どんどん増え行くWordPressブロックエディタのブロック、どうしてますか?
投稿編集画面から⚙マークをクリックし、「設定」→「ブロック」を選択することで、ブロック表示の有効化/無効化が標準でできるようになっているものの、何度もクリックをしていかないとたどり着けないのでちょっと面倒ですよね。
そんなときに地味に役立つのが今回紹介する「Gutenberg Block Manager」です。
このプラグインは、ブロックまたはブロックの集まり(グループ)ごとの表示/非表示の設定のほか、通常の操作では個別に非表示にできない埋め込みブロックの細かい非表示の設定もできて便利です。
【Gutenberg Block Manager】プラグインの用途や機能
WordPress標準の、投稿編集画面から「設定」→「ブロック」でチェックを外さなくても、プラグインの管理画面上でブロックの表示/非表示のコントロールができます。
また、後述するように、複数のサイトへ同じ設定を移行することができます(要functions.phpの編集)
本ページを最後に編集したときの環境・バージョンなど
プラグインは製作者によって日々更新されていくため、この紹介記事が最新バージョンのものであるとは限りません。参考までに本記事の最終更新日時点におけるテスト環境、プラグインバージョン、プラグイン導入時の留意点などを記載しておきます。
プラグインを使用(試用)したテスト環境・公式ページなど
この紹介記事作成にあたって、試用(テスト)を行った環境、本記事で紹介するプラグインバージョン、現在配布されている最新バージョン、公式ページのリンク等は以下の通りです。
テストしたサーバー | カラフルボックス |
WordPressバージョン | 5.9.3 |
PHPバージョン | 7.4.27 |
テストしたテーマ | HABONE(本サイトでも使用しているオリジナルテーマ) |
プラグインバージョン | 本記事で紹介するために試用したバージョン : 1.2.2 公式サイトで配布されている最新バージョン :3.1.0 ※バージョンが違うと、仕様が大きく変更となっている可能性があります |
テストした日 | ※本記事の最終更新日であり、実際の試用日とは異なることがあります |
公式サイト | ※wordpress.org上のページへのリンクです |
作者サイト | ※プラグイン制作者の独自ページ(サイト)リンクです |
本記事を参考にWordPressサイトへプラグインの導入を検討される方へ
WordPressは古くから無料で配布されているサイト作成ツール(CMS)で、随時改良が加えられており、さまざまなバージョンが存在します。
さらにWordPressを動かすためのプログラムであるPHP、サイトのデータを保存しておくためのデータベースについても様々なバージョンがあります。
そしてWordPress本体同様にプラグインについてもさまざまなバージョンが存在します。
本記事を参考にプラグインの導入をお考えの方は、以下に留意の上でインストールするようにしてください。
- テスト環境での動作に基づいた紹介記事ですので、すべての環境で正常に動作するかどうかは不明です
※本記事の内容についてはページ内に記載しているプラグインバージョンのものになります。現在のバージョンと異なる場合、機能や日本語対応の状況などが異なる場合があります。
※また、テスト環境、テストしたプラグインバージョン等の表示が本文内にない場合、ページタイトル下にある最終更新日当時の情報となりますので、現在のバージョンでは全く違う機能となっているかも知れません。 - プラグインに無料版と有料版(Pro版)がある場合、特に記載がなければ無料版の情報のみを紹介しています
- このページでプラグインを使用する際に必要なショートコードやコードなどは、コピーして使用することができますが、環境によっては記号などが文字化けすることがあります。コピーしたのに動作しない場合は特に「”」「’」などの記号を入力し直してみてください。
- プラグイン本体の動作不具合や質問などは公式サイトのフォーラムなどで行ってください(ここでは質問にお答えすることはできません)

【Gutenberg Block Manager】プラグインの設定画面や表示画面の日本語化と翻訳
【Gutenberg Block Manager】プラグインは日本語化が可能な言語ファイルが同梱されていますので、翻訳を行えば日本語での使用が可能ですが、設定項目が少ないので特に困ることはないと思います
【Gutenberg Block Manager】プラグインのインストールと設定方法
インストール方法
インストールはプラグインの新規追加でプラグイン名を入力して検索してインストールするか、WordPressのプラグイン公式配布ページからダウンロード後、管理画面からアップロードインストールしてください(プラグインの公式ページは本ページ内記載のリンクをクリック、もしくは、WordPress公式サイトで検索してください)。
WordPressを使い始めて間もない方(初心者の方)は、より詳細なプラグインのインストール手順や、インストール時に起こる問題などへの対処方法をまとめた【WordPress】プラグインのインストール&追加方法とエラー対処の方法も併せてご覧ください。
基本的な設定方法と使用方法
サイトの管理画面から「設定」→「Block Manager」を開いてブロックの有効/無効の設定をしていきます。
画面上でブロックを1つ1つ有効/無効にできるほか、グループ(同じ性質のブロックの集まり)をすべて非表示にすることもできます。
また、冒頭で書いた通り、通常ではコントロールできない埋め込みブロックの細かい非表示も可能です。
【Gutenberg Block Manager】プラグインの便利な使い方・カスタマイズ方法など
このプラグインをより便利に使うカスタマイズ技、テストサイトで使用した結果や感想、WordPressのプラグイン公式配布ページには書かれていない情報、発見した不具合などを紹介します。
複数のサイトで設定を使いまわす便利な方法
複数のサイトを持っている場合で、同じブロック設定を使いまわしたいときには、エクスポート機能を使うと便利です。
以下のようにして、別のサイトへ適用させます。
1.別のサイトへも同じ【Gutenberg Block Manager】プラグインをインストールし、有効化します
2.プラグインの管理画面上の何かのブロックを制限すると、管理画面右上に「Export」というボタンが現れるので、クリックします。
3.表示されたコードをコピーして、別のサイトのfunctions.phpを開いて末尾へ貼り付け、保存します。
これで、元のサイトと同じ状態になり、プラグインの管理画面上で有効/無効の切り替えができなくなり、複製が完了します。
エクスポートコードを使用する際の注意(バージョン1.2.2)
バージョン1.2.2でテストしたところ、エクスポートされたコードに一部不備があるようです。
エクスポートされたコードは以下のようなものです。
// functions.php
add_filter( 'gbm_disabled_blocks', function() {
return []
});
このコードには3行目のreturn末尾の「;(セミコロン)」が抜けています。正しくは
// functions.php
add_filter( 'gbm_disabled_blocks', function() {
return [];
});
かと思います。
間違ったコードをそのまま貼り付けて保存すると、エラーが起きますので、注意ください。
この不具合に関しては、2022年5月15日現在、公式フォーラムへ提案していますので、次バージョンで修正されるかもしれません
このページの更新履歴
更新日 | 更新内容 |
---|---|
2022年 5月15日 | 本ページを公開しました |

