WordPressのカスタムフィールドを扱うに当たっては、ACF(Advanced Custom Fields)やその他のカスタムフィールド管理用プラグインを使われる方が多いので、あまり需要はないかも知れません。
※その証拠に?すごく前から更新されていないプラグインです。
この【Simple Post Meta Manager】はそうした管理下にないカスタムフィールドに設定されている値やカスタムフィールド名を変更できるプラグイン。例えばテーマ変更などで出力されるカスタムフィールドが異なる場合の一括変更などに重宝するプラグインだと思います。
【Simple Post Meta Manager】プラグインの基本的な機能、テスト環境
- カスタムフィールドの値を変更
- カスタムフィールドのフィールド名を変更
※英語のまま使用することになりますので一応各画面にある英語での注釈を日本語にすると、
Always create database backup before you rename or replace meta keys and values
メタキーやメタデータを変更する前に必ずバックアップを取ってください
The actions are not reversible
ここで行った操作を元に戻すことはできません
The author of this plugin is not responsible for data loss.
万が一データが失われても一切の責任は負いません
と書かれていますから、このプラグインを使った変更は自己責任でお願いします。
またテストはしていませんが、ACF(Advanced Custom Fields)プラグインのように独自のデータ保存方法を使うプラグインでの使用は恐らくできないと思います。あくまでも通常の1キー、1データで格納されているカスタムフィールドのみで動作すると思った方がよいでしょう。
本記事を参考にWordPressサイトへプラグインの導入を検討される方へ
WordPressは古くから無料で配布されているサイト作成ツール(CMS)で、随時改良が加えられており、さまざまなバージョンが存在します。
さらにWordPressを動かすためのプログラムであるPHP、サイトのデータを保存しておくためのデータベースについても様々なバージョンがあります。
そしてWordPress本体同様にプラグインについてもさまざまなバージョンが存在します。
本記事を参考にプラグインの導入をお考えの方は、以下に留意の上でインストールするようにしてください。
- テスト環境での動作に基づいた紹介記事ですので、すべての環境で正常に動作するかどうかは不明です
※本記事の内容についてはページ内に記載しているプラグインバージョンのものになります。現在のバージョンと異なる場合、機能や日本語対応の状況などが異なる場合があります。
※また、テスト環境、テストしたプラグインバージョン等の表示が本文内にない場合、ページタイトル下にある最終更新日当時の情報となりますので、現在のバージョンでは全く違う機能となっているかも知れません。 - プラグインに無料版と有料版(Pro版)がある場合、特に記載がなければ無料版の情報のみを紹介しています
- このページでプラグインを使用する際に必要なショートコードやコードなどは、コピーして使用することができますが、環境によっては記号などが文字化けすることがあります。コピーしたのに動作しない場合は特に「”」「’」などの記号を入力し直してみてください。
- プラグイン本体の動作不具合や質問などは公式サイトのフォーラムなどで行ってください(ここでは質問にお答えすることはできません)
【Simple Post Meta Manager】プラグインの設定画面や表示の日本語化と翻訳
【Simple Post Meta Manager】プラグインは言語の変更に未対応ですので表示のまま設定することになりますが、設定項目が少ないため特に翻訳しなくても設定できると思います。
【Simple Post Meta Manager】プラグインのインストールと設定
インストール方法
インストールはプラグインの新規追加でプラグイン名を入力して検索してインストールするか、WordPressのプラグイン公式配布ページからダウンロード後、管理画面からアップロードインストールしてください(プラグインの公式ページは本ページ内記載のリンクをクリック、もしくは、WordPress公式サイトで検索してください)。
WordPressを使い始めて間もない方(初心者の方)は、より詳細なプラグインのインストール手順や、インストール時に起こる問題などへの対処方法をまとめた【WordPress】プラグインのインストール&追加方法とエラー対処の方法も併せてご覧ください。
【Simple Post Meta Manager】プラグインの基本的な設定方法と使い方
2つの機能があり、いずれも「投稿」→「Meta Manager」から行います
カスタムフィールド値の変更
既にあるカスタムフィールドの値を変更します。
- 上のプルダウンからカスタムフィールド名を選択すると、入力されている値がずらっと表示されます
- 変更する値をクリックし、すぐ下の窓に変更後の値を入力します
- 「Replace(置換)」というボタンをクリックすれば完了です
カスタムフィールドのキー(名前)変更
カスタムフィールドの名前(key)を変更します
- 「Select meta key」からフィールド名を変更するメタキーを選択します
- 「New name」に変更後のメタキーを入力します
- 「Rename」というボタンをクリックすれば完了です
テスト環境・感想など
- テストサーバー:カラフルボックス
- WordPressのバージョン:5.0.3
- PHPのバージョン:7.0
- テーマ:Simplicity2 バージョン2.6.0.9
- プラグインのバージョン:本記事で紹介しているバージョン 1.0.9/最新バージョン 1.0.9
- 公式サイト(wordpress.org上):https://wordpress.org/plugins/simple-post-meta-manager/
- 公式サイト(作者サイト):
冒頭でも書きましたが、プラグインなどでカスタムフィールドの管理を行っていない場合、カスタムフィールドのフィールド名は基本的に変更できません。古いプラグインではありますが、これを使うことでフィールド名(meta key)を変更できる数少ないプラグインだと思います。