WordPressで作ったサイトのアクセスアップって案外というか結構苦労しますよね?一生懸命記事を追加しても1日のアクセス数が・・・という日々が続くと萎えてくるのは当然のこと。
アクセスアップの方法として
- ひたすらどんどん記事を書くこと
- SEOを意識した記事を書くこと
- SNSとの連携
- アクセスランキングなどの登録
他人の記事を自分の記事としてパクること
などがよく言われていますが効果はどうですか?1と2を一生懸命やっても効果がない、ならば3と4をやってどうにか記事が目に留まるようにと思ったけどダメ、最終手段は最後の・・・となってしまいそうですが、最後の項目は後で必ずしっぺ返しを食らいます(通報されてインデックス削除など)から全くおすすめしませんが、いろいろやってみるしかないというのがこの世界だと思います。
そこでもう1つアクセス数を伸ばす方法として挙げられるのがメールマガジンの配信。もちろんこれもサイトにアクセスされてからフォームを使って登録してもらわないと全く意味がない行為ですが、少しずつ配信数が増えて行けばその中から定期的に購読してくれる人ができたり、サイトが忘れられないようにする対策としておすすめです。
【MailPoet 3 (New)】は購読フォームの作成と管理、メールの定期配信ができる便利なプラグインです。無料版では配信数や結果の分析などで制限はありますが、いくつかのメールマガジン配信プラグインを試した中では一番使いやすいと思います。
【MailPoet 3 (New)】プラグインの基本的な機能・できること
- 購読者の登録と管理
- 自動配信メールの作成と送信
- 不定期に送信するメールの作成と送信
本記事を参考にWordPressサイトへプラグインの導入を検討される方へ
WordPressは古くから無料で配布されているサイト作成ツール(CMS)で、随時改良が加えられており、さまざまなバージョンが存在します。
さらにWordPressを動かすためのプログラムであるPHP、サイトのデータを保存しておくためのデータベースについても様々なバージョンがあります。
そしてWordPress本体同様にプラグインについてもさまざまなバージョンが存在します。
本記事を参考にプラグインの導入をお考えの方は、以下に留意の上でインストールするようにしてください。
- テスト環境での動作に基づいた紹介記事ですので、すべての環境で正常に動作するかどうかは不明です
※本記事の内容についてはページ内に記載しているプラグインバージョンのものになります。現在のバージョンと異なる場合、機能や日本語対応の状況などが異なる場合があります。
※また、テスト環境、テストしたプラグインバージョン等の表示が本文内にない場合、ページタイトル下にある最終更新日当時の情報となりますので、現在のバージョンでは全く違う機能となっているかも知れません。 - プラグインに無料版と有料版(Pro版)がある場合、特に記載がなければ無料版の情報のみを紹介しています
- このページでプラグインを使用する際に必要なショートコードやコードなどは、コピーして使用することができますが、環境によっては記号などが文字化けすることがあります。コピーしたのに動作しない場合は特に「”」「’」などの記号を入力し直してみてください。
- プラグイン本体の動作不具合や質問などは公式サイトのフォーラムなどで行ってください(ここでは質問にお答えすることはできません)
【MailPoet 3 (New)】プラグインの設定画面や表示の日本語化と翻訳
【MailPoet 3 (New)】プラグインは有効化すると日本語で使用できるようになっていますので、英語が分からない方でも安心して使えます

【MailPoet 3 (New)】プラグインのインストールと設定
インストール方法
インストールはプラグインの新規追加でプラグイン名を入力して検索してインストールするか、WordPressのプラグイン公式配布ページからダウンロード後、管理画面からアップロードインストールしてください(プラグインの公式ページは本ページ内記載のリンクをクリック、もしくは、WordPress公式サイトで検索してください)。
WordPressを使い始めて間もない方(初心者の方)は、より詳細なプラグインのインストール手順や、インストール時に起こる問題などへの対処方法をまとめた【WordPress】プラグインのインストール&追加方法とエラー対処の方法も併せてご覧ください。
【MailPoet 3 (New)】プラグインの基本的な使い方
日本語化されているので使いやすいです。設定はダッシュボードから「MailPoet」をクリックして行います。
恐らく自動配信することを目的としてこのプラグインを使う方が多いと思いますので、今回はその方法のみ紹介します(逆にそれが分かれば何でもできると思いますので・・・)。
設定の大まかな流れは
- 購読登録用のフォームを作り、設置する
- 定期配信用のメールを作成する
です。何となく2から始めたくなる気持ちは分かりますが、配信できるところがなければ始まりませんのでこの手順で進めます。
購読登録フォームの作り方
- MailPoetのメニューから「購読者」をクリックします
- 新規追加をクリックします
- フォームの名前・項目の追加や削除などを行います
- 保存します
これでフォームが完成します。フォームをウィジェットで使う場合は通常のウィジェットと同じように設置、本文内などで使う場合にはショートコードで挿入します。
定期自動配信用メールの作り方
- MailPoetのメニューから「メール」をクリックします
- 新規追加をクリックします
- メールの内容を編集していきます
自動的に新着記事を挿入する場合には「自動最新コンテンツ」を使います。
ドラッグアンドドロップで移動もできますし、要素にマウスを合わせれば削除や編集も簡単にできますからまず戸惑うことはないと思います。
- 終わったら画面一番下の「次」をクリックします
