いつもの通り、サイトのメンテナンス&投稿の追加などなどしようと思ったら・・・アクセスできない!!
使っているレンタルサーバーからのメールによると、過剰なアクセスによる高負荷がかかったためアクセス禁止にしている・・・というような文面が・・・。
※※※これがメールの一部文章です※※※
このたび、お客さまにて運用されておりますホームページコンテンツ上の
プログラムが原因となり、ご契約サーバーにて過剰な負荷が発生していることを
確認致しましたので、ご連絡させていただきます。
【対象ドメイン】xxxxx.com
※上記ドメイン名のホームページ領域に対して外部(海外)より
過剰なアクセスが行われている状態となっております。
※主に【62.219.8.235】と言うIPアドレスからアクセスがございました。
この為、誠に申し訳ございませんが、先ほど弊社側にて上記ドメイン名の
ホームページ領域へのアクセスを制限させていただきましたので、
何卒、ご理解ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
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このIPアドレスを調べたところ、なんと「ベネズエラ」でした!!
100%スパムです!!
こんなものでせっかく作ってきたサイトがダメになるのか・・・と思い、いろいろ調べたところ、.htaccessを使ったアクセス拒否の方法が載っていました。
ただ、これを毎回ダウンロードして加工してアップロードして・・・なんて途方もない作業になるので何とかならないかと思っていたところ、さすがWordPress、こんな便利なプラグインがありました。
プラグインの名前は「Wp-Ban」です。
【Wp-Ban】プラグインの基本的な機能・できること
- 指定したグローバルIPアドレスからのアクセスを拒否
- 指定したIPアドレス範囲のアクセスを拒否
- 指定したドメインからのアクセスを拒否(スパムリファラー対策)
本記事を参考にWordPressサイトへプラグインの導入を検討される方へ
WordPressは古くから無料で配布されているサイト作成ツール(CMS)で、随時改良が加えられており、さまざまなバージョンが存在します。
さらにWordPressを動かすためのプログラムであるPHP、サイトのデータを保存しておくためのデータベースについても様々なバージョンがあります。
そしてWordPress本体同様にプラグインについてもさまざまなバージョンが存在します。
本記事を参考にプラグインの導入をお考えの方は、以下に留意の上でインストールするようにしてください。
- テスト環境での動作に基づいた紹介記事ですので、すべての環境で正常に動作するかどうかは不明です
※本記事の内容についてはページ内に記載しているプラグインバージョンのものになります。現在のバージョンと異なる場合、機能や日本語対応の状況などが異なる場合があります。
※また、テスト環境、テストしたプラグインバージョン等の表示が本文内にない場合、ページタイトル下にある最終更新日当時の情報となりますので、現在のバージョンでは全く違う機能となっているかも知れません。 - プラグインに無料版と有料版(Pro版)がある場合、特に記載がなければ無料版の情報のみを紹介しています
- このページでプラグインを使用する際に必要なショートコードやコードなどは、コピーして使用することができますが、環境によっては記号などが文字化けすることがあります。コピーしたのに動作しない場合は特に「”」「’」などの記号を入力し直してみてください。
- プラグイン本体の動作不具合や質問などは公式サイトのフォーラムなどで行ってください(ここでは質問にお答えすることはできません)
【Wp-Ban】プラグインの設定画面や表示の日本語化と翻訳
【Wp-Ban】プラグインは言語の変更に未対応ですので表示のまま設定することになります
【Wp-Ban】プラグインのインストールと設定
インストール方法
インストールはプラグインの新規追加でプラグイン名を入力して検索してインストールするか、WordPressのプラグイン公式配布ページからダウンロード後、管理画面からアップロードインストールしてください(プラグインの公式ページは本ページ内記載のリンクをクリック、もしくは、WordPress公式サイトで検索してください)。
WordPressを使い始めて間もない方(初心者の方)は、より詳細なプラグインのインストール手順や、インストール時に起こる問題などへの対処方法をまとめた【WordPress】プラグインのインストール&追加方法とエラー対処の方法も併せてご覧ください。
【Wp-Ban】プラグインの基本的な使い方
「設定」→「ban」からアクセス拒否の設定を行います。
拒否設定したアドレスからは訪問者としての閲覧もできなくなります。
などのプラグインと併用して、実害のあるものだけにしないと、拒否しなくてもいいアドレスまで拒否してしまうことにもなりますから気を付けましょう
インストールしたら
WP-Banの設定画面でSPAMブロック設定を記述します。
SPAMブロックの設定は
・IPアドレス (たとえば 109.230.220.231 とか)
・URL (たとえば http://*.japan.com とか ※ワイルドカード「*」が使えます)
・ホスト名 (たとえば .cn チャイナドメイン全て とか)
・ユーザーエージェント名 (たとえば Microsoft URL Control 検索ロボットとか)
また、設定画面の最上部にも表示されますが、自身のIPアドレスを誤って拒否設定するとサイトの閲覧・管理など一切できなくなります。万が一設定に失敗したときは
を参考に復旧させてください(と言いながら私もやらかしました・・・そのときの備忘録です)。個人的には確実にアクセス拒否されることが確認できてよかったような感じです。