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日本語にも対応している自動キーワードリンクプラグイン「Internal Link Building」

公開日:2015(平成27)年12月15日/最終更新日:

WordPressのプラグイン情報



【景品表示法に基づく表記】ページ内のコンテンツには、商品プロモーションが含まれています

記事の中に含まれる文字に対して自動でリンクを張ってくれるプラグインはたくさんありますが、日本語のようにマルチバイト文字に対応しているものはなかなかありません。今まで「WP Keyword Link」を使用していましたが、WordPress公式サイトから外されてしまったようですので今後のバージョンアップは望めません。
そこでいろいろ検索してテストして見つけたのが、「Internal Link Building」。このプラグインはWordPressの公式サイトにアップされているものの中で、私の知る限り唯一の日本語対応自動キーワードリンクプラグインです。

※2019年8月13日追記
最近更新が再開されたようでバージョン1.2.1をインストールしてみましたが、マルチバイト文字(日本語)のキーワードに対してリンクが張られなくなってしまったようです。内緒ですが日本語に使えるバージョン1.1をこのページの最後の方でダウンロードできるようにしてありますので、日本語のキーワードに自動リンクを張りたいという方はそちらを使ってみてください。

【Internal Link Building】プラグインの用途や機能

  1. キーワードに該当する文字や文章に自動で別記事へのリンクを張る
  2. 設定は「キーワード」とリンク先URLのみ
  3. リンク先は同一ページと別ページの選択ができる

基本的には「WP Keyword Link」と動作は同じですが、「WP Keyword Link」にある類似記事の表示機能はありません。

この紹介記事を最後に編集したときの環境・バージョンなど

プラグインは製作者によって日々更新されていくため、この紹介記事が最新バージョンのものであるとは限りません。参考までにこの記事の最終更新日時点におけるテスト環境、プラグインバージョン、プラグイン導入時の留意点などを記載しておきます。

プラグインを使用(試用)したテスト環境

  • テストサーバー:カラフルボックス ColorfulBox
  • WordPressのバージョン:5.2.2
  • PHPのバージョン:7.3.6
  • テーマ:HABONE(オリジナルテーマ)
  • プラグインのバージョン:本記事で紹介しているバージョン 1.2.1/最新バージョン 公式サイトで “internal-link-building-plugin” は配布されていません
  • 公式サイト(wordpress.org上):
  • 公式サイト(作者サイト):

本記事を参考にWordPressサイトへプラグインの導入を検討される方へ

WordPressは古くから無料で配布されているサイト作成ツール(CMS)で、随時改良が加えられており、さまざまなバージョンが存在します。

さらにWordPressを動かすためのプログラムであるPHP、サイトのデータを保存しておくためのデータベースについても様々なバージョンがあります。

そしてWordPress本体同様にプラグインについてもさまざまなバージョンが存在します。

本記事を参考にプラグインの導入をお考えの方は、以下に留意の上でインストールするようにしてください。

  • テスト環境での動作に基づいた紹介記事ですので、すべての環境で正常に動作するかどうかは不明です
    ※本記事の内容についてはページ内に記載しているプラグインバージョンのものになります。現在のバージョンと異なる場合、機能や日本語対応の状況などが異なる場合があります。
    ※また、テスト環境、テストしたプラグインバージョン等の表示が本文内にない場合、ページタイトル下にある最終更新日当時の情報となりますので、現在のバージョンでは全く違う機能となっているかも知れません。
  • プラグインに無料版と有料版(Pro版)がある場合、特に記載がなければ無料版の情報のみを紹介しています
  • このページでプラグインを使用する際に必要なショートコードやコードなどは、コピーして使用することができますが、環境によっては記号などが文字化けすることがあります。コピーしたのに動作しない場合は特に「”」「’」などの記号を入力し直してみてください。
  • プラグイン本体の動作不具合や質問などは公式サイトのフォーラムなどで行ってください(ここでは質問にお答えすることはできません)
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【Internal Link Building】プラグインの設定画面や表示の日本語化と翻訳

【Internal Link Building】プラグインは言語の変更に未対応ですので表示のまま設定することになります

【Internal Link Building】プラグインのインストールと設定

インストール方法

インストールはプラグインの新規追加でプラグイン名を入力して検索してインストールするか、WordPressのプラグイン公式配布ページからダウンロード後、管理画面からアップロードインストールしてください(プラグインの公式ページは本ページ内記載のリンクをクリック、もしくは、WordPress公式サイトで検索してください)。

WordPressを使い始めて間もない方(初心者の方)は、より詳細なプラグインのインストール手順や、インストール時に起こる問題などへの対処方法をまとめた【WordPress】プラグインのインストール&追加方法とエラー対処の方法も併せてご覧ください。

基本的な設定方法や使い方

設定は管理画面から「設定」→「internal linking」をクリックして行います。

  1. 「keyword」と「URL」に入力することで、今までの記事すべてに自動リンクが張られる
  2. キーワードに曖昧検索を適用しない(完全一致のみ)場合は、「exact match」にチェックを入れる
  3. URLを「|(縦棒)」で区切ることで、1つのキーワードを異なるURLへランダムにリンクさせることができる
  4. キーワードを「|(縦棒)」で区切ることで、複数のキーワードを同一のURLへリンクさせることができる

