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サーバーの応答速度やページの表示速度をダッシュボードに表示するプラグイン「wp Hosting Performance Check」

公開日:2016(平成28)年9月7日/最終更新日:

WordPressのプラグイン情報



【景品表示法に基づく表記】ページ内のコンテンツには、商品プロモーションが含まれています

客観的に見て、自分のサイトやページが検索結果などをクリックされてからいったいどの位の時間で表示を完了しているか?気になりませんか?

普段から速度の遅いパソコンなどで作業していれば何となく感覚として「これよりも遅く表示されることはないだろう」と想像できるのですが、パソコンや通信速度など訪問者の環境はさまざまです。

せっかく検索結果に表示されクリックされてもなかなか表示されないサイトはすぐに別のサイトへ移動されてしまいますからアクセスアップに関しては死活問題ですね。

wp Hosting Performance Check」は客観的に見て(セッションの接続/接続解除までの時間を計測して)どの位の速度でサイトやページが完全に表示されているかを記録してくれるプラグインです。

【wp Hosting Performance Check】プラグインの基本的な機能・できること

  1. サーバーの応答速度を計測
  2. 実際に訪問されたページの表示速度を表示
  3. 詳細なレポート

表示速度はアクセスしてくれた訪問者に対しての印象だけでなく、Googleなどの検索エンジンからも評価対象となるようですから、なるべくはっきりした原因を突き止めて改善できればアクセスアップに貢献できるかもしれません。

本記事を参考にWordPressサイトへプラグインの導入を検討される方へ

WordPressは古くから無料で配布されているサイト作成ツール(CMS)で、随時改良が加えられており、さまざまなバージョンが存在します。

さらにWordPressを動かすためのプログラムであるPHP、サイトのデータを保存しておくためのデータベースについても様々なバージョンがあります。

そしてWordPress本体同様にプラグインについてもさまざまなバージョンが存在します。

本記事を参考にプラグインの導入をお考えの方は、以下に留意の上でインストールするようにしてください。

  • テスト環境での動作に基づいた紹介記事ですので、すべての環境で正常に動作するかどうかは不明です
    ※本記事の内容についてはページ内に記載しているプラグインバージョンのものになります。現在のバージョンと異なる場合、機能や日本語対応の状況などが異なる場合があります。
    ※また、テスト環境、テストしたプラグインバージョン等の表示が本文内にない場合、ページタイトル下にある最終更新日当時の情報となりますので、現在のバージョンでは全く違う機能となっているかも知れません。
  • プラグインに無料版と有料版(Pro版)がある場合、特に記載がなければ無料版の情報のみを紹介しています
  • このページでプラグインを使用する際に必要なショートコードやコードなどは、コピーして使用することができますが、環境によっては記号などが文字化けすることがあります。コピーしたのに動作しない場合は特に「”」「’」などの記号を入力し直してみてください。
  • プラグイン本体の動作不具合や質問などは公式サイトのフォーラムなどで行ってください(ここでは質問にお答えすることはできません)

【wp Hosting Performance Check】プラグインの設定画面や表示の日本語化と翻訳

【wp Hosting Performance Check】プラグインは言語の変更に未対応ですので表示のまま設定することになります

【wp Hosting Performance Check】プラグインのインストールと設定

インストール方法

インストールはプラグインの新規追加でプラグイン名を入力して検索してインストールするか、WordPressのプラグイン公式配布ページからダウンロード後、管理画面からアップロードインストールしてください(プラグインの公式ページは本ページ内記載のリンクをクリック、もしくは、WordPress公式サイトで検索してください)。

WordPressを使い始めて間もない方(初心者の方)は、より詳細なプラグインのインストール手順や、インストール時に起こる問題などへの対処方法をまとめた【WordPress】プラグインのインストール&追加方法とエラー対処の方法も併せてご覧ください。

設定項目として、異常が見られたときにメールで通知する機能がありますがテストはしていません。

有効化するとダッシュボードに簡易レポートが表示されますが、ダッシュボートの表示が崩れてしまう(2列表示だったのに1列になってしまうなど)ときは「Dashboard Widget Width currently disabled」の項目を調整すると改善されます(2列なら50、3列なら32など)

アクセスのある程度あるサイトでないとレポートは表示されませんし、あまり参考になる結果は得られません

【wp Hosting Performance Check】プラグインの基本的な使い方

wp Hosting Performance Check


ダッシュボードに追加された「wp Hosting Performance Check」をクリックすると、上のような画面が表示されます(実際のレポート画面をスクロールするとより詳細なデータが見れます)。
※標準時での表示となってしまっていますので、時間帯別データは+9して見るようにしましょう

tally of end user web browser load speed

訪問者が実際にページへアクセスしたときの完全表示までの時間を表示します
average: 15.6 secs・・・平均で15.6秒かかっています
hits: 9 (excludes bots)・・・検索エンジンクローラーなどのbotを除いたアクセス数が表示されます
tally of web browser load speed・・・表示速度の分布が表示されます

tally of hosting/php Server responses

訪問者がアクセスしようとしてからサーバーが応答するまでの時間が表示されます

average seconds for web Server to respond

時間帯別の平均サーバー応答時間が表示されます。
※ここで時間帯によってバラつきのあるサーバーは

  1. アクセスが集中してしまっている時間がある(人気のあるサイトが多く共用されている)
  2. サーバーのスペックが低い
  3. ネットワークが弱い

などが要因の可能性があります。これはサイトを作る側ではどうにもなりませんから、あまりにも遅延が起きている場合にはサーバーへ直接問い合わせたり改善をお願いしたりすることで改善されるかもしれません。

average seconds for End user browser to finish loading

訪問者が実際にページへアクセスしたときの完全表示までの時間帯別平均時間が表示されます
※ある時間帯で速度が遅くなる原因としては

  1. アクセス集中によりサーバーに高負荷がかかり表示時間が大きくなる
  2. ページを表示するための機能(プラグインやコード)の動作に時間がかかっている
  3. データベースの肥大化などによってページを表示する時間がかかっている
  4. 外部の参照に時間がかかっている

などが考えられます。1~3は内部要因ですから不要なプラグインやデータを削除したりすればある程度改善できますが、4の外部参照によることが原因の場合は参照元の状況にもよりますから参照を外さない限り改善は難しいと思います。
※外部参照/広告コード、ツイートの埋め込み、外部のサイトの画像の読み込みなど

Top 10 Slow Urls

計測されたデータの中で特に表示速度の遅かったページが10件表示されます。どんな環境からアクセスされたかも詳細に表示されるので、上の時間帯別表示速度などを加味しながら見ていると何が原因かが分かってくるようになります。
例)あるプラグインを使って表現しているものが共通しているならプラグインの問題/モバイル表示時の問題・・・など

その他、週や月単位でもレポートを見ることができますから、経過を見ながら速度を改善する指針にはなると思います。

著:清水 由規, 著:清水 久美子, 著:鈴木 力哉, 著:西岡 由美, 読み手:星野 邦敏, 読み手:吉田 裕介
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