WordPressのカスタマイズ方法やプラグインレビューを中心に、パソコン/動物/植物のことなどを紹介するホームページです

Sylpheed 3.7で突然「SSL証明書を検証できません」というエラーが出始めた

公開日:2020(令和2)年5月31日/最終更新日:

Webサイトのトラブルシューティング



【景品表示法に基づく表記】ページ内のコンテンツには、商品プロモーションが含まれています

今日はなんだか頭痛がひどくて、こんな時期(新型コロナウイルス)だからややもするとひょっとすると・・・なんて思ってる最中、突然いつも使っているメールソフトの「Sylpheed」でエラーが出始めた。

Sylpheed 3.7で突然「SSL証明書を検証できません」というエラーが出始めた|Knowledge Base

SSL通信で受信しているメールアカウントの受信時に上のような「SSL証明書を検証できません」というエラーが毎回出るようになりました。

本日午前中に使っているときには出なかったのに・・・なんだろう??

使えないのは不都合なので、ひとまずSSL通信なしで受信するようにしていますが、このままダメなようだとセキュリティ的にも心配なのでどうしたものか・・・という状況です。

恐らく使い勝手の良さから使用されている方が多いと思いますが、出てないのかなぁ・・・

改めて公式ページ見てみたら結構長いこと更新されていないメールソフトですし、この証明書エラーはいろいろ調べた限りではメールサーバー側ではなくメールソフト側の要因のようなので、そろそろメーラーを変えるべき?なんて思ってます。

今後少し様子を見て、いろいろ調べてダメだったらメールソフト変更、改善策が見つかればそれを行った上でまたこの日記に追記します。

2020年6月2日 公式ページで更新ファイルが提供されるようになりました

ここから後に、私が取ったひとまずの対策と事後録があるのですが、そうこうしている間に公式ページで新しいSSL証明書の提供と適用方法がリリースされました。私のように他のメーラーに移行しようとしている方や非SSLでの通信に切り替えた方は以下のページを参照して対応してみてください。

なお、私はこれを機にThunderbirdへ移行してしまったので、その対応で正常に動作するかどうかはチェックしていませんので悪しからず・・・。

NEWS:Sylpheed

Sylpheedでメールの受信を非SSLにする方法

Sylpheedを使ってのメール送受信が1つだったり、小数の場合には、都度警告に対して「一時的に受け入れる」をクリックすれば済むのですが、恐らくこのメーラーを使っている方はたくさんの数のメールアカウントを管理できるという点に利便性を感じて使われているのではないでしょうか(少なくとも私はその一人です)。そうなると、1回の自動受信で一体何回クリックするの?という感じになり、非常に不都合ですので、一旦非SSL(非暗号化)での受信に変えています。

使用されている方の中には誰かに設定してもらったなどの理由でどう変更したらいいのかがわからない方も見えるでしょうから、一応変更点のみ図説しておきます。参考になれば幸いです。

Sylpheedでのメール受信を非SSLにする設定変更内容

Sylpheedの画面から「設定」→「アカウントの編集」をクリックします

Sylpheed 3.7で突然「SSL証明書を検証できません」というエラーが出始めた|Knowledge Base

一覧から変更するアカウントを選択し、「編集」をクリックします

Sylpheed 3.7で突然「SSL証明書を検証できません」というエラーが出始めた|Knowledge Base

「SSL」タブをクリックし受信側の「SSLを使用しない」にチェックを入れます

Sylpheed 3.7で突然「SSL証明書を検証できません」というエラーが出始めた|Knowledge Base

「高度な設定」タブをクリックし、POP3ポートを指定のチェックを外し、「適用」→「OK」をクリックします

Sylpheed 3.7で突然「SSL証明書を検証できません」というエラーが出始めた|Knowledge Base

※メールサーバーによってはチェックを入れたまま、ポート番号を110に指定しないと受信できないことがありますので試してみてください

これで受信側は非SSLで受信するようになりますので、警告画面は出なくなります。

送信側も非SSLにはできますが、送信は送信時に警告が出るだけで手間はかかりませんからそのままで大丈夫でしょう。

非SSLでの受信へ変更する際に留意すること

SSLについて簡単に説明すると、SSLとは暗号化通信のことで、サーバーとメールソフトの間でお互いに暗号化するための鍵を持ち合い、サーバー側で鍵を使って暗号化したものをメールソフト側で同じ鍵を使って展開するという仕組みで、通信途中で誰かが傍受しても鍵がわからないため内容はわからないようになっており、安全に送受信ができるというものです。

そしてお互いにSSL通信を行うための証明書を持っている必要があり、どちらかの証明書に不備があったり有効期限が切れていたりすると今回のような確認画面(安全だとして受け入れるかどうか)が出ます。

それほど重要なものであれば特に必要性もありませんが、個人情報、クレジットカード情報、会社での機密情報などは漏洩してはいけない情報ですから、そうしたものを送受信するアカウントではSSL通信をすることをおすすめしますので、今回の問題の一時解消のために非SSLでの受信へ切り替える前にアカウントごとにどうするのかを決めてから行うようにしてください。

2020年6月1日追記

さらに詳しく調べたところ、これはサーバー云々ではなく、Sylpheed側のSSL証明書の期限が切れていることにより、確認画面が出るようです。

有料版ではすでに更新が行われたバージョンが配布されているようです

無料版については何も変化がありませんので、しばらくしても更新がないようなら、私自身はメーラーの変更をするしかないかなぁと思っています。

2020年6月2日追記

もうしばらく様子を見てもいいのですが、今後Sylpheedがどうなるのか?を考え、メールソフトをThunderbirdへ変更することにしました。

実際に移行作業を行いつつ、一応設定手順の紹介記事を書きましたのでよかったらご覧になってください。

ThunderbirdはFirefoxという有名なブラウザを作っているところがリリースしているメールソフトなので、信頼性は十分ですし、恐らく更新もきちんとされていくと思われます。ソフトが違うので使い勝手はもちろん異なりますが、慣れてしまえば大丈夫だと思います。