自前で用意したり、どこかで入手したプラグインの翻訳ファイルを転送して思い通りの翻訳にしたはずなのに、いつの間にか元の翻訳に戻ってしまったという経験ありませんか？
これはWordPress公式サイトで配布されているプラグインに対し、Translating WordPressで有志の方が翻訳したものや翻訳を編集したものが定期的にチェックされて自動更新されるためです。WordPressは基本言語が英語なので、これら有志の方の協力によって日本語で使える恩恵を受けているものの、中には大掛かりに変わってしまうものもあったりしてちょっと困ることもありますね。
しかも、WordPress本体やテーマ、プラグインの更新とは違って、自身で更新する／しないを判断できないのも困る点だと思います。
そこで作ったのが本ページで配布する「HA Disable Translation Updates」。本プラグインは、設定画面で翻訳の自動更新をさせたくないプラグインにチェックを入れるだけで、そのプラグインに対する自動翻訳更新を無効にできる便利なプラグインです。
本プラグインには、特定条件時に自動更新が抑制できない既知の不具合があります。本プラグインを使用する前に必ず「既知の不具合について」をご確認ください。
HA Disable Translation Updatesの入手・導入方法
本プラグインはWordPress公式サイト上で公開はしていませんので、以下のボタンをクリックして入手してください。
累計ダウンロード数：1回
プラグインをダウンロードして利用する前に、利用規約を確認ください（ダウンロードした時点で規約に同意したものとします）
ダウンロードが完了したら、サイトの管理画面から「プラグイン」→「新規プラグインを追加」をクリックし、「プラグインのアップロード」をクリックした後にダウンロードしたファイルを選択してインストールしてください。
インストール後は通常のプラグインと同様に有効化してください。
HA Disable Translation Updatesの使用方法
プラグインを有効化したら、管理画面の「設定」→「翻訳更新の制御」をクリックします。
現在サイトで有効化しているプラグインが列記されますので、自動翻訳をしないようにしたいプラグイン名の↓にある「翻訳の自動更新を停止する」にチェックを入れて、設定を保存すれば機能します。
プラグイン使用上の注意
本プラグインの使用にあたって、大きく以下の2つの注意事項があります。
本プラグインを停止するときは
このプラグインはプラグインを有効化している間に、設定画面でチェックしたプラグインに対してTranslating WordPressで変更があったファイルを自動更新しないようにするものです。
チェックした項目の情報はデータベース内に保存され、チェックを外して設定を更新しない限りデータは保持され、本プラグインを停止後機能は停止するものの、再有効化と同時に機能が復活し、以前にチェックをいれていたプラグインの翻訳更新が停止します。
これにより、本来プラグインの更新バージョンに対する最新の翻訳が自動更新されるはずのものが更新されない状態になったり、停止後に自動更新が走って自身でアップロードしたオリジナルの翻訳ファイルが上書きされてしまうことがありますから、停止前に必ず翻訳ファイルのバックアップを取るようにしてください。
更新の制御をしているプラグインを削除するときは
WordPressの仕組みでは、プラグインの削除時には同時に翻訳ファイルも削除されるようになっています。
これは余分な翻訳ファイルの読み込みを避けることで少しでもパフォーマンスを上げようという措置なのですが、この動作は、Translating WordPress上で作成されたファイルなのかどうかを判断してはくれず、そのプラグイン用の翻訳ファイルと判断されたものはすべて自動で削除されます。
自身で作成したファイルを転送している場合にはそのファイルも削除されてしまいますので、プラグインを削除する場合には必ずバックアップを取るようにしてください。
既知の不具合について
本プラグインを有効化して、特定のプラグインの翻訳ファイル更新を抑制している場合でも、以下の場合に翻訳の更新が働いてしまう不具合があります。
- 本プラグインで翻訳の自動更新を無効にする設定をしているプラグインを停止する
- WordPressのプラグイン翻訳ディレクトリ（/wp-content/languages/plugins）の中にある1用の翻訳ファイルを削除する
- 1のプラグインを再有効化する
これは、本プラグインで使用しているWordPress組み込み関数の仕様によるもののようで、2の場所に該当プラグイン用の翻訳ファイルが存在しない場合には、プラグインの有効化と同時にこの組み込み関数での制限を無視してTranslating WordPressから該当プラグインの翻訳ファイルをダウンロードしてしまうためのようです、
回避策をいろいろと調べましたが有効なものが見つかりませんでしたので、本プラグインの仕様ということにさせていただきます。
プラグイン停止時に翻訳ファイルを削除していない場合にはこの不具合は発生しません（恐らく停止した時に翻訳ファイルを手動削除することはないかと思いますので、一様にこの不具合は発生しないととらえて大丈夫だと思います）
前述したように、この不具合は、停止→翻訳ファイルの削除→再有効化時のみに発生します。WordPressではプラグインやテーマを削除した際には該当する翻訳ファイルも削除される仕組みになっていますので、本プラグインを使用する／しないに関わらず、プラグインを削除する前には翻訳ファイルのバックアップを取るようにしてください
自動翻訳の抑制だけでない機能を持つ以下のプラグインもあります
本プラグインは指定したプラグインに対する自動翻訳更新を無効にする機能を持つものですが、以下のプラグインでは本機能と共に、管理画面上で独自の翻訳ファイルを管理し、それを強制的に適用させる機能を備えています。
FTPやサーバーのファイルマネージャーなどを使って翻訳ファイルを転送することが不安な方や管理が面倒と思われる方におすすめです。
※一部無効にする機能の動作に違いがありますので併せて確認の上使用ください
HA Disable Translation Updatesプラグインの利用規約
－－ 基本事項 －－
この規約は現在のものです。本規約は予告なく変更することがあります。
本プラグインは、現在、ダウンロードおよびすべての機能を無料で使用いただけます。
本プラグインはすべての機能について、最新のWordPressバージョンやPHPバージョンで動作し続けることができるよう更新をし続けていく予定ですが、どうしても対応できない機能については廃止、改変等を行うことがあります。
また、本プラグインの制作者である私に万が一のことがあった場合、または、本プラグインに致命的な欠陥が見つかり、修正が困難となった場合などには、予告なく配布・更新の停止をすることがあります。
本プラグインは、本公開サイト上でのみ、開発・動作検証を行っており、すべてのテーマ・環境において動作を保証するものではありません。
本プラグインのインストール、有効化、使用時に起こった貴サイトでの不具合や不都合に関しては補償等一切いたしません。
また、予告なく機能の仕様の変更、廃止を行う場合があります。
本プラグインの全ファイルは、GPL（GNU General Public License）が適用されますので、コードの改変や部分的な使用等を制限することはありませんが、再配布や販売等をする場合には以下を遵守いただく必要があります。
- プラグイン名、作者、不具合発生時の連絡先等の情報は必ず自身のものへ変更すること
- コード中のユーザー定義関数名、変数名等は必ず自身のものへ変更すること
- 再配布・販売をしたプラグインについては、一切の責任を配布・販売者本人が負うこと
本プラグインは、私自身が管理を行うサイト向けに作成したプラグインを配布しているものです。したがって、機能のリクエスト、改善提案、不具合対応の連絡は原則受け付けておりません。
－－ プラグインの更新について －－
本プラグインの更新については、公式リポジトリのプラグインのように、自動で通知が行われません。
また、メール等を使用して更新等を通知することもしておりませんので、定期的に本ページをチェックいただき、最新バージョンへの更新をしてください。