- メールの件名や頻度、配信グループの設定などを行います
- 「有効にする」をクリックします
これで基本的な定期配信メールは完成です。他のプラグインといろいろ比較しましたが簡単すぎてびっくりしました。
一度作ったメールを編集したいときも基本手順は同じです。また、メール作成画面からテスト送信したりプレビューを表示したりできるのも本当に便利です。
【MailPoet 3 (New)】プラグインの便利な使い方・カスタマイズ方法など
より便利に使うカスタマイズ技やテストサイトで使用した結果や感想、WordPressのプラグイン公式配布ページには書かれていない事柄などを紹介します。
このプラグインそのもののカスタマイズ方法ではありませんが、送信数を増やす方法を1つ紹介します。それは、何かのファイルや画像などをダウンロードしてもらうようなコンテンツを作ることです。そしてダウンロードしてもらう際にメールアドレスの登録を必須にしてもうらことと、そのアドレスを元にメルマガを配信すると断っておくことで、ダウンロードしたユーザー分の配信数を確保することができます。
よくどこかのサイトで何かのファイルをダウンロードするときにメールアドレスを入力するフォームがあり、アドレスを入力するとダウンロード用のリンクが入ったメールが送られて、リンクをクリックすると初めてダウンロードできるというのがありますよね?この仕組みを作っておくのです。
これを実現するにはもう1つプラグインを使います
です。使い方はページを見て貰えばわかると思います。今まで配信を行っていたサイトであればダウンロードリンクを置き換えれば購読者を増やすことができます。
残念ながらこのプラグインで収集したメールアドレスをそのまま自動で【MailPoet 3 (New)】のリストへ追加することはできないため手動で追加することにはなってしまいますが、そんな作業も未来の購読者のため!と思えば苦にはならないと思います。
あくまで私の場合はダウンロード要求のあった場合の管理者へのメールを普段とは別のアドレスにし、そこを確認すればダウンロードした人のメールアドレスとニックネームが分かるのであとは【MailPoet 3 (New)】の購読者リストへ追加していくだけにしています。
プラグインのテスト環境&個人的評価
最後に【MailPoet 3 (New)】を動作確認した際の環境と個人的な評価を書いておきます。導入の検討や参考になれば幸いです。
テストした環境
- テストサーバー:カラフルボックス
- WordPressのバージョン:4.8.2
- PHPのバージョン:7.0
- テーマ:Simplicity2 バージョン2.3.0g
- プラグインのバージョン:本記事で紹介しているバージョン 3.0.9/最新バージョン 5.10.0
- 公式サイト(wordpress.org上):https://wordpress.org/plugins/mailpoet/
- 公式サイト(作者サイト):
個人的な評価・感想ほか
- 設定のしやすさ:★★★★★
- 使いやすさ:★★★★★
- おすすめ度:★★★★★
無料版では2000人までしか購読者登録ができませんが、2000になるまでには結構時間がかかると思いますし、そのくらい配信できるようなサイトになればアフィリエイト収益で有料版分を賄えるようになると思いますから長い目で考えて使用しましょう。
配信するメールの内容がテストと本番で違うときは
使い方のところで紹介しましたが、【MailPoet 3 (New)】は新着記事を自動抽出してメールを作り、設定した日や時間で自動配信するというフルオート送信機能があるのが最も秀逸なところだと思います。
そこで早速・・・とやってみたものの「あれ?テスト送信と内容が違う!!」と思うことがあるかもしれません。
テスト送信では自動的に挿入される新着記事5件なら5件が表示されているにも関わらず、本番配信ではなぜかゼロだったり少ない数だったりするというような例です。
これは【MailPoet 3 (New)】が前回の配信以降で新規に公開された記事を抽出するようになっているからで、バグでもなんでもありません。それほど記事を公開することがないのに回数ばかり送信しても受信側から「迷惑メール」だと思われては本末転倒ですから、記事追加の頻度と相談しながら配信スケジュールは組むといいと思います。
メールが届かないときは
配信したメールが届かずエラーとして返って来ることがあります。経験上では特にhotmailなどが多いですね。アドレスを削除された場合には当然返って来るのですがそうでない場合は
- 受信拒否されている
- スパム扱いされている
の大きく分けて2つが原因です。1に関しては仕方ないことなので置いといて、2の場合の対策を1つ。
自動配信というのを目指してメールを構築し、ノーメンテナンスで送信される・・・というのがどうやらスパム判定される大きな要因のようです。つまりメールサーバー側でリンクやリストばかりのメールだから迷惑メールね!と勝手に判断されてしまっていると考えられます(いろいろ調べたらマイクロソフト系のメールサーバーは結構チェックが厳しいらしいです)。
あくまで私が回避できた例ですが、メール本文内に時候の挨拶や最近起こったニュースなど少し本当のメール的な?文章を増やすことでエラーはほとんどなくなりました。もし配信して管理者アドレスにエラーメールが返って来るようでしたらメールサーバー(ホスト名)を確認してみてください。
おまけ メールマガジン配信プラグインの違いについて
当サイトでもメールマガジンの配信をしており、この紹介記事を書く段階では【MailPoet 3 (New)】を使用しています。メールマガジンの作成・配信プラグインはいろいろあって迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?私が試したプラグインとそもそもメールマガジンの発行に必要な機能とは何ぞや?ということを
で紹介していますのでついでにご覧ください。

