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簡単に子テーマの作成ができるプラグイン「Child Theme Generator」

公開日:2018(平成30)年4月2日/最終更新日:

WordPress Plugin



WordPressのテーマ編集どうしてますか??今ではすっかり定着してきた「子テーマ」での編集してますか?

恐らくこのページをご覧になる方は「子テーマ」をご存知ないか、知っているけど作り方が分からないかのいずれかだと思いますので、プラグインの紹介をする前に「子テーマ」について簡単に説明しますね

子テーマはざっくりいうとデザインを決定する「css」と、動作させるプログラムを記述する「functions.php」を追加するものです。子テーマに記述したものは親テーマが呼び出された後(厳密にいうと優先しての方が正しい)に適用されるので、親テーマに同じ記述があっても子テーマの内容で動作するんです。

・・・ということは・・・特にCSSのカスタマイズでは親テーマだけだと「css」が書かれているファイルの中にあるすごい行数のものの中から調べて書き換え・・・なんてことをしなくてもよくなるんですね(これも厳密にいうと上から下に読み込まれるので末尾に記載したものが優先されるのですが・・・)。

子テーマを使うことで自分がカスタマイズした部分だけが見えるようになるので「どこをどうしたのか?」「どんな動作を加えたのか?」がとても見やすくなるんですね。

そして子テーマの中には親テーマにあるphpファイルをコピーして独自のコードにしたものを適用するなんてこともできますから一度使ったら手放せなくなります。何より親テーマがアップデート(更新)されてもコードが書き換えられたりすることがない!!というのが最大の利点です。

ただこんなに便利なのに子テーマを作るとなると・・・WordPressの公式ページに書かれているように結構大変な手順が存在します。今後テーマを変更しないなら子テーマを作るのは最初で最後になるわけですからできれば簡単に作りたいですよね??

【Child Theme Generator】は管理画面からいくつかの項目を入力するだけで簡単に子テーマが作成できるプラグインです。子テーマ作りはなかなかするものではありませんから、独学で作り方を覚える時間をコンテンツを作る時間に充てませんか?

【Child Theme Generator】プラグインの基本的な機能・できること

  1. WordPressの管理画面から簡単に子テーマを作成
  2. サイト中にある子テーマを安全に削除

本記事を参考にWordPressサイトへプラグインの導入を検討される方へ

WordPressは古くから無料で配布されているサイト作成ツール(CMS)で、随時改良が加えられており、さまざまなバージョンが存在します。

さらにWordPressを動かすためのプログラムであるPHP、サイトのデータを保存しておくためのデータベースについても様々なバージョンがあります。

そしてWordPress本体同様にプラグインについてもさまざまなバージョンが存在します。

本記事を参考にプラグインの導入をお考えの方は、以下に留意の上でインストールするようにしてください。

  • テスト環境での動作に基づいた紹介記事ですので、すべての環境で正常に動作するかどうかは不明です
    ※本記事の内容についてはページ内に記載しているプラグインバージョンのものになります。現在のバージョンと異なる場合、機能や日本語対応の状況などが異なる場合があります。
    ※また、テスト環境、テストしたプラグインバージョン等の表示が本文内にない場合、ページタイトル下にある最終更新日当時の情報となりますので、現在のバージョンでは全く違う機能となっているかも知れません。
  • プラグインに無料版と有料版(Pro版)がある場合、特に記載がなければ無料版の情報のみを紹介しています
  • このページでプラグインを使用する際に必要なショートコードやコードなどは、コピーして使用することができますが、環境によっては記号などが文字化けすることがあります。コピーしたのに動作しない場合は特に「”」「’」などの記号を入力し直してみてください。
  • プラグイン本体の動作不具合や質問などは公式サイトのフォーラムなどで行ってください(ここでは質問にお答えすることはできません)

