オリジナルのプラグインを作る「Pluginception」

公開日:2015(平成27)年12月19日/最終更新日:

WordPress Plugin



Pluginception」を使うとよく使うスニペット(WordPressの機能を追加するためにfunctions.phpへ挿入するコード)をまとめてオリジナルのプラグインが作れます。
手作りでプラグインを作るのとは違い、WordPressの管理画面の中でコードを書いたりコピペしたりして作れるので、間違いが少ないのが最大の利点です。

【Pluginception】プラグインの基本的な機能・できること

  1. よく使うスニペットを集めてオリジナルのプラグインが作れる
  2. 作ったプラグインは他サイトでも使いまわしができる

手の込んだ本格的なプラグインの作成はやはり手動でするしかありませんが、自身がサイト作成時に必ず使うスニペットを集めてプラグイン化すれば管理が断然楽になります。

本記事を参考にWordPressサイトへプラグインの導入を検討される方へ

WordPressは古くから無料で配布されているサイト作成ツール(CMS)で、随時改良が加えられており、さまざまなバージョンが存在します。

さらにWordPressを動かすためのプログラムであるPHP、サイトのデータを保存しておくためのデータベースについても様々なバージョンがあります。

そしてWordPress本体同様にプラグインについてもさまざまなバージョンが存在します。

本記事を参考にプラグインの導入をお考えの方は、以下に留意の上でインストールするようにしてください。

  • テスト環境での動作に基づいた紹介記事ですので、すべての環境で正常に動作するかどうかは不明です
    ※本記事の内容についてはページ内に記載しているプラグインバージョンのものになります。現在のバージョンと異なる場合、機能や日本語対応の状況などが異なる場合があります。
    ※また、テスト環境、テストしたプラグインバージョン等の表示が本文内にない場合、ページタイトル下にある最終更新日当時の情報となりますので、現在のバージョンでは全く違う機能となっているかも知れません。
  • プラグインに無料版と有料版(Pro版)がある場合、特に記載がなければ無料版の情報のみを紹介しています
  • このページでプラグインを使用する際に必要なショートコードやコードなどは、コピーして使用することができますが、環境によっては記号などが文字化けすることがあります。コピーしたのに動作しない場合は特に「”」「’」などの記号を入力し直してみてください。
  • プラグイン本体の動作不具合や質問などは公式サイトのフォーラムなどで行ってください(ここでは質問にお答えすることはできません)

【Pluginception】プラグインの設定画面や表示の日本語化と翻訳

このプラグインは言語の変更に未対応ですので表示のまま設定することになりますが、使用に関しては問題ないと思います。

【Pluginception】プラグインのインストールと設定

インストール方法

インストールはプラグインの新規追加でプラグイン名を入力して検索してインストールするか、WordPressのプラグイン公式配布ページからダウンロード後、管理画面からアップロードインストールしてください(プラグインの公式ページは本ページ内記載のリンクをクリック、もしくは、WordPress公式サイトで検索してください)。

WordPressを使い始めて間もない方(初心者の方)は、より詳細なプラグインのインストール手順や、インストール時に起こる問題などへの対処方法をまとめた【WordPress】プラグインのインストール&追加方法とエラー対処の方法も併せてご覧ください。

【Pluginception】プラグインの基本的な使い方

プラグインの作成自体はテキストエディタで作ったphpファイルをプラグイン名のフォルダに入れてアップすれば手動でも作ることができるのですが、エラーが発生したときに画面が真っ白になってしまうのがたまにキズです。このプラグインはWordPressの動作に重大なエラーが発生した場合には自動でプラグインを無効化してくれますので、より安全にプラグインの作成ができます。

有効化したら

  1. 管理画面の中の「プラグイン」→「Create a New Plugin」をクリックします
  2. 必要事項の入力をします
  3. プラグインに必要な要素が挿入された画面が開きますのでそこにスニペットを書いて完成

スニペットを管理するプラグインもありますが、安全に動作するコードスニペットが増えたらこの「Pluginception」でプラグイン化してしまえば他のサイトでも簡単に同じ機能が使えるようになります。

ただ1点注意したいのは、サイト固有のスラグなどを設定する項目が存在するコードスニペットがある場合です。この場合コードとしては認識されますが動作しない、または、コードとしてエラーとなり動作停止するのいずれかになってしまいますので、こうしたスニペットはやはり管理用プラグインを使った方が無難だと思います。

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