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不要なプラグインのテーブルをデータベースから削除するプラグイン「Plugins Garbage Collector」

公開日:2014(平成26)年5月7日/最終更新日:

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WordPress Plugin



WordPressを使っているとさまざまな機能を追加する「プラグイン」の便利さから、いろいろなプラグインをインストールしたりアンインストールしたり・・・っていう機会が多いですね。

理由は、使ってみたら他の目的の機能ではなかったとか、他にもっと便利なプラグインがあったなどさまざまですが、プラグインを管理画面から無効にして削除しても、プラグインのインストール時に作られたデータベース上のテーブルやデータが残ってしまっています。

以前に削除したプラグインを再度インストールしたときに設定が自動的に以前の状態になった!という経験ありませんか??まさにこれは以前にプラグインをインストールしたときに作成されたテーブルやデータが残っている証拠です。

普通は一旦削除したプラグインはもう2度と使わないのですから、こうしたテーブルやデータはデータベースのゴミになってしまい、動作の遅延やエラー、高負荷に繋がります。

【Plugins Garbage Collector】プラグインの基本的な機能・できること

Plugins Garbage Collector」プラグインは、現在インストールされ、有効化されているプラグインが利用しているデータベース内のテーブルやデータを安全に削除することができるメンテナンスプラグインです。

ただし後述するように、プラグインに設定したデータ(Wp_options内のデータ)を削除できるものではありません。

本記事を参考にWordPressサイトへプラグインの導入を検討される方へ

WordPressは古くから無料で配布されているサイト作成ツール(CMS)で、随時改良が加えられており、さまざまなバージョンが存在します。

さらにWordPressを動かすためのプログラムであるPHP、サイトのデータを保存しておくためのデータベースについても様々なバージョンがあります。

そしてWordPress本体同様にプラグインについてもさまざまなバージョンが存在します。

本記事を参考にプラグインの導入をお考えの方は、以下に留意の上でインストールするようにしてください。

  • テスト環境での動作に基づいた紹介記事ですので、すべての環境で正常に動作するかどうかは不明です
    ※本記事の内容についてはページ内に記載しているプラグインバージョンのものになります。現在のバージョンと異なる場合、機能や日本語対応の状況などが異なる場合があります。
    ※また、テスト環境、テストしたプラグインバージョン等の表示が本文内にない場合、ページタイトル下にある最終更新日当時の情報となりますので、現在のバージョンでは全く違う機能となっているかも知れません。
  • プラグインに無料版と有料版(Pro版)がある場合、特に記載がなければ無料版の情報のみを紹介しています
  • このページでプラグインを使用する際に必要なショートコードやコードなどは、コピーして使用することができますが、環境によっては記号などが文字化けすることがあります。コピーしたのに動作しない場合は特に「”」「’」などの記号を入力し直してみてください。
  • プラグイン本体の動作不具合や質問などは公式サイトのフォーラムなどで行ってください(ここでは質問にお答えすることはできません)

【Plugins Garbage Collector】プラグインの設定画面や表示の日本語化と翻訳

【Plugins Garbage Collector】プラグインは言語の変更に未対応ですので表示のまま設定することになります

【Plugins Garbage Collector】プラグインのインストールと設定

インストール方法

インストールはプラグインの新規追加でプラグイン名を入力して検索してインストールするか、WordPressのプラグイン公式配布ページからダウンロード後、管理画面からアップロードインストールしてください(プラグインの公式ページは本ページ内記載のリンクをクリック、もしくは、WordPress公式サイトで検索してください)。

WordPressを使い始めて間もない方(初心者の方)は、より詳細なプラグインのインストール手順や、インストール時に起こる問題などへの対処方法をまとめた【WordPress】プラグインのインストール&追加方法とエラー対処の方法も併せてご覧ください。

【Plugins Garbage Collector】プラグインの基本的な使い方

  1. プラグインの新規追加画面から「Plugins Garbage Collector」で検索してインストールするか、こちらからプラグインを入手します。

日本語に対応していますのでインストールして有効化すれば簡単に使えます。

  1. 有効化すると、プラグインの中に「Plugins Garbage Collector」が出てくるので、「スキャンする」をクリックして検索させます。
不要なプラグインのテーブルをデータベースから削除するプラグイン「Plugins Garbage Collector」|Knowledge Base

ダッシュボードの「ツール」からでも起動することができます。

検索後、不要だと判断されたテーブルは赤色で表示されるので、チェックを入れてから削除をクリックすると不要なデータやテーブルは削除されます。

これですっきり!!ただし実行する前に以下の注意事項は確認しておきましょう。

【Plugins Garbage Collector】プラグインの便利な使い方・カスタマイズ方法など

より便利に使うカスタマイズ技やテストサイトで使用した結果や感想、WordPressのプラグイン公式配布ページには書かれていない事柄などを紹介します。

一見便利そうに見える「Plugins Garbage Collector」ですが、使用する際や使用前にいくつか注意すべき点がありますので紹介しておきます。

プラグインを削除する前に確認する

このプラグインを使って検索したデータテーブルの一覧には、不要と思われるものがずらっと表示されます。そのとき、プラグインを停止ではなく削除してしまった後だと、プラグイン名が「Unknown(不明)」になってしまい、テーブルの名前からプラグインを想像するしかなくなってしまいます。

プラグインを削除する前に停止状態でテーブルの確認をして不要であれば削除という段取で進めるとより安全に不要テーブルの削除ができます。

全部のデータが削除される訳ではない

「Plugins Garbage Collector」プラグインによって、削除対象のプラグインが作ったテーブルは削除する(データをゼロにする)ことはできます。ただ厳密に言うと、プラグインの設定データ自体はWordPressのコアテーブルであるWp_optionsテーブルに情報が追記されているので完全削除とまではいきません。

本来ならWp_optionsテーブルを開いて関連するデータを1つ1つ削除すればパフォーマンス低下を防ぐことができるのですが、一度失敗するとサイト自体が壊れてしまいますから、よほど自信がある場合を除いて大変危険なので触れない方が無難だと思います。

バックアップを取ったからと安心しない

WordPressのプラグインの中にはデータベースのバックアップをとれるものが多数ありますし、データベースに接続して直接バックアップを取ることもできます。しかし、これらを使ってバックアップを取ったから何をしても大丈夫ということではありません。

そのバックアップデータは確実に復元できますか?サーバーによってはアップロードできるファイルサイズが限られていたり、セキュリティの問題からデータベースへの直接アップロードができなくなっているところもありますから、確実に復元できるかをチェックした方がいいと思います。

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