WordPressでサイトを作っていて、動きのあるサイトにしたいときに最初に思いつくのが画像のスライダー機能ですね。
サイト全体のタイトル下へ表示したり、個々の投稿などのタイトル下へ表示したりといろいろ入れてみると、動きのなかったサイトもグッと楽し気なサイトに生まれ変わりますね。
画像をスライド表示する「スライダー」系のプラグインはけっこうたくさんリリースされていて、何を使うか迷うことも多いと思います。私的には「Meta Slider」が設定がしやすくシンプルなので気に入っています。
でも、最近のスライダー系プラグインは無料版だと複数のスライダーを設けることができなかったり、画像入れ替え時のエフェクト(効果)が限定されていたりしてイマイチ使いにくい(よくわからない機能をお金払って有料版にする勇気は少なくとも私にはありません・・)ですよね?しかも、インストールしてみて初めて「なんだ、こんなプラグインだったの??」と思うこともしばしばです。
今までいろいろなスライダー系プラグインを試してみた中で久しぶりに無料でも面白いのを発見しました。
プラグインの名前は【WonderPlugin Slider Lite】です。前述した複数スライダーの作成も、たくさんのエフェクトも無料版で作ることができます。
ただ1つ残念なのは紹介時のバージョン6.2では日本語化対応していない(言語の設定に対応していない)こと。いろいろな単語を解読しつつの設定にはなりますが、プレビュー表示ができますから変更しながらカスタマイズしていけば済むし、一度設定すればそんなに変更することでもありませんから十分に使えます。
【WonderPlugin Slider Lite】プラグインの基本的な機能・できること
- 画像を複数登録してスライド表示できる
- youtubeやvimeoの動画(再生画像)をスライド表示し、ボタンクリックでそのまま再生することもできる
- メディアにアップロードした動画をスライド表示できる
- 投稿のアイキャッチ画像をスライド表示し、記事へのリンクができる
- 1~4のコンテンツを混在してスライド表示できる
- 画像入れ替え時の効果はたくさんの中から選択可能
- インターネットエクスプローラーで表示できない効果は使える効果が別に設定できる
- 複数のスライダーを設定し、ショートコードで設置できる
- レスポンシブ対応/固定幅での表示が可能
特筆すべきはインターネットエクスプローラーでの表示対応。今後なくなっていくブラウザではあるものの、IEを使っている人はまだまだ多いです。その中でIEは使える効果が限られているので他のブラウザでいい感じに表示されていてもIEで表示してみたら「あれ??」と感じることも少なくありません。このプラグインはIEでは表示できない効果についてはIE用の効果を設定できるので重宝します。
本記事を参考にWordPressサイトへプラグインの導入を検討される方へ
WordPressは古くから無料で配布されているサイト作成ツール(CMS)で、随時改良が加えられており、さまざまなバージョンが存在します。
さらにWordPressを動かすためのプログラムであるPHP、サイトのデータを保存しておくためのデータベースについても様々なバージョンがあります。
そしてWordPress本体同様にプラグインについてもさまざまなバージョンが存在します。
本記事を参考にプラグインの導入をお考えの方は、以下に留意の上でインストールするようにしてください。
- テスト環境での動作に基づいた紹介記事ですので、すべての環境で正常に動作するかどうかは不明です
※本記事の内容についてはページ内に記載しているプラグインバージョンのものになります。現在のバージョンと異なる場合、機能や日本語対応の状況などが異なる場合があります。
※また、テスト環境、テストしたプラグインバージョン等の表示が本文内にない場合、ページタイトル下にある最終更新日当時の情報となりますので、現在のバージョンでは全く違う機能となっているかも知れません。 - プラグインに無料版と有料版(Pro版)がある場合、特に記載がなければ無料版の情報のみを紹介しています
- このページでプラグインを使用する際に必要なショートコードやコードなどは、コピーして使用することができますが、環境によっては記号などが文字化けすることがあります。コピーしたのに動作しない場合は特に「”」「’」などの記号を入力し直してみてください。
- プラグイン本体の動作不具合や質問などは公式サイトのフォーラムなどで行ってください(ここでは質問にお答えすることはできません)
【WonderPlugin Slider Lite】プラグインの設定画面や表示の日本語化と翻訳
【WonderPlugin Slider Lite】プラグインは言語の変更に未対応ですので表示のまま設定することになります
【WonderPlugin Slider Lite】プラグインのインストールと設定
インストール方法
インストールはプラグインの新規追加でプラグイン名を入力して検索してインストールするか、WordPressのプラグイン公式配布ページからダウンロード後、管理画面からアップロードインストールしてください(プラグインの公式ページは本ページ内記載のリンクをクリック、もしくは、WordPress公式サイトで検索してください)。
WordPressを使い始めて間もない方(初心者の方)は、より詳細なプラグインのインストール手順や、インストール時に起こる問題などへの対処方法をまとめた【WordPress】プラグインのインストール&追加方法とエラー対処の方法も併せてご覧ください。
基本的には他のスライダー系プラグインと同様に
- スライダーを新規作成する
- 画像や動画を追加する
- 幅や効果、デザインなどを設定する
という手順でスライダーの作成は終了です。あとはショートコードなりphpコードを挿入するだけでサイトへスライダーが実装できます。
英語のみの設定画面なのでどんな項目の設定なのかは単語を自身で訳しつつとなりますが、プレビューしながら気に入った形にしていけば住むので触り慣れることが大事だと思います。
【WonderPlugin Slider Lite】プラグインの基本的な使い方
スライダーを作ったらショートコードを本文の中へ挿入する、または、phpコードをテーマの表示したい場所へ挿入するだけで機能します。ショートコードやphpコードは各スライダーの設定画面に表示されるのでコピペするだけですから戸惑うこともありません。
【WonderPlugin Slider Lite】プラグインの便利な使い方・カスタマイズ方法など
より便利に使うカスタマイズ技やテストサイトで使用した結果や感想、WordPressのプラグイン公式配布ページには書かれていない事柄などを紹介します。
テストサイトへ実際に導入してみましたが、実に面白いプラグインです。
私は主に「Meta Slider」を使っているのでそれとの比較になりますが、スライダー系のプラグインでは画像入れ替え時の効果がフェードやコイン(うろこ状に画像が入れ替わる)位なのですが、
- 画像を何枚かにスライスしたものが回転していきながら新しい画像に変わっていく
- 表示された画像が徐々に拡大していきながら、時間が経つと次の画像になる
- Youtubeの動画は動画URLを張るだけで設定でき、その場で再生できる
など面白い機能が満載で、どれにしようかなぁと迷ってしまう位効果があります。
もちろん幅・高さの調整、画像が入れ替わるまでの時間、入れ替わる時の時間などスライダーとしてほしい機能はほぼおさえてると思いますので一度使ってみてほしいプラグインだと思います。
「Meta Slider」と比べて少し残念なのは、画像をクロップする(切り抜く)機能がないこと。「Meta Slider」は画像サイズとスライダーサイズが合わないとき、どこを起点に画像を切って表示するのかという設定がありましたが、【WonderPlugin Slider Lite】はその機能がありません。今後実装されていくことを個人的に期待します。
またテスト環境ではプラグイン有効化時に「このプラグインには有効なヘッダーがありません。」というエラーが出ました。対処方法は
で紹介していますので見てみてください