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個別のテキストリンクに対して「nofollow」属性を追加できるようになるプラグイン「Ultimate Nofollow」

公開日:2020(令和2)年9月20日/最終更新日:

WordPress Plugin



SEO対策として外部サイトへのリンクは「nofollow」属性を追加した方がいいという話をよく耳にします。検索エンジンがこれについてどう評価しているのか?については、恐らく確信的に誰も語れない、つまりはそうしておいた方がいいということに尽きるかとは思うのですが、悪影響があるなら・・とすべてnofollowにしてしまっている方多いと思います。

ただ私が調べた限りでは、nofollow属性は「リンク先のページと現在のページとは関係性がないですよ!」と検索エンジンに知らせるもので、追加した方がいい外部リンクとしては、閉鎖されたり、そのページが削除される可能性のあるページ(要するに自身の管理しているページ以外)と、内容と全く関係のないページであり、それらを除けば特にすべてnofollowにする必要はない考えています。

お恥ずかしい話、今までこのことをあまり気にしていなかったのですが、WordPressのバージョン5.5ではブロックエディタ上で外部リンクを張ると、nofollow属性は追加されないようになっているようです(私の環境での話です)。そして、すべてのリンク(外部・内部)に対してnofollow属性を追加するようにするコードやプラグインが多数紹介されています。

が、前述したように、必要なリンクに対してはnofollow属性を追加しない方がいいのでは?という場合にはそうしたコードやプラグインは使えません。

そこで見つけたのが今回紹介する「Ultimate Nofollow」。「Ultimate Nofollow」を使うことでリンク設定時に任意でnofollow属性を追加することができるようになります。

この紹介記事を最後に編集したときの環境・バージョンなど

プラグインは製作者によって日々更新されていくため、この紹介記事が最新バージョンのものであるとは限りません。参考までにこの記事の最終更新日時点におけるテスト環境、プラグインバージョン、プラグイン導入時の留意点などを記載しておきます。

プラグインを使用(試用)したテスト環境

  • テストサーバー:ColorfulBoxカラフルボックス
  • WordPressのバージョン:5.5.1
  • PHPのバージョン:7.4.6
  • テーマ:HABONE(オリジナルテーマ)
  • プラグインのバージョン:本記事で紹介しているバージョン 1.4.8/最新バージョン 公式サイトで “nofollow” は配布されていません
  • 公式サイト(wordpress.org上):https://wordpress.org/plugins/nofollow/
  • 公式サイト(作者サイト):

本記事を参考にWordPressサイトへプラグインの導入を検討される方へ

WordPressは古くから無料で配布されているサイト作成ツール(CMS)で、随時改良が加えられており、さまざまなバージョンが存在します。

さらにWordPressを動かすためのプログラムであるPHP、サイトのデータを保存しておくためのデータベースについても様々なバージョンがあります。

そしてWordPress本体同様にプラグインについてもさまざまなバージョンが存在します。

本記事を参考にプラグインの導入をお考えの方は、以下に留意の上でインストールするようにしてください。

  • テスト環境での動作に基づいた紹介記事ですので、すべての環境で正常に動作するかどうかは不明です
    ※本記事の内容についてはページ内に記載しているプラグインバージョンのものになります。現在のバージョンと異なる場合、機能や日本語対応の状況などが異なる場合があります。
    ※また、テスト環境、テストしたプラグインバージョン等の表示が本文内にない場合、ページタイトル下にある最終更新日当時の情報となりますので、現在のバージョンでは全く違う機能となっているかも知れません。
  • プラグインに無料版と有料版(Pro版)がある場合、特に記載がなければ無料版の情報のみを紹介しています
  • このページでプラグインを使用する際に必要なショートコードやコードなどは、コピーして使用することができますが、環境によっては記号などが文字化けすることがあります。コピーしたのに動作しない場合は特に「”」「’」などの記号を入力し直してみてください。
  • プラグイン本体の動作不具合や質問などは公式サイトのフォーラムなどで行ってください(ここでは質問にお答えすることはできません)

【Ultimate Nofollow】プラグインの設定画面や表示画面の日本語化と翻訳

【Ultimate Nofollow】プラグインは設定項目が少ないため特に翻訳しなくても設定できると思います。

【Ultimate Nofollow】プラグインのインストールと設定

インストール方法

インストールはプラグインの新規追加でプラグイン名を入力して検索してインストールするか、WordPressのプラグイン公式配布ページからダウンロード後、管理画面からアップロードインストールしてください(プラグインの公式ページは本ページ内記載のリンクをクリック、もしくは、WordPress公式サイトで検索してください)。

WordPressを使い始めて間もない方(初心者の方)は、より詳細なプラグインのインストール手順や、インストール時に起こる問題などへの対処方法をまとめた【WordPress】プラグインのインストール&追加方法とエラー対処の方法も併せてご覧ください。

基本的な設定方法と使用方法

設定は、管理画面の「設定」→「Nofollow」から行うことができ、項目は

  1. Nofollow all links in comments? コメント中のすべてのリンクをnofollowにするか?
  2. Nofollow all blogroll links? 一覧表示されるもの(ブログ・アーカイブなど)のリンクをすべてnofollowにするか?

の2点のみです。

1はそもそもコメントに張られたリンク自体が信用できるものではないですから、最初からチェックが入った状態(nofollowが付加された状態)になっています。

2については内部リンクであることがほとんどですから、nofollowにする必要はないでしょう

基本的な使い方ですが、下図(公式ページからリンクで挿入している画像です)のように、リンク設定の画面に1行「Add rel=”nofollow” to link」というチェック項目が追加されます。nofollow属性を付加する場合にはチェックを入れるだけですので簡単です。

個別のテキストリンクに対して「nofollow」属性を追加できるようになるプラグイン「Ultimate Nofollow」|Knowledge Base

【Ultimate Nofollow】プラグインの有効化/無効化時の動作に注意

地味に便利なプラグインなのですが、以下に気を付ける必要があります。

  1. プラグインを有効化している間はいつでもリンクに対してnofollow属性の付加、未不可の切り替えができます。
  2. プラグインを無効(停止)にした場合も、有効化時に設定したnofollow属性の付加、未不可は生きたままになります(不可するようにしていた場合はそのまま付加された状態になります)

特に2の状態で問題ないようでしたらプラグインを停止・削除しても構いませんが、そうでない場合には再度有効化して1つ1つリンクを確認する必要があります。この動作については環境により違うかも知れませんので、ご自身のサイトで十分に検証を行ってから使用することをおすすめします。

著:清水 由規, 著:清水 久美子, 著:鈴木 力哉, 著:西岡 由美, 読み手:星野 邦敏, 読み手:吉田 裕介
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