日本の方が作成しているプラグインなので、公式配布ページの説明も日本語ですから紹介記事にすることもないとも思いましたが、便利なプラグインなので紹介させていただきます。
写真中心のサイトを作っていて、撮りためた画像をメディアアップローダーでアップロードした際の日付は当然ながらアップロードした日時になりますよね?でも撮りためた画像なので日付はバラバラなはず・・・でも日付と時刻は変えられないでしょ!と思ってる方、このプラグインを使えば簡単に日付と時刻の変更ができるんです。
また、私個人としてはあまり機会がないことですが、投稿の公開日についても変更したいときは「クイック編集」で変更するか、投稿編集画面で変更するのが一般的。でもこれが一括で変更できたら・・・そんなこともこのプラグインでできるようになります。フロントエンドで表示されるアーカイブはこの「公開日」を基準として並び替えられるものが多いですから、過去記事だけど新しい記事として表示したい・・・などという場合に重宝すると思います。
【Post Date Time Change】プラグインの基本的な機能・できること
- メディアにアップロードした画像の日時を変更できる
- 投稿の公開日時を一括変更できる
- 固定ページの公開日時を一括変更できる
- EXIF情報の撮影日を元にアップロード日(公開日)の変更ができる
※バージョン4.15で一番下の機能が追加されました。これにより、より正確な日付での写真管理ができるようになります
本記事を参考にWordPressサイトへプラグインの導入を検討される方へ
WordPressは古くから無料で配布されているサイト作成ツール(CMS)で、随時改良が加えられており、さまざまなバージョンが存在します。
さらにWordPressを動かすためのプログラムであるPHP、サイトのデータを保存しておくためのデータベースについても様々なバージョンがあります。
そしてWordPress本体同様にプラグインについてもさまざまなバージョンが存在します。
本記事を参考にプラグインの導入をお考えの方は、以下に留意の上でインストールするようにしてください。
- テスト環境での動作に基づいた紹介記事ですので、すべての環境で正常に動作するかどうかは不明です
※本記事の内容についてはページ内に記載しているプラグインバージョンのものになります。現在のバージョンと異なる場合、機能や日本語対応の状況などが異なる場合があります。
※また、テスト環境、テストしたプラグインバージョン等の表示が本文内にない場合、ページタイトル下にある最終更新日当時の情報となりますので、現在のバージョンでは全く違う機能となっているかも知れません。 - プラグインに無料版と有料版(Pro版)がある場合、特に記載がなければ無料版の情報のみを紹介しています
- このページでプラグインを使用する際に必要なショートコードやコードなどは、コピーして使用することができますが、環境によっては記号などが文字化けすることがあります。コピーしたのに動作しない場合は特に「”」「’」などの記号を入力し直してみてください。
- プラグイン本体の動作不具合や質問などは公式サイトのフォーラムなどで行ってください(ここでは質問にお答えすることはできません)
【Post Date Time Change】プラグインの設定画面や表示の日本語化と翻訳
【Post Date Time Change】プラグインは有効化すると日本語で使用できるようになっていますので、英語が分からない方でも安心して使えます

【Post Date Time Change】プラグインのインストールと設定
インストール方法
インストールはプラグインの新規追加でプラグイン名を入力して検索してインストールするか、WordPressのプラグイン公式配布ページからダウンロード後、管理画面からアップロードインストールしてください(プラグインの公式ページは本ページ内記載のリンクをクリック、もしくは、WordPress公式サイトで検索してください)。
WordPressを使い始めて間もない方(初心者の方)は、より詳細なプラグインのインストール手順や、インストール時に起こる問題などへの対処方法をまとめた【WordPress】プラグインのインストール&追加方法とエラー対処の方法も併せてご覧ください。
【Post Date Time Change】プラグインの基本的な使い方
一度使ってみれば「こんなに簡単に??」とびっくりするプラグインの1つです。私の場合は過去に撮った画像をアップロードした際に使用しましたのでその方法を紹介しようと思います。
画像のように管理画面から「メディア」をクリックすると一覧の中に「日付と時刻 投稿日時 あるいは、撮影日時」という入力窓を伴った列が追加されます。
日時の変更手順は次の通りです
- ①の枠の中に変更したい日付と時刻を入力してどこか余白部分をクリックすると、今表示されている一覧の枠内がすべてその日付と時刻に変化します
- ②で日付と時刻を変更する画像にチェックを入れます
- ③のプルダウンから「日付と時刻を変更します」を選択します
- ④「適用」をクリックします
これで簡単に画像などのアップロード(投稿)日時が変更できます。
バージョン4.15で機能がアップしました。それまでは上の画像⑤の部分には現在の日付が入るようになっていましたが、EXIF情報の中の撮影日があれば撮影日が表示されるようになりました。本来の撮影日にしたい場合はそのまま上の手順の2以降を行えば、過去に撮影した画像も撮影日=アップロード日(公開日)として一括変更できます。
※変更する日付の候補をEXIF情報の撮影日とするには、「設定」→「Post Date Time Change」で「表示」欄に追加された「Exif 撮影日時」のチェックを入れる必要があります
※過去の日時へ変更する(これが基本かと思いますが)と一瞬一覧から画像が消えてしまった??と思われるかも知れませんが、これは日付で自動ソート(並び替え)がかかるからで、変更月に絞り込んで検索するときちんとその日に変更した画像があるのを確認できます
プラグインのテスト環境&個人的評価
最後に【Post Date Time Change】を動作確認した際の環境と個人的な評価を書いておきます。導入の検討や参考になれば幸いです。
テストした環境
- テストサーバー:カラフルボックス
- WordPressのバージョン:4.9.6
- PHPのバージョン:7.0
- テーマ:Simplicity2 バージョン2.3.0g
- プラグインのバージョン:本記事で紹介しているバージョン 4.15/最新バージョン 公式サイトで “post-date-time-change” は配布されていません
- 公式サイト(wordpress.org上):https://wordpress.org/plugins/post-date-time-change/
- 公式サイト(作者サイト):
個人的な評価・感想ほか
- 設定のしやすさ:★★★★★
- 使いやすさ:★★★★★
- おすすめ度:★★★★★
1点だけ、これは仕方ないことだと思いますが、WordPressのメディアの設定が「アップロードしたファイルを年月ベースのフォルダに整理」になっていると最初にアップロードした月のフォルダに入り、このプラグインを使って日付と時刻を変更してもその月への移動はしませんでした。FTPなどを使ってメディアのファイルをダウンロードしたり探したりするときには注意が必要です(このプラグインを使用するなら「アップロードしたファイルを年月ベースのフォルダに整理」をオフにしておくと戸惑うことがないと思います)。
過去の写真をWordPressサイトへアップロードしてプライベートな画像サーバーサイトを作った時に使用しましたが、本当に便利でした。

