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WordPressで内部・外部リンクをカード化できるプラグイン「Content Cards」

公開日:2019(平成31)年4月18日/最終更新日:

WordPressのプラグイン情報



【景品表示法に基づく表記】ページ内のコンテンツには、商品プロモーションが含まれています

そもそもリンクをカード風に表示するというのを始めたのは「はてなブログ」が相互リンクをカード表示にする「はてなブログカード」が発祥。それが他サービスでも使えるようにサービス提供を開始して、今のブログカードの原型ができたそうです(詳しい経緯は知りません)。

ただ、はてなブログカードを使って外部リンクを表示すると1つ問題が出てきます。それはリファラ情報がすべて「はてな」からとなり、どこからのリンクかが分からないことです。

WordPressでもWordPress以外でも参考になった外部のサイトへリンクを張り、自身の記事経由でそのサイトへ訪問されたときにはリンク元としてアクセス解析などに表示され、リンク先のサイトの管理者が「ん?どこのサイト?」と思って訪問し、いいサイトであれば逆に紹介する・・・といったような相互リンクを確立できる要素もあるものなのに、それが分からないのはどう??と思います。

「外部リンク カード」などと検索すると、プラグインなしでカード表示できるような紹介記事が多数ありますが、それらのほとんどは

  1. 内部リンクは自サイト内の情報を直接取得して表示する
  2. 外部リンクは「はてなブログカード」の機能を使う

もの。プラグインを使うと表示が重くなるということからこれらの紹介記事を鵜呑みにして外部リンクを張ると、前述したような状態になりますから注意が必要です。

代替手段としてブックマークレットで出力されるタグを張り付ける方法や、有名なプラグインである

がありますが、前者はいちいちタグを作って貼り付けてというのが面倒ですし、後者はいろいろな機能や便利な設定が加わってしまって重くなるのでは??という気がします(実際にどうなのかというのは未検証です)。

そこで、最低限の機能だけを持つリンクカード作成プラグインを見つけました。「Content Cards」は本当にオプション項目が少なく、ショートコードでリンクを作成するだけでカード表示されるという機能だけに絞ったプラグインで、リンクをカード化したいけどできるだけシンプルにしたい!という方におすすめです。

【Content Cards】プラグインの基本的な機能、テスト環境

  1. 外部リンクをカード表示できる
  2. 内部リンクをカード表示できる
  3. ホワイトリストに登録しておくと、本文内にURLだけ挿入したものが自動でカードになる

このプラグインはサイトから出力されるOGPタグ(外部の埋め込み用に出力しているタグ)の情報を取得して表示するだけのシンプル構造。最近のサイトではほとんどこのOGPタグが設定されています(特にWordPressで一般的なテーマを使った場合は100%でしょう)から、問題なく表示できると思います。

特に最後のホワイトリスト機能が便利だと思います。

本記事を参考にWordPressサイトへプラグインの導入を検討される方へ

WordPressは古くから無料で配布されているサイト作成ツール(CMS)で、随時改良が加えられており、さまざまなバージョンが存在します。

さらにWordPressを動かすためのプログラムであるPHP、サイトのデータを保存しておくためのデータベースについても様々なバージョンがあります。

そしてWordPress本体同様にプラグインについてもさまざまなバージョンが存在します。

本記事を参考にプラグインの導入をお考えの方は、以下に留意の上でインストールするようにしてください。

  • テスト環境での動作に基づいた紹介記事ですので、すべての環境で正常に動作するかどうかは不明です
    ※本記事の内容についてはページ内に記載しているプラグインバージョンのものになります。現在のバージョンと異なる場合、機能や日本語対応の状況などが異なる場合があります。
    ※また、テスト環境、テストしたプラグインバージョン等の表示が本文内にない場合、ページタイトル下にある最終更新日当時の情報となりますので、現在のバージョンでは全く違う機能となっているかも知れません。
  • プラグインに無料版と有料版(Pro版)がある場合、特に記載がなければ無料版の情報のみを紹介しています
  • このページでプラグインを使用する際に必要なショートコードやコードなどは、コピーして使用することができますが、環境によっては記号などが文字化けすることがあります。コピーしたのに動作しない場合は特に「”」「’」などの記号を入力し直してみてください。
  • プラグイン本体の動作不具合や質問などは公式サイトのフォーラムなどで行ってください(ここでは質問にお答えすることはできません)

【Content Cards】プラグインの設定画面や表示の日本語化と翻訳

【Content Cards】プラグインは言語の変更に対応していますが、設定項目が少ないため特に翻訳しなくても設定できます。

QA AnalyticsQA Analytics

【Content Cards】プラグインのインストールと設定

インストール方法

インストールはプラグインの新規追加でプラグイン名を入力して検索してインストールするか、WordPressのプラグイン公式配布ページからダウンロード後、管理画面からアップロードインストールしてください(プラグインの公式ページは本ページ内記載のリンクをクリック、もしくは、WordPress公式サイトで検索してください)。

