サイトの情報をソース上に表示して情報を与えるメタデータ。検索エンジンが検索順位を決定するためにこの値を参考にしているかどうかは不明ですが、不明なら一応登録しておいた方がいいだろうということで使うWordPressのプラグインが「Meta manager」です。2016年8月現在で確認したところではgoogleとgoogleのデータを採用しているYahooでは「meta description」に書かれている情報が検索結果に表示されます。
裏を返せば検索結果でいくら上位に表示されても、タイトルと説明を見てクリックされなければ全く訪問されないということになりますから、アクセスアップにおいて重要なファクターだと思います。この項目をコントロールするテーマが多数配布されていますが大抵の場合は先頭○○文字を使うことが多いため、検索結果に表示されても何のことだか分からないということになるケースが多いですから、説明の項目はきちんと設定したいものです。「Meta manager」は表示したい文言を自分で設定することができますから、SEO対策よりも重要なのでは?と私は思っています。
他にも「All in one seo pack」をはじめとする有名なプラグインがたくさんありますが、メタデータを生成する以外の余分な機能がないのが「Meta manager」のおすすめポイントです。
プラグインの設定方法
インストール方法
インストールはプラグインの新規追加でプラグイン名を入力して検索してインストールするか、WordPressのプラグイン公式配布ページからダウンロード後、管理画面からアップロードインストールしてください(プラグインの公式ページは本ページ内記載のリンクをクリック、もしくは、WordPress公式サイトで検索してください)。
WordPressを使い始めて間もない方(初心者の方)は、より詳細なプラグインのインストール手順や、インストール時に起こる問題などへの対処方法をまとめた【WordPress】プラグインのインストール&追加方法とエラー対処の方法も併せてご覧ください。
オプションの優先順
Meta managerを導入すると設定画面があり、
・サイト共通のキーワード
・タグのキーワード
・カテゴリーのキーワード
などが設定できるようになっています。
そして、投稿や固定ページの編集画面にもメタ情報を追加できるカスタムフィールドが現れます。
キーワードと同様にメタデスクリプション(要約)も設定できるようになっており、入力が何もないと記事や固定ページの先頭から数文字が要約として表示されるようになります。
Meta managerの表示オプション項目には
「キーワードにタグを含める」
「キーワードにカテゴリーを含める」
という項目があり、チェックを入れるとソースのMeta keywordsにチェックを入れた項目のデータが追加されます。
追加されたキーワードと投稿などで個別に設定したキーワードの表示順は
投稿や固定ページに設定したキーワード>基本設定のキーワード>タグの名前>カテゴリーの名前
となることがソースを見ると分かります。そして、タグとカテゴリーに登録したキーワードについては私の環境では無視されて表示されていないことが分かりました。
そして、オプション設定を更新するとすべての記事に反映されるので、特に投稿などを更新しなおさなくても表示される(クロールされたりアクセスされる)と同時にキーワードメタデータが吐き出されます。
Meta Managerの設定で気を付けること
メタ情報を自動生成してくれる便利なプラグインですが、上記のように様々な設定項目に入力した値が表示されてしまうので、いろいろな設定項目に同じキーワードを設定してしまうとキーワードがどんどん重複してしまいます。
そうするとせっかくのメタ情報が「スパム(キーワードをむやみに挿入した悪意のあるサイトやページ)」として認識されてしまう可能性があり、逆効果になりかねませんので、極力自動的に挿入されるオプションは使わないようにして個別の記事や固定ページの編集画面でのみ使用することをおすすめします。
また、記事や固定ページを他のWordPressサイトへ移動させる場合にはインポートを行う前にMeta Managerプラグインを移植先のサイトでも導入しておくと、キーワードが引き継がれない不具合の発生を防ぐことができます。
おまけ情報
使っているテーマによってはキーワードや抜粋を自動生成するものもあります。これと併用してこのプラグインを使うと、生成されるデータがぐちゃぐちゃになることがあります。参考資料ですが、当サイトで使っているテーマ「Simplicity2」と「Meta manager」を併用する際、スマートにデータが生成される方法を掲載していますのでご覧ください