ユーザーの行動履歴を記録して一覧表示できるプラグイン「User Activity Log」
いきなり全然違う話になりますが、複数の人でパソコンを使ったりしている場合や友達や知り合いのパソコン、会社の同僚から「パソコンがおかしくなった」と相談された経験ありませんか??
私は以前会社のシステム保守を仕事の1つにしていたので経験がたくさんありますが、そんなときに口をそろえて出てくるのが「何もしてないのに・・・」という言葉。始めのうちは鵜呑みにしていましたが、結構同じところばかりで起こるので「これはおかしい・・・」で見るようになったのがログ。要するにいつ何をしたのかが分かる記録ですね。
これを見るようになったら結構何が起こったかが見えてくるようになって大いに役立ったものです。
残念ながらWordPressにはこうした「ログを残す」機能がありません。自身で作成したサイトを自身で管理している場合にはあまり必要ないかもしれませんが、複数のユーザーで管理したり、友人や得意先などのクライアントへ納入したサイトで何かが起きたときには直前の行動が大きなヒントになります。
【User Activity Log】プラグインの基本的な機能・できること
「User Activity Log」プラグインは
- WordPress本体のアップデート
- 投稿の作成、更新、削除
- 固定ページの作成、更新、削除
- カスタム投稿タイプの投稿の作成、更新、削除
- タグの作成、編集、削除
- カテゴリの作成、編集、削除
- タクソノミー用語の作成、編集、削除
- コメントの作成、承認、未承認、ゴミ箱、未処理、スパム、未スパム、削除
- メディアのアップロード、編集、削除
- ユーザーのログイン、ログアウト、ログインに失敗しました。プロファイルの更新、登録および削除
- プラグインのアクティブ化、非アクティブ化
- テーマのインストール、更新、削除、有効化
- ウィジェットをサイドバーに追加/サイドバーから削除、ウィジェットの並び替え
- メニューの作成、更新、削除
- サイトからエクスポートファイルをダウンロードする
など様々な行動履歴を取ることができるプラグインで、一覧表示すると誰がいつしたのかが分かります。
残念ながら何かでエラーが起きたというログは保存されませんが、これだけの行動を見ることができれば十分だと思います。
この記事を参考にプラグインの導入をする際以下に留意ください
- すべての環境で動作するとは限りません
- できる限り最新のバージョンの情報を紹介するようにしておりますが、閲覧される時期によってはバージョンが変わり、仕様が大きく変更されている場合があります
- 有料版と無料版がある場合、テストは原則無料版のみで実施しています
- テスト環境については本文中に記載しています
- 使用方法で紹介しているショートコードやコードなどをコピーして使用すると、環境によっては記号などが文字化けすることがあります。コピーしたのに動作しない場合は特に「"」「'」などの記号を入力し直してみてください。
【User Activity Log】プラグインの設定画面や表示の日本語化と翻訳
当サイトで私が翻訳した【User Activity Log】プラグインの日本語化ファイルを配布しています。
翻訳ファイルは
からダウンロードできます(ダウンロードの方法や日本語の適用方法なども解説しています)
翻訳することで設定が容易になり、重要な項目の設定漏れも少なくなりますから日本語化をお勧めします。
【User Activity Log】プラグインのインストールと設定
インストール方法
インストールはプラグインの新規追加でプラグイン名を入力して検索してインストールするか、ページ先頭の画像をクリックして表示されるWordPressのプラグイン公式配布ページがダウンロード後、管理画面からアップロードインストールしてください。
WordPressを使い始めて間もない方(初心者の方)は、より詳細なプラグインのインストール手順や、インストール時に起こる問題などへの対処方法をまとめた
も併せてご覧ください。
設定はダッシュボードの「ユーザーの行動履歴」→「設定」から行います
項目は
- ログの履歴を保存する日数、ログの削除
- 特定の権限やユーザーがログインしたときに管理者へメール通知
- 通知するメールの内容
だけで簡単に使用できます
【User Activity Log】プラグインの基本的な使い方
ログを見るにはダッシュボードから「ユーザーの行動履歴」をクリックするとずらっと一覧で表示されます。
日付やユーザーなどで絞り込み表示することができるので整理できて便利です。
冒頭で自身で作成して自身で管理する場合には必要ないかも・・・と書きましたが、テーマを編集したりプラグインの有効化や停止をした履歴なども残りますから自身のサイト更新録としても十分使えると思います。
ちなみにテーマの編集の一環として、わざとfunctions.phpへ不具合の出るようにコードを入力してエラーを出しましたが、この履歴は残念ながら保存されませんでした。テストしたのはこれだけですが、おそらくサイトそのものの動作に不具合があったときにはログが取られることはないと思います。
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