WordPressでサイトを作っていくと、例えば投稿一覧に〇〇を表示したい、投稿一覧にカスタムフィールドの値を表示したいなどいろいろなリストの表示が気になってきませんか??
テーマのfunctions.phpへ追記すればカスタムフィールドのデータを表示することはできますし、非表示にしたければ「表示オプション」でチェックを外せばいいしと思っている方、もっと簡単でもっと安全な方法があるんです。それが今回紹介するプラグインを使うという選択。実際に使ってみたら本当に簡単に設定ができてびっくりしました。
【Post Lists View Custom】はWordPressの管理画面で表示されるリスト類(投稿一覧やメディアの一覧など)の追加、非表示、列の移動、並び替えの設定などができるプラグインです。何ができるかは下のリストをご覧ください
似た機能を持つ有名なプラグインに「Admin Columns」というプラグインがありますが、個人的には【Post Lists View Custom】の方が直観的で使いやすいと思いました。
【Post Lists View Custom】プラグインの基本的な機能・できること
- 投稿一覧で項目を追加・非表示、列の並び順の変更ができる
- ページ一覧で項目を追加・非表示、列の並び順の変更ができる
- カスタム投稿タイプの記事一覧で項目を追加・非表示、列の並び順の変更ができる
- メディア一覧で項目を追加・非表示、列の並び順の変更ができる
- コメント一覧で項目を追加・非表示、列の並び順の変更ができる
- ウィジェット設定画面の一覧で表示される項目を非表示にできる
- 管理画面のサイドバーメニューで項目を非表示にできる
- 管理画面のサイドバーメニューの詳細表示で項目を非表示にできる
一覧では列の幅の設定や表示タイトルの変更、その列で並び替えをするかなど本当に細かいところまで設定できます(PHPコード一生懸命調べてやってたのがアホらしくなってしまうようなプラグインです)。
※長い間更新されていないプラグインですが、WordPressのバージョン4.9.5でも正常に動作しました
本記事を参考にWordPressサイトへプラグインの導入を検討される方へ
WordPressは古くから無料で配布されているサイト作成ツール(CMS)で、随時改良が加えられており、さまざまなバージョンが存在します。
さらにWordPressを動かすためのプログラムであるPHP、サイトのデータを保存しておくためのデータベースについても様々なバージョンがあります。
そしてWordPress本体同様にプラグインについてもさまざまなバージョンが存在します。
本記事を参考にプラグインの導入をお考えの方は、以下に留意の上でインストールするようにしてください。
- テスト環境での動作に基づいた紹介記事ですので、すべての環境で正常に動作するかどうかは不明です
※本記事の内容についてはページ内に記載しているプラグインバージョンのものになります。現在のバージョンと異なる場合、機能や日本語対応の状況などが異なる場合があります。
※また、テスト環境、テストしたプラグインバージョン等の表示が本文内にない場合、ページタイトル下にある最終更新日当時の情報となりますので、現在のバージョンでは全く違う機能となっているかも知れません。 - プラグインに無料版と有料版(Pro版)がある場合、特に記載がなければ無料版の情報のみを紹介しています
- このページでプラグインを使用する際に必要なショートコードやコードなどは、コピーして使用することができますが、環境によっては記号などが文字化けすることがあります。コピーしたのに動作しない場合は特に「”」「’」などの記号を入力し直してみてください。
- プラグイン本体の動作不具合や質問などは公式サイトのフォーラムなどで行ってください(ここでは質問にお答えすることはできません)
【Post Lists View Custom】プラグインの設定画面や表示の日本語化と翻訳
【Post Lists View Custom】プラグインは有効化して設定をすると日本語で使用できるようになっていますので、英語が分からない方でも安心して使えます
【Post Lists View Custom】プラグインのインストールと設定
インストール方法
インストールはプラグインの新規追加でプラグイン名を入力して検索してインストールするか、WordPressのプラグイン公式配布ページからダウンロード後、管理画面からアップロードインストールしてください(プラグインの公式ページは本ページ内記載のリンクをクリック、もしくは、WordPress公式サイトで検索してください)。
WordPressを使い始めて間もない方(初心者の方)は、より詳細なプラグインのインストール手順や、インストール時に起こる問題などへの対処方法をまとめた【WordPress】プラグインのインストール&追加方法とエラー対処の方法も併せてご覧ください。
【Post Lists View Custom】プラグインの基本的な使い方
この紹介記事を公開する段階ではWordPress公式サイト上でプラグイン名を使って検索すると最終更新日が古いことからかかなり後ろの方に表示されるので見つけるのが大変かもしれません。このページの冒頭に画像付きのリンクがありますのでそこから手動でダウンロードして、サイトへアップロードインストールした方が導入は速くできるかと思います。
有効化したらまず管理画面のサイドバーに追加された「Post Lists View Custom」をクリックします。ここでこのプラグインを使ってメニューを編集できる権限についての設定を行います(これをしないと他のメニューは使えません)。
そしていろいろな設定画面で「日本語ファイルを適用する」というボタンが出てくるのでクリックすると日本語で使えるようになります。
設定できる項目は見ていただいたら分かると思います。
公式サイトにある英語の設定画面のスクリーンショットです
プラグインのテスト環境&個人的評価
最後に【Post Lists View Custom】を動作確認した際の環境と個人的な評価を書いておきます。導入の検討や参考になれば幸いです。
テストした環境
- テストサーバー:カラフルボックス
- WordPressのバージョン:4.9.5
- PHPのバージョン:7.0
- テーマ:Simplicity2 バージョン2.3.0g
- プラグインのバージョン:本記事で紹介しているバージョン 1.7.4/最新バージョン 1.7.4
- 公式サイト(wordpress.org上):https://wordpress.org/plugins/post-lists-view-custom/
- 公式サイト(作者サイト):
個人的な評価・感想ほか
- 設定のしやすさ:★★★★★
- 使いやすさ:★★★★★
- おすすめ度:★★★★★
作者さんのサイトをたどると、管理者側から見て「こうなってたらいいのに・・・」という機能をプラグイン化したものが多数リリースされていますので、ぜひご覧になってみてください。