WordPressで投稿や固定ページとは違う記事の集まりが作成できる【カスタム投稿タイプ】という機能。使っていなくてもご存じの方は多いと思います。
「Custom Post Type Cleanup」は名前の通り今使っていないカスタム投稿タイプの記事やメタデータを削除することができるプラグインです。
カスタム投稿タイプは自身で設定していなくてもいろいろなプラグインなどで勝手に?使われる機能でもあります。「カスタム投稿タイプなんて使ってないし」と思った方はぜひこれを使って見てください。いろいろなプラグインを使ってみたときに作成したテストデータなどがたくさん出てくるはずです。
【Custom Post Type Cleanup】プラグインの用途や機能
- 使用していないカスタム投稿タイプの記事を削除する
- 使用していないカスタム投稿タイプの記事に紐づいているメタデータを削除する
本ページを最後に編集したときの環境・バージョンなど
プラグインは製作者によって日々更新されていくため、この紹介記事が最新バージョンのものであるとは限りません。参考までに本記事の最終更新日時点におけるテスト環境、プラグインバージョン、プラグイン導入時の留意点などを記載しておきます。
プラグインを使用(試用)したテスト環境・公式ページなど
この紹介記事作成にあたって、試用(テスト)を行った環境、本記事で紹介するプラグインバージョン、現在配布されている最新バージョン、公式ページのリンク等は以下の通りです。
テストしたサーバー | カラフルボックス
![]() |
WordPressバージョン | 6.1.1 |
PHPバージョン | 7.4.27(8.0でも問題なく動作しました) |
テストしたテーマ | Twenty Twenty-Two(WordPressのデフォルトテーマ) |
プラグインバージョン | 本記事で紹介するために試用したバージョン :1.3.0 公式サイトで配布されている最新バージョン :1.3.2 ※バージョンが違うと、仕様が大きく変更となっている可能性があります |
テストした日 | ※本記事の最終更新日であり、実際の試用日とは異なることがあります |
公式サイト | https://wordpress.org/plugins/custom-post-type-cleanup/ ※wordpress.org上のページへのリンクです |
作者サイト | ※プラグイン制作者の独自ページ(サイト)リンクです |
長期間更新されていないプラグインですが、これはメンテナンスに使用するもので特に更新する必要がないからでしょう。上記環境で問題なく動作し、私自身便利に使わせていただいています。
本記事を参考にWordPressサイトへプラグインの導入を検討される方へ
WordPressは古くから無料で配布されているサイト作成ツール(CMS)で、随時改良が加えられており、さまざまなバージョンが存在します。
さらにWordPressを動かすためのプログラムであるPHP、サイトのデータを保存しておくためのデータベースについても様々なバージョンがあります。
そしてWordPress本体同様にプラグインについてもさまざまなバージョンが存在します。
本記事を参考にプラグインの導入をお考えの方は、以下に留意の上でインストールするようにしてください。
- テスト環境での動作に基づいた紹介記事ですので、すべての環境で正常に動作するかどうかは不明です
※本記事の内容についてはページ内に記載しているプラグインバージョンのものになります。現在のバージョンと異なる場合、機能や日本語対応の状況などが異なる場合があります。
※また、テスト環境、テストしたプラグインバージョン等の表示が本文内にない場合、ページタイトル下にある最終更新日当時の情報となりますので、現在のバージョンでは全く違う機能となっているかも知れません。 - プラグインに無料版と有料版(Pro版)がある場合、特に記載がなければ無料版の情報のみを紹介しています
- このページでプラグインを使用する際に必要なショートコードやコードなどは、コピーして使用することができますが、環境によっては記号などが文字化けすることがあります。コピーしたのに動作しない場合は特に「”」「’」などの記号を入力し直してみてください。
- プラグイン本体の動作不具合や質問などは公式サイトのフォーラムなどで行ってください(ここでは質問にお答えすることはできません)

【Custom Post Type Cleanup】プラグインの設定画面や表示画面の日本語化と翻訳
当サイトで私が翻訳した【Custom Post Type Cleanup】プラグインの日本語化ファイルを提供しています。翻訳ファイルについての詳しい説明は以下のリンク先ページをご覧ください。
※翻訳することで設定が容易になり、重要な項目の設定漏れも少なくなりますから日本語化をお勧めします。
以下の説明で英語のままでも問題なく使えるようでしたら、翻訳ファイルの導入は必要ありません
【Custom Post Type Cleanup】プラグインのインストールと設定方法
インストール方法
インストールはプラグインの新規追加でプラグイン名を入力して検索してインストールするか、WordPressのプラグイン公式配布ページからダウンロード後、管理画面からアップロードインストールしてください(プラグインの公式ページは本ページ内記載のリンクをクリック、もしくは、WordPress公式サイトで検索してください)。
WordPressを使い始めて間もない方(初心者の方)は、より詳細なプラグインのインストール手順や、インストール時に起こる問題などへの対処方法をまとめた【WordPress】プラグインのインストール&追加方法とエラー対処の方法も併せてご覧ください。
基本的な設定方法と使用方法
設定はありません。
「ツール」→「Custom Post Type Cleanup」を開くと以下の画面が表示されます。

現在使用していないカスタム投稿タイプの投稿を削除する方法
上の画像の中で、上半分にある「Unused Post Type」欄にあるのが、過去にプラグインなどで追加したカスタム投稿タイプであるものの現在サイトに存在しないと思われる投稿です。
上図で「unused_cpt」というのが現在使われていないと思われるカスタム投稿タイプ、(33)となっているのが、「unused_cpt」の投稿としてデータベース内に残っている投稿です。
この「unused_cpt」およびその中の33件の投稿が確実に必要ないものであれば、下の「Delete Posts!」をクリックすれば1発で投稿とカスタム投稿タイプの設定が削除されます。
ここまでで、「と思われる」としたのは、完全に確実でない可能性があるからです。不安であれば、次項の「カスタム投稿タイプを再度登録して削除する方法」をご覧ください。
カスタム投稿タイプを再度登録して削除する方法
このプラグインではもう一つ、前項の一覧上で「このカスタム投稿タイプ削除して大丈夫?」と思うものについて、投稿タイプを復活させて、実際に内容(タイトルなど)を目で見て削除する機能があります。
この方法を使うには、画面の下の方にある「Registered all unused custom post types for the next 10 minutes」ボタンをクリックします。
クリックしてから出てくる画面は一旦無視して、画面をリロードすると、管理画面左側のメニューに復活させたカスタム投稿タイプのメニューがずらっと表示されます。
あとは実際にメニューを開いてその投稿タイプの投稿が必要かどうかを判断して、ゴミ箱へ移動後にゴミ箱を空にすれば、そのカスタム投稿タイプの投稿は削除できます。
この復活処理は一時的なもので、「Registered all unused custom post types for the next 10 minutes」ボタンクリック後10分間編集ができます(つまり10分後には左メニューの項目も表示されなくなります)。
時間が過ぎてしまったら再度ボタンをクリックすれば、もう一度復活させることができますので焦る必要はありません
このページの更新履歴
更新日 | 更新内容 |
---|---|
2017年 8月20日 | 本ページを公開しました |
2017年10月29日 | プラグインをテストした環境を修正しました |
2023年 2月11日 | 使用方法の説明を充実させました。 日本語翻訳ファイルの提供を開始しました。 |

