあまり効果的ではないと思います。

また市販のリモコンカバーを使うという手もありますが、ボタン面をカバーするものと、全体をカバーするものがあり、ボタン面のみのカバーだとリモコンの継ぎ目や電池カバーから水が入ることがありますからできれば全体をカバーできるものを選ぶようにしましょう。