案外知られていない「しめ縄」や「門松」などの正月飾りを飾る時期について調べてみました。
まず飾り始めの時期ですが、毎年12月13日~28日に飾るのが望ましいのですが、今では25日までクリスマス一色なのでそれ以降に飾るのが一般的です。また、この時期にどうしても飾れないときは、30日に飾るようにします。
なぜ29日や31日はダメかというと、29日は「苦待つ」といわれ縁起が悪いので止めた方がよく、31日は「一夜飾り」といい、神様に対して誠意がないとされるので控えた方がいいようです。ここしか飾る時がなかった・・・なんて場合は飾らない方が無難かも知れません。
次に飾りを取る時期ですが、歳神様のいらっしゃる「松の内」が過ぎる1月7日にお正月飾りをとり払うのがいいようですが、地方によって違いますので、慣わしに合わせて取り払うようにしましょう。
そして、処分の仕方ですが、毎年小正月(1月15日)に行われる、お正月の飾りを集めて焼く「どんど焼き」の際に神社で焼いてもらうのが一般的です。自分で焼く場合には塩と酒で清めてから焼くほうがいいといわれています。松の内が過ぎて正月飾りを取り払ったら近くの神社へ持っていくようにしましょう。
いまや100円均一でも買えるお正月飾りですが、ぞんざいに扱って災いがこないように扱いには気をつけたいところですね。
それから、鏡餅を下げる「鏡開き」ですが、毎年1月11日が一般的ですので、正月飾りとともに・・・なんてしないようにしてくださいね。