WordPressを使い始めて間もない方(初心者の方)は、より詳細なプラグインのインストール手順や、インストール時に起こる問題などへの対処方法をまとめた【WordPress】プラグインのインストール&追加方法とエラー対処の方法も併せてご覧ください。

【Content Cards】プラグインの基本的な設定方法と使い方

設定は「設定」→「Content Cards」で行います。項目は以下の通りです

oEmbed White List

ここにドメインを登録しておくと、投稿などの本文にURLを入力するだけで自動でカード化されます

Snippet Skin

白系(light)と黒系(Dark)の選択ができます

Link Target

クリックされたとき、別タブで表示する場合にチェックします

Update Interval

リンク先情報(OGPタグ)の再取得を行う日数を指定します(そのままで構わないでしょう)

Placeholder Image

リンク先情報に画像情報がない場合に表示する画像を設定できます(150px x 150px程度にしておくとベストです)

Cache Images

リンク先情報の画像をメディアに取り込んで表示するかの選択です
※これについては著作権侵害に当たる可能性がありますので日本では使用しない方がいいでしょう

Word Limit

カード内に出力される文字数を設定します

使用方法

上の設定でホワイトリストに登録しているドメインについてはURLをそのまま記述すればカード化されます。

ホワイトリスト以外のページは

[contentcards url="リンク先URL"]

を本文へ挿入し、「リンク先URL」へリンク先のURLを張り付ければカード化されます。

【Content Cards】プラグインの便利な使い方・カスタマイズ方法など

より便利に使うカスタマイズ技やテストサイトで使用した結果や感想、WordPressのプラグイン公式配布ページには書かれていない事柄などを紹介します。

WordPressで内部・外部リンクをカード化できるプラグイン「Content Cards」|Knowledge Base

このプラグインを使ってリンクを表示すると

というTwitterからのツイート埋め込みのような大きいカードが表示されます。それでいい方はそのままでも良いのですが、ちょっと大きすぎるなぁという方のために、一般的に使われているサイズのカード表示ができるCSSを紹介しておきます。

恐らくそのままコピペでいい感じに表示できると思います。表示サンプルは↓↓

WordPressで内部・外部リンクをカード化できるプラグイン「Content Cards」|Knowledge Base

よかったら使ってください。

/********** Content Cardsプラグインのパソコン用表示 **********/
@media(min-width: 768px) {
.content_cards_card {
background-color: white;
border: 1px solid;
border-color: #e9eaed #dadada #ccc;
padding: 3px;
margin-bottom: 20px;
max-width: 95%!important;
margin-left: auto;
margin-right: auto;
}

.content_cards_card .content_cards_image img {
width:150px;
height:auto;
display: block;
margin-left: auto;
margin-right: auto;
max-width: 150px;
float:left;
}

.content_cards_card .content_cards_title {
font-size: 20px!important;
line-height: 1.5;
color: #141412;
font-weight: bold;
margin: 10px 15px 7px 15px;
padding-left: 160px;
}

.content_cards_card .content_cards_description {
font-size: 100%;
line-height: 1.5;
color: #141412;
margin: 7px 15px 5px 15px;
padding-left: 160px;
min-height:50px;
}
.content_cards_card:after {
clear: both;
content: '';
display: block;
}

.content_cards_card .content_cards_site_name {
font-style: italic;
font-size: 12px;
line-height: 1.5;
text-transform: none!important;
color: #9197a3;
text-align: right;
margin: 10px 15px;
}

}

メディアクエリを使って幅768px以上の場合のみに適用されるようにしていますので、スマホ表示はデフォルトの状態になります。

テスト環境・感想など

  • テストサーバー:カラフルボックス ColorfulBox
  • WordPressのバージョン:5.1.1
  • PHPのバージョン:7.2
  • テーマ:HABONE(オリジナルテーマ)
  • プラグインのバージョン:本記事で紹介しているバージョン 0.9.7/最新バージョン 公式サイトで “content-cards” は配布されていません
  • 公式サイト(wordpress.org上):https://wordpress.org/plugins/content-cards/
  • 公式サイト(作者サイト):

必要な機能のみが実装されているシンプルイズベストなプラグインだと思います。

1点だけ、OGPタグの設定がされてなかったり、文字コードが違ったりするとカード表示されない、表示が文字化けするといった現象が出ますので、プレビューで確認してダメなものはテキストリンクで!とするといいでしょう。

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