ということです。結構便利ですね

※設定の中にWords 「Between/before/after」の欄がありますが、おそらく前後の文字も含めて曖昧検索するという機能のようです。テストでは上手く動作しませんでした。

※Use Nofollow?にチェックを入れるとリンク先をクローラーが巡回しないようになります。内部リンクスパムと判断されることを気にする場合にはチェックを入れたほうがいいかもしれません

※Open in New Window?にチェックを入れるとリンクをクリックしたとき新しいウインドウやタブでリンク先が表示されます

※Times は同じ記事内に複数の同一キーワードがある場合、先頭からいくつのキーワードに対して自動的にリンクさせるかを設定する数字を入れます。「General Option」にも同じ項目がありますが、ここに数字を入れるとすべてのリンクに適用されるようです。設定しないとリンクだらけになってしまうことも考えられるので、「General Option」に最大数で5程度を入れておき、個々のリンクは3にするなどしていざ設定し忘れたときのために備えておくといいかと思います。

プラグイン検索で探すときは、アイキャッチ画像付のプラグインの方を選択するか、一度プラグインページを開いてスラグが「internal-link-building-plugin」となっているものを選びましょう。

似たプラグインに「Internal Link Building」という同名のプラグインがありますが、全く別物です。

URLがseo-internal-link-buildingとなっています。

【Internal Link Building】プラグインの便利な使い方・カスタマイズ方法など

より便利に使うカスタマイズ技やテストサイトで使用した結果や感想、WordPressのプラグイン公式配布ページには書かれていない事柄などを紹介します。

同じように日本語での自動リンクが作れるプラグインに「WP Keyword Link」があります。

※このプラグインは2016年7月現在公式プラグインから削除されています。

※内緒話ですが、この類のプラグインは調べた限りでは「Internal Link Building」と「WP Keyword Link」だけです。「WP Keyword Link」は現在ダウンロードできなくなっていますが上記のページでファイルもアップしてあります

英語で書いてある説明書きの意味

The following is a list of all global keywords. These can be overwritten on individual posts.
下の一覧はすべてのキーワードリンク用リストです。これらのキーワードをリンクとして上書きします。
To remove a keyword, just delete the keyword. The entire entry will be removed.
このリストから削除した場合にはキーワードでのリンクが解除されます
By default the keyword “dog” will match “dog” and “Dog.” To disable this behavior, select “exact match.”
“dog”というキーワードは”dog”や”Dog.”なども同一に扱われます。完全一致させる場合には”exact match.”にチェックを入れます
If you only want to link a keyword a certain number of times in a post, you may set this using the “Times” option.
同じ記事内に複数の同一キーワードがある場合、先頭からいくつのキーワードに対して自動的にリンクさせるかを設定するには”Times”オプションを使います。
If you would like a keyword to randomly link to one of several URLs, separate each URL with a bar ‘|’.
1つのキーワードに対してランダムな記事へのリンクをする場合には、URL欄に複数のURLを入力し、間に’|(縦棒)’記号を入れてください
If you would like to link multiple keywords to a URL, separate each keyword with a bar ‘|’. (Times will refer to each keyword not all combined.)
複数のキーワードに対して同じ記事へリンクさせたい時は、キーワードの間に’|(縦棒)’記号を入れてください

このプラグインも更新されていないようですプラグインの更新は再開されたようですが・・・

個人的には内部リンクが自動で作れて日本語などのマルチバイト文字に対応しているこのプラグインは大変重宝するのですが、残念ながら「WP Keyword Link」と同様2016年7月現在でプラグインのアップデートは2年以上されていません。このままだとこのプラグインも公式から外される可能性があります。勝手に再配布していいものかどうか迷いましたが自分用という意味も込めてファイルをダウンロードできるようにしておきました。

いつ頃からかは不明ですが、少し前にこのプラグインの更新が再開されたようです。ヤッターーということで早速テストしてみたものの、日本語(マルチバイト)のキーワードに反応してくれなくなってしまったようです。

更新後のテストで日本語に反応しなかったのはバージョンは1.2.1です。

日本語にも反応する旧バージョン(1.1)を使いたい方はこちらからダウンロードできますので利用してみてください。

ちなみにバージョン1.1を以下の環境で有効化したところきちんと動きましたので、恐らく使用に際してしばらくは問題ないかと思いますが、環境によるところはあると思いますのでエラーが発生したときには各自で対処してください

  • WordPressのバージョン:5.2.2
  • PHPバージョン:7.3
  • 使用サーバー:カラフルボックス
  • ※データベースの種別やバージョンは動作要件とは関係ないと思いますので割愛します
著:清水 由規, 著:清水 久美子, 著:鈴木 力哉, 著:西岡 由美, 読み手:星野 邦敏, 読み手:吉田 裕介
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