購入いただいた翻訳ファイルをサイトへ適用させる方法についてご紹介します。
購入いただいたファイルには以下の形式のファイルが同梱されています。
- .mo形式のファイル
- .po形式のファイル
- .json形式のファイル(ファイル名の異なる複数のファイルが同梱されている場合があります)※1
- .l10n.php形式のファイル(同梱されていない場合があります)
※1 .json形式のファイルは必要な場合のみ同梱しています
これらを適切な場所へ転送することで翻訳が適用されるようになります。
転送方法としては大きく以下の3つの方法があります。おすすめ順に紹介していきますので貴サイトの仕様などに合わせて翻訳ファイルを適用してください。
FTPクライアントツールなどを使ってファイルを転送する方法
WordPressのプラグイン翻訳ファイルはサイトのインストールディレクトリの中にある「wp-content」を開き、「languages」→「plugins」を展開した場所にあり、そこに有効なファイルがあると翻訳される仕組みになっています(下図はFTPクライアントツールを使用して転送場所までを展開した例です)。

ご購入いただいたファイルをパソコン上で解凍した上で、FTPクライアントツールやサーバーのファイルマネージャーなどを使ってファイルを手動で転送します。
上記の画像にも書いているように、適切な転送場所には原則他のフォルダはなく、.po .mo .json .l10n.phpといった単独のファイルしか存在しないはずです。他のフォルダが存在する場合には転送する階層に誤りがある可能性があり、そちらへ転送しても翻訳は適用されませんのでご注意ください
この方法が基本となるのですが、以下のような留意点があります。
- 転送場所が間違っていることで翻訳が適用されない
- 直接ファイル転送を行うため、誤って必要なファイルを削除してしまったり、上書きしてしまったりする可能性がある
- WordPress公式翻訳ファイルディレクトリ(Translating WordPress)で翻訳の更新が行われサイトへ適用される度にファイルを転送して上書きする必要がある
購入したファイルが適用されないと連絡をいただく方のほとんどが1の転送場所の誤りによるものです。もしも適切に転送したのに適用されない場合には今一度転送先の確認をお願いします。
次に多いのが3の問題です。WordPressでは公式翻訳ファイルディレクトリ(Translating WordPress)で翻訳の提供を誰でも行うことができ、変更や編集が承認されると自動でサイトに適用(上書き更新)されるようになっていて、いつの間にか翻訳の内容が変わったり、翻訳されていたはずの文字列が未翻訳になったりすることがあります。
この問題を回避するため、以下のページにて任意のプラグインについて翻訳の自動更新を行わないようにするプラグインを用意していますので利用をご検討ください。
ただし、このプラグインを使用した場合でも100%翻訳の自動更新が止まる保証はできませんので、購入いただいた翻訳ファイルはパソコンなどに残していただくようお願いいたします。
以上が基本的な翻訳ファイルの適用方法です。
次項では、本サイトで無料提供しており、翻訳ファイルの管理をWordPressの管理画面上から行えるプラグインを紹介します。
ファイル転送ツールを使うことに慣れていない方や、より手軽に翻訳ファイルの管理をしたい方は導入いただくことをおすすめします。
HA Force Update Plugin Languageプラグインを使用して翻訳を適用する
本サイトで配布している無料プラグイン「HA Force Update Plugin Language」を使用する適用方法です。
このプラグインの仕様や使用方法については以下のページをご覧ください。
ご購入いただいた翻訳ファイルを解凍した後、上記リンク先ページで解説しているように、管理画面からファイルをアップロードするだけです。
前項の方法と比べ以下のようなメリットがあります。
- 手動転送の場合に発生する問題(懸念事項)が起こらない
- アップロードした翻訳ファイルはこのプラグインの設定画面上で削除しない限り保存されるので、パソコンにバックアップを取っておく手間がない
本プラグインを使うことで、サイトを管理する上で特に困る、いつの間にか翻訳が勝手に変わってしまうことが回避できますので是非導入ください。