寒くなってきて、我が家の愛車トヨタ ヴィッツ(Vits)SCP10の冷間時ベルト鳴きが気になってきました。
冷間時というのはエンジンを掛けてから、低水温の警告灯が消えるまでの5分位で、発進時に「キュっ」て感じで音がします。
走行中は気にならないのでおそらくは発進で負荷がかかったときに鳴るようです。特に寒い日はバッテリーが弱っているのでオルタネーターが必死に発電使用として負荷がかかり、キュルっと発進時に鳴ります。
トヨタ ヴィッツ(Vits)SCP10に搭載されているエンジンは1SZ型で、ヴィッツの他プラッツなどこの時代に発売されたトヨタの1000ccカーほとんどに使われていますが、何となく見ているとどれもやっぱりベルト鳴きが出ているように思えます(道で気にしていると分かります)。
ボンネットを開けると・・・
普通は補機類(エアコン・ウォーターポンプ・パワステ・オルタネーターなど)を2~3本のベルトを使って回しているエンジンがほとんどなのですが、この1SZエンジンは何と1本ですべてまかなっている!!エンジンです。
当然1本しか無いわけですから負担がかかるのでベルトは鳴きやすいし劣化も早いのかも知れませんね。
しかも、ベルトの掛かっている部分の上部にはパワステポンプのオイルタンクが・・・ちょっと車が古くなってこのタンクから滲みが出てベルトに垂れようものなら・・これもベルト劣化の原因&ベルト鳴きの原因になってしまいます。
また、ベルトの交換はエンジンマウントを1つ外さないとできないそうで、小さい割には工賃がかかりそうです。
何しろコストダウンを目指した車ですからある意味合理的??な車なので、その後どの位もつ車なのかなんてのは想像して作ってないんでしょうね・・・。
知り合いの車屋の人も、「まあ、10万キロも乗れる車じゃないからね」なんて言ってました。
我が家のヴィッツは今40000キロなので通勤の足として大事に乗ろうと思います。
ベルトの鳴きが気になる方は、市販の鳴き止めスプレーよりもベルトワックスという製品(車用が無ければ機械用でもいいと思います)の方が効果的ですヨ!ベルトの鳴き止めスプレーはベルトの摩擦力をアップさせて強制的に回すタイプのケミカルなのでベルトの寿命を縮めるかも知れません。
また、目に見えてベルトがへたっている場合には思い切って交換してもらった方がいいですが、有識者?によるとベルトを交換してテンションが変わることで今まで正常だった補機類が故障したり、バランスがとれていたベアリングがだめになったりすることもあるそうです。