ハードディスクレコーダーと言えばほとんどの機種がDVDやブルーレイ搭載のものが多く、これらのプレーヤーはあるから手軽に地デジやBSデジタル放送をハードディスクへ録画できる機器だけなるべく安く手に入れたい。そんな時にぴったりの地デジチューナー付きレコーダーをご紹介します。
手軽に使える地デジチューナー付きレコーダーを家族一人一人で使えば、番組が重複した時にも気兼ねなく録画でき、誤って録画番組を消してしまう心配もありません。
「地デジチューナー付きレコーダー」の人気商品
ハードディスクレコーダー選びのコツ
DVDやブルーレイ搭載のハードディスクレコーダーと同様に選び方にはいくつかのポイントがあります。
- ハードディスク容量の違い
1時間の番組を録画するのに必要なハードディスクの容量は、標準モードで約10ギガバイト、3倍モードで5ギガバイト前後です。従って500ギガバイトモデルなら約100時間の録画ができるということになります。連続ドラマの放送がおおよそ1時間×10回ですから、500ギガバイトモデルであれば、10シリーズを撮りためると一杯になってしまうということですから、容量選びは大切だと思います。
- ハードディスクの接続数の違い
ハードディスクを使ったレコーダーには
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- 内臓されているハードディスクのみ使えるもの
- 内臓されているディスクの他USB対応のハードディスクを増設できるもの
- ハードディスクそのものが差し替え可能なもの
があります。使い勝手がいいのは2のタイプですが、同時に接続できるハードディスクの台数と合計容量などに制限がありますので、よく見て選ぶ必要があります。ディスク容量がいっぱいになり削除をしない場合には、1のタイプではチューナーのついた本体を増やす必要があるため一番高額になることが多く、リモコンも複数になってしまいます。おすすめは必要に応じて増設できる2のタイプです。
- 同時録画できる番組数の違い
よくある「録画機能がある」タイプのテレビでは、テレビ用と録画用の2つのチューナーを搭載している機種が多いです。同じように、ハードディスクレコーダーにも、1番組の録画が可能なシングルチューナー、2番組同時録画ができるダブルチューナー・・・といったようにモンスタークラスだと6チューナー内蔵というモデルもあります。多いに越したことはないのですが、チューナー数分だけ割高になりますし、たくさんの番組が録画できるということはそれだけハードディスク容量が必要になりますし、何より本当に見たい番組を探すのが大変ということにもなりかねませんから、2番組被ったときに使えるダブルチューナータイプがちょうどいいと思います。
- 3波チューナー(地デジ/BS/CS)と地デジ専用チューナーの違い
「これは安い!」という録画機能付チューナーやハードディスクレコーダーの中にはBSやCSの録画ができない地デジ専用チューナーのみ搭載したモデルがあります。BSやCSを録画することがないと言いきれる場合にはいいかも知れませんが、万が一録画したくてもできなくなってしまいますし、今は地上デジタル放送が主流でも今後BSが主流になったり、見たい番組を有料で選べるCSが見たくなったりするかもしれません。こうした機器の耐用年数は5年~8年と言われていますから、今後も考えて3波型チューナー内蔵の機種がおすすめです。
- 大きさの違い
テレビは薄型になったのに、DVDレコーダーやHDDレコーダーがあるから大きなテレビ台のまま使うしかない、でも、部屋のスペースをなるべく広く使いたい、そんな方におすすめなのがコンパクトタイプのレコーダー。DVDなどの回転するものが付属してしまうとどうしても奥行きが必要になる機器も、ハードディスクレコーダー単体であればテレビと変わらない位の奥行のものもあります。
最後に
テレビのメーカーが○○だからレコーダーもそろえた方がいいと思っていらっしゃる方が多いかも知れませんが、
- テレビを見ながら録画予約ができる
- リモコンが共通で使える
位の恩恵が受けられるだけで特にこだわる必要はないと思います。接続のほとんどはHDMIケーブル1本で接続できるので配線に困ることもありません。
長く使うハードディスクレコーダーですからいろいろ見比べて選ぶようにしましょう。