【Child Theme Generator】プラグインの設定画面や表示の日本語化と翻訳

当サイトで私が翻訳した【Child Theme Generator】プラグインの日本語化ファイルを提供しています。

翻訳ファイルは

からダウンロードできます(ダウンロードの方法や日本語の適用方法なども解説しています)

翻訳することで設定が容易になり、重要な項目の設定漏れも少なくなりますから日本語化をお勧めします。

【Child Theme Generator】プラグインのインストールと設定

インストール方法

インストールはプラグインの新規追加でプラグイン名を入力して検索してインストールするか、WordPressのプラグイン公式配布ページからダウンロード後、管理画面からアップロードインストールしてください(プラグインの公式ページは本ページ内記載のリンクをクリック、もしくは、WordPress公式サイトで検索してください)。

WordPressを使い始めて間もない方(初心者の方)は、より詳細なプラグインのインストール手順や、インストール時に起こる問題などへの対処方法をまとめた【WordPress】プラグインのインストール&追加方法とエラー対処の方法も併せてご覧ください。

【Child Theme Generator】プラグインの基本的な使い方

日本語化した前提で紹介します。作成はダッシュボードから「設定」→「Child Themes Gen」をクリックして行います

作成手順は

簡単に子テーマの作成ができるプラグイン「Child Theme Generator」|Knowledge Base
  1. Parent theme/親テーマの選択
  2. ヘッダー情報/子テーマのタイトルを設定します(通常は「親テーマ名-chld」が分かりやすいでしょう)
  3. 説明/子テーマの簡単な説明を入力します
  4. 子テーマのURL/子テーマを配布しているページのURLを入力します(どんなURLでもOK)
  5. 作者/ニックネームなどを入力します
  6. 作者のサイトURL/作者が公開しているサイトのURLを入力します
  7. バージョン/この子テーマのバージョンを入力します。通常は1.0でいいでしょう
  8. GPLライセンスを含める/通常は「はい」を選択します

これだけの情報を入力するだけです。終わったら「新しい子テーマを作成」をクリックしてしばらく待ちます。すると

簡単に子テーマの作成ができるプラグイン「Child Theme Generator」|Knowledge Base

これで作成完了です(簡単過ぎです・・)。すぐに子テーマを有効にするには「有効化」にチェックを入れて「完了」をクリックします。

参考までに入力した項目がどのように子テーマ上で表示されるのかを掲載しておきます

子テーマのfunctions.phpの内容

簡単に子テーマの作成ができるプラグイン「Child Theme Generator」|Knowledge Base

子テーマのCSSの内容

簡単に子テーマの作成ができるプラグイン「Child Theme Generator」|Knowledge Base
簡単に子テーマの作成ができるプラグイン「Child Theme Generator」|Knowledge Base

また子テーマの削除は上のタブから「子テーマを削除」をクリックし、削除したい子テーマを選択して「削除」をクリックするだけです

プラグインのテスト環境&個人的評価

最後に【Child Theme Generator】を動作確認した際の環境と個人的な評価を書いておきます。導入の検討や参考になれば幸いです。

テストした環境

  • テストサーバー:ColorfulBoxカラフルボックス
  • WordPressのバージョン:4.9.0
  • PHPのバージョン:7.0
  • テーマ:Simplicity2 バージョン2.3.0g
  • プラグインのバージョン:本記事で紹介しているバージョン 2.1.2.1/最新バージョン 公式サイトで “child-theme-generator” は配布されていません
  • 公式サイト(wordpress.org上):https://wordpress.org/plugins/child-theme-generator/
  • 公式サイト(作者サイト):

個人的な評価・感想ほか

  1. 設定のしやすさ:★★★★★
  2. 使いやすさ:★★★★★
  3. おすすめ度:★★★★★

本当に簡単に子テーマの作成ができます

著:清水 由規, 著:清水 久美子, 著:鈴木 力哉, 著:西岡 由美, 読み手:星野 邦敏, 読み手:吉田 裕介
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