Googleアドセンスの関連広告の表示精度が上がるプラグイン「Google Ad Wrap」
せっかくGoogleアドセンス広告を挿入するのですから、投稿内容に関連する広告を確実に表示したいもの。
そのためには広告選定の対象となる文章の前に
<!-- google_ad_section_start -->
というコードを入れ、文章の後に
<!-- google_ad_section_end -->
を入れるとマッチング精度が上がると言われています。
どの位精度が上がるかは100%とはいかないものの、全く関連しない広告ばかり表示されてクリックされない事態から脱却するためには何でもやっておこうという発想が必要だと思います。
ただ、このコードを今まで作った記事すべてに1つ1つ挿入していくのは相当骨が折れます。
こんなときはWordPress得意のプラグインを探して・・・
この面倒な作業を自動でやってくれるのが「Google Ad Wrap」です。
「Google Ad Wrap」プラグインは、インストールして有効化するだけで過去も含むすべての記事に自動で前述したコードを挿入してくれます。
再度書きますが、このコードを入れることで精度が今までと比べて雲泥の差が出るか?と言われると何とも言えません。Cookie情報だったり閲覧履歴だったりいろいろな要素がアドセンス広告の表示ネタとなっている以上は仕方がないことです。でも、全く関連しない広告ばかり表示されてクリックされない事態から脱却するためには何でもやっておこうという発想が必要だと思います。
早速このプラグインを入れてみました。「Google Ad Wrap」プラグインは2年以上前から更新が止まっていますが、ワードプレスのバージョン4.3.1では正常に動作しています(ソース表示して文頭文末タグが挿入されているかも確認済み)。単純なプラグインなので更新の余地もないというのが正直なところだと思われます。
最近WordPressの公式サイトでは更新の少ない(未更新の期間が長い)プラグインがどんどん消えていっているような気がしますので、早めに入れてみるといいと思います。一度入手してしまえばあとはコピー使いまわしができますからね。
プラグインを使わずにタグを挿入する方法
前述したとおり、広告の判断対象となる文章の
文頭へ
<!-- google_ad_section_start -->
文末へ
<!-- google_ad_section_end -->
を単純に入れるプラグインですから、わざわざプラグインを使わなくてもできることですのでちょっと使っているテーマをカスタマイズして挿入してしまいましょう。
ウィジェットを使う
使っているテーマにウィジェット機能があり、文頭と文末にもウィジェットが挿入できるようなら、ここにテキストウィジェットを追加してコードを挿入すればカスタマイズなしで実装可能です。
テーマに直接書き込む
WordPressのテーマで個別投稿や個別固定ページを表示する際は、基本的に
- 「header.php」の内容を読み込む
- 「header.php」の末尾に書かれている本文用のループへ飛ぶ→一般的には「single.php(投稿)」「page.php(固定ページ)
」
という流れなので、使っているテーマがどうなっているかを確認して、コードを挿入します。
設定例
ちなみに2016年8月現在使っているテーマ「Simplicity2」では、本文表示が上記ではなく「entry-body.php」で呼び出すようになっていますから、「/header」タグの下に文頭のコードを、「footer」タグの上に文末のコードを挿入すれば本文内の内容に対して合う広告が表示される精度が上がります。
さいごに
このコードを挿入することで確実に関連する広告が表示されるかというと、実はそうでもないことが多いです。サイトの内容に合う広告がない場合などには全く関係ない広告が表示されますし、広告の優先順位としては
- Google Adsenseが推している広告
- ユーザーのパソコンやスマホに保存されているcookie情報
- サイトやページの内容
になるようですから、自分でページ表示した際の広告が閲覧者へ表示されるとも限りません。ただ、Google Adsense側が設定しておくと効果があるといっているわけですし、コードを2つ追加するだけですからやっておいて損はないと思います